人物紹介 / 夏侯惇


夏侯惇

曹操の一族衆であり、曹操の旗揚げ期から仕えた最古参の将の一人。
現在は本作も含め「かこうとん」と読まれるが、かつては「かこうじゅん」と読まれており吉川英治版では「かこうじゅん」である。

カード裏の通り曹操からは同格扱いされたという点が有名だが、
これは魏建国の際、曹操が夏侯惇に『敢えて魏の官位を与えない』(曹操の臣下ではなく、対等の友人である)という別格扱いをしたとされる事から。
夏侯惇本人は身に余る扱いとしてこれを固辞し、後に魏の前将軍の位を受け取っている。
曹操が没すると曹丕によって大将軍に任じられ、魏のナンバー2という立場は明確になるが
ほどなくして曹操の後を追うように世を去った。

流れ矢で左目を失ったという記述は正史にも存在。
本人にとって隻眼になったことは大きなコンプレックスだったようで、夏侯淵と区別するために呼ばれた「盲夏侯」のあだ名を嫌っていた上、
鏡で自分の顔を見た際にキレてその鏡を叩き壊したりもしていたという。
気性の激しい猛将であったことは確かなようで、正史にも「武功が高い」と記されるが、
その軍功の具体的な記述は意外なほど少なく、軍の統括や領内の治安維持・災害対応など、
曹操軍筆頭武官としての軍政面で多くの功を残したことが知られる。

演義では激情家の猛将という部分が強調されており、徐栄や高順といった一流の武人を一騎打ちで撃退するほか、
呂布配下・曹性に左目を矢で射られると矢を眼球ごと引き抜き
「親から貰った体を捨ててたまるか!」と絶叫して眼球を飲み込んでしまい
驚愕する曹性をそのまま次の矢を番える暇も与えず返り討ちにするという、屈指のインパクトを誇る場面が有名。
その勇猛さゆえに、博望坡では李典の制止を聞き入れずに趙雲を深追いしてしまい、諸葛亮の火計にかかり大敗を喫している。

近年では『蒼天航路』や『真・三國無双』シリーズで付けられた「惇兄」という愛称でも知られる。

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