正史では正式に長沙太守に任命された孫堅によって討伐されたのだが、
なぜか演義では宦官による偽勅で孫堅の討伐軍が編成されたことになっている。
セリフや義勇ロードで大仰に名乗る『天地大将軍』は、以前は一部の文献で彼が実際に名乗っていたとされていたが、信憑性のある出典がはっきりしないためか、近年はあまり使われていない。
が、こういった御大層な肩書を名乗った人物は中国史上に少なく無く、同時期だけでも黄巾の乱を起こした三兄弟が「天公将軍」「地公将軍」「人公将軍」を自称したとされることは有名。
また区星同様に孫堅に討伐された観鵠という者は「平天将軍」を自称していたとされる。
極めつけは後の南北朝時代末期(中国の南北朝時代は五胡十六国の後、隋の前)の武将・侯景が宇宙大将軍を名乗っていたりする。