人物紹介 / 許劭

許劭 †

曹操を「治世の能臣、乱世の奸雄」と評した人物評論家。
字で「許子将」としてもよく知られる。
従兄には三世代目の三公という許相がおり実はかなりの名族の出であるが、その許相は完全に十常侍側の官僚であったため袁紹らのクーデターの際に誅されている。

若い頃は従兄の許靖とともに月に一度「月旦評」という人物批評を行っていた。
その影響は絶大で「彼に評価されれば出世し、評価されなければ没落する」とまで言われる程であった。
しかしその評価には私情が含まれることも多く、前述の許靖については仲が悪かったために全く評価せず、またあくまで儒教的な観点からの評価であるため過去にスネ傷のある太史慈を酷評したりもしている。

戦乱が激しくなると江東に避難し、揚州刺史となった劉繇に仕えるも、孫策に攻め滅ぼされて豫章へ落ち延び、そこで死去した。

ゲーム『三國志曹操伝』では序章で、潁川の戦いに向かう曹操の前に現れ、ゲームの操作方法のチュートリアルをしてくれる。
2周目以降はクリアしたルートの数に応じて仲間全体の初期レベルを上げてくれるのだが、『三國志曹操伝』のシステムとして、
『自軍の出陣しているキャラのLVに応じて敵軍のLVも変動する』という物があるため、迂闊に上げると難易度が向上してしまう羽目になる。
断ると初期の所持金を増やしてくれるので、LVは上げて貰わない方が無難である。
また、特殊アイテムを記録する『宝物図鑑』をフルコンプしていると、特殊アイテム50種を最初から全所持もさせてくれる。
こちらも断ると所持金を増やしてくれるが、赤黄ルート・青ルート両方を通らないと『宝物図鑑』のフルコンプは不可能なので、
素直に受けて攻略に有効活用した方が無難である。
一番のツッコミ所は、人物批評家であるはずの許子将が仙人顔負けの能力を持っていることそのものなのだが…