魏の武将。雍州安定郡の人。胡奮・胡烈の父に当たる。
張既に見出されて魏に仕え、文武に優れ数々の武功を挙げたとされる。
またその戦歴は記録にあるだけでも対匈奴から諸葛亮の北伐迎撃、公孫淵の討伐、諸葛恪との戦い、毌丘倹・文欽の反乱鎮圧と各地の最前線を転戦しており、
現場の武人として大いに信頼・重宝されていたことが窺える。
後に司馬炎の側室として大いに寵愛を受ける胡芳の祖父でもあり、
また子孫たちは晋代以降、北魏・北斉の時代に皇后や側室を何人も輩出し、安定胡氏は外戚として幾度か隆盛を迎えている。
祖となる胡遵・胡奮・胡烈は無骨者の印象も強いのだが、実はこう見えて美形・美女の血筋なのかもしれない。