人物紹介 / 黄祖


黄祖

劉表配下の大将で、江夏太守。ただし着任時期は定かではない。
孫堅を討ち取ったことから孫策・孫権の大敵とされており、
彼を討った馮則と云う者が、一介の騎兵でありながら史書にその名を記されているほど。

史書における彼の人物像は短慮・狭量・残忍にして凡庸な愚将であり、
・孫家との戦では基本的に敗戦ばかり
・息子・黄射が友人として連れてきた禰衡の悪口に怒って禰衡を殺害
・ならず者出身の甘寧が淩操を討ち取っても厚遇しなかったため、愛想を尽かされ離反される
といったネガティブイメージの強い事象ばかりが記される。
しかしながらこれらの記述の多くは彼を宿敵としていた呉視点、あるいは後の正統王朝である魏視点の史書によるものであり、
彼についてポジティブな記述がほとんど見当たらないのは仕方ないとも言える。
実際に孫策・孫権は江夏を領有するまでには至っておらず、守将としては十分な実力があったと推測される。
近年では一部の研究者および三国志ファンの間で、彼を再評価する動きもあるとかないとか。

演義では甘寧の手によって討ち取られ、自身が軽んじてきた人物からの意趣返しを食らう最期を遂げている。

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