夏侯氏・夏侯姫などとも呼ばれる張飛の妻。
「夏侯月姫」の名は三好徹の著作『三国志外伝』でつけられた呼称で、史実での本名および字は不明。
カード裏には「見初められた」とあるが、実は「攫った」という説もあったりする。
しかも嫁いだとされる200年当時の年齢は14歳前後であったとされ、
少なくとも170年以前の生まれであろう(演義では167年生とされる)張飛とは、
20歳近く〜それ以上の歳の差があったことになる。
当時としては女性の14歳は十分に適齢期ではあるのだが、これを根拠に張飛ロリコン疑惑が囁かれることもあるとかないとか。
皇帝の義母という重要人物でありながら蜀の史書に彼女の記述は見当たらず、
「夏侯覇の従妹」なる女性の記述は「魏略」など魏視点の記録によるものである。
そのため、近年は「劉禅・張飛と夏侯一族の間に本当に関連があったのか」を疑う向きも一部で存在する。