最大士気の増減にかかわる条件および計略の性質について記載する。
最大士気については以下の2つの概念を定義する。
1に関しては、画面に表示されている数値そのものであり、説明はほとんど不要であろう。
周知のとおり、単一勢力で12、2勢力で9、3勢力以上で6がゲーム開始時の最大士気となり、以後、計略や兵書により増減する。
ちなみに、カードを登録せずに出撃した場合(0勢力)は最大士気0になる。
2に関しては、表面上の士気とはまったく別に内部設定されている数値のことで、デッキの勢力数に関らず 12 である。
表面上の最大士気がいくつであろうとも、同盟締結を繰り返せば、システム上の最大士気12まで増加させることができる。
堕落の舞いと希望の舞いはほかの士気増減計略と違ってこの数値を変更するため、多少特殊な増減法則を持つ。詳しくは後述。
分類 | 内容 | 増減幅 | 備考 |
兵書 | 同盟締結 | +1 | 兵略時に発動のため、1試合1度 |
計略 | 締結の戦略 | +3 | 効果終了時に増加、複数回可 効果中断時は無効 |
同盟締結 | +1 | 使用時増加(排出停止の武将のみ所持)、複数回可 | |
戦乱の○○ | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
戦乱の攻勢 | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
逆境の○○ | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
秘めたる神術(↑) | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
魔道開封 | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
玉璽の妖力 | -1 | 使用時減少、複数回可 | |
虚言流布 | -2 | 使用時減少、複数回可 | |
漢の大号令 | -3 | 使用時減少、複数回可 | |
漢王朝の腐敗 | +1〜-4 | 使用時減少、複数回可 いずれの効果になるかはランダム | |
傍若無人 | 0〜-12 | 効果中に敵を1部隊撃破ごとに-2 重複あり(6部隊撃破で-12) | |
堕落の舞い | -3〜-5 | 単一勢力で-5、2勢力で-4、3勢力以上で-3 重複あり システム上の士気に効果 | |
希望の舞い | +6 | 両軍に効果 重複あり?(要検証) システム上の士気に効果?(要検証) |
堕落の舞いはデッキの勢力数により一定数を減少させるものである。
ゲーム開始時の最大士気や、計略使用時の最大士気は関係がないので注意。
またこの計略はシステム上の最大士気を制限する。
デッキの勢力数 | 舞い前の最大士気 | 堕落の舞い後の最大士気 | |
表面上の最大士気 | システム上の最大士気 | ||
単一勢力 | 12 | 6 | 6 |
2勢力 | 9 | 5 | 8 |
3勢力以上 | 6 | 4 | 10 |
堕落の舞いによる制限は、通常の士気増減とは異なるため同盟締結の効果がなく、舞を潰す以外に取り戻す方法がない。
同盟締結で増やせる士気は通常の制限ぶんだけなので、最初から制限を受けている2勢力以上のデッキや、
途中で制限を受ける可能性がある戦乱計略入りデッキならばともかく、そうではない単一勢力デッキで堕落対策に入れても意味がない。
表面上の最大士気 = システム上の最大士気 + 士気増減量
士気増減量は、試合開始時の勢力数による制限と、試合中の計略による変化の合計である。
便宜上「増減量」と書いたが、実際には減少分しかカウントせず、その数値は-12〜0の範囲で処理される。
上記の幅を超えた変化をしたときには、打ち止めで無視され、累計はされない。
システム上の最大士気は、一律12である。これは舞い計略によってのみ変動する。
希望の舞い使用中のみ、この計算で出る表面上の士気の数値が13以上になることがあるが
しかしその場合は最大士気は12として扱われ、それ以上は溜まらない。
例1:2勢力デッキで開始し、堕落を舞われた。
システム上の最大士気=基本値12-堕落4=8
士気増減量=開始制限-3
よって、表面上の士気は8-3で5。
例2:例1の状態から締結の戦略を2回使い、士気を増やした。
システム上の最大士気=基本値12-堕落4= 8
士気増減量=開始制限-3+締結の戦略+6=+3
…となるはずだが、増減量はプラスにはならないのでオーバーした+3は無効となり、実際の士気増減量は0。
よって、表面上の士気は8+0で8。
例3:例2の状態から傍若無人を使って4部隊撃破した。
システム上の最大士気=基本値12-堕落4=8
士気増減量=例2の状態0+無人-2*4=-8
この例で、士気増減量のところは例2とあわせると-3+6-8だから合計して-5、というふうにはならない。
毎回その場で処理が完了する。累計して引き継ぐようなことはしない。
よって、表面上の士気は8-8で0。
例4:例3の状態から、別武将で堕落の舞いを撃破し無効化した。
システム上の最大士気=12
士気増減量=例3の状態-8のまま
よって、表面上の士気は12-8で4。
例5:例4の状態から、希望の舞いを使った。
システム上の最大士気=基本値12+希望6
士気増減量=例4の状態-8のまま
よって、表面上の士気は18-8で10。
例6:例5の状態から、傍若無人で4部隊撃破した。
システム上の最大士気=基本値12+希望6
士気増減量=例5の状態-8+無人-2*4=-16
…となるが、士気増減値は-12までしか処理されないので、-12で打ち止め。
よって、表面上の士気は18-12で6。
この状態でどれだけ士気ダウン計略を使っても、増減量は-12より下がらないので、最大士気は常に6がキープされる。
○: 開放されている最大士気
△: 表面上、開放されていない最大士気
×: システム上、開放されていない最大士気
△と×はどちらも開放されていない士気であり、見た目は同じ。
通常の士気の増減は、○と△のみの関係である。
例1:
○○○○○○ ○○○△△△ 最大士気9の状態(例:2勢力のデッキでゲームを始めたとき)
↓ 同盟締結を1回行う(△をひとつ、○に変える)
○○○○○○ ○○○○△△ 最大士気10の状態
↓ 戦乱の一番槍を2回使う(○を2つ、△に変える)
○○○○○○ ○○△△△△ 最大士気8の状態
堕落の舞いの制限は、○を×に変える制限である。
例2:
○○○○○○ ○○○△△△ 最大士気9の状態
↓ 堕落の舞いを踊る (2勢力の場合、○を4つ、×に変える)
○○○○○△ △△×××× 最大士気5の状態
↓ 同盟締結を2回行う(△を2つ、○に変える)
○○○○○○ ○△×××× 最大士気7の状態
↓ 堕落の舞いを解除する(雛が撤退、×4つが○に戻る)
○○○○○○ ○○○○○△ 最大士気11の状態
堕落の舞いの制限を、同盟締結で回復することはできない。
例3:
○○○○○○ ○○○○○○ 最大士気12の状態
↓ 堕落の舞いを踊る (単一勢力の場合、○を6つ、×に変える)
○○○○○○ ○××××× 最大士気7の状態
↓ 同盟締結を行う (△を○に変える効果だが、△がないので意味がない)
○○○○○○ ○××××× 最大士気7の状態(変化なし)
希望の舞いによる増加は、システム上の士気を増やす。
例4:
○○○○○○ ○○○△△△ 最大士気9の状態
↓ 希望の舞いを踊る (○を6つ底上げする)
○○○○○○ ○○○○○○ (○○○△△△) 底上げされて士気は現在15、ただし12として扱う
↓ 堕落の舞いを踊る (2勢力デッキの場合、○を4つ、×に変える)
○○○○○○ ○○○○○△ (△△××××) 最大士気は11
↓ 希望の舞いを解除する (底上げが消える)
○○○○○△ △△×××× 最大士気は5
逆境計略は、「試合中の最大士気の低下数」に応じて効果が上昇する性質を持つ計略である。
表面上・システム上のどちらの最大士気低下もカウントするが、試合開始時の低下分はカウントされない。
例1:2勢力デッキで開始した。(最大士気9)
→開始時の低下分はカウントしないので、低下数は0。
例2:単一勢力デッキで開始し、相手に堕落の舞いを舞われた。(最大士気7)
→システム上の最大士気低下はカウントするので、低下数は5。
例3:単一勢力デッキで開始し、戦乱を6回、締結の戦略を2回、戦乱を2回の順番で使った。(最大士気12→6→12→10)
→低下数は見た目同様の2。下げた分だけを数えて10、というような計算にはならない。
例4:2勢力デッキで開始し、戦乱計略を2回使い、相手に堕落の舞いを舞われた。(最大士気3)
→開始時の低下分3はカウントせず、堕落の分4と戦乱の分2はカウントする。よって低下分は6。
検証中問題:
2勢力デッキで開始し、計略の同盟締結を3回使用する。(最大士気12)
→ここから戦乱計略で最大士気-7以上としたとき、逆境にカウントする低下はいくつになるか?
→(Ver3.51BにてUC高覧で検証)最初に同盟締結3回使用後、戦乱計略で最大士気を12→3まで減少(最大士気-9)した後、逆境剛槍を使用したところ雷エフェクト発生せず(武力+1)。
→結論:例3同様な計算結果になっている模様(結果として最大士気-6)。よって2勢力以上での使用は完全に不可能