SR徐庶の侠者の陣法を中心に作られたデッキ。
計略効果は旋略で上の効果は敵計略ステルス号令、下の効果は広範囲落雷。
号令は癖が無く扱いやすいが、落雷は落ち方が違うため通常の落雷とは別物と考えた方がよい。
各効果の詳細は下記のようになっている。(Ver3.59)
まず上の号令だが、蜀おなじみの劉備の大徳と比べると士気が1重い代わりに計略ステルス効果が付与される。
計略ステルス効果は非常に有用で、赤壁の大火や大水計といった広範囲のダメージ計略や
離間の計、連環の計などの強力な妨害計略を恐れず、脳筋含む高武力編成での一点突破が可能。
武力+5と各勢力の君主英傑号令と同等なため、号令勝負に持ち込んでも互角以上に戦える。
また敵計略を恐れず密集できるため、精兵集陣や回復奮陣の恩恵を受けやすく、SR徐庶自身も人属性で相性が良い。
そして劉備の大徳との最大の違いは、号令の対象が勢力限定ではないという点であろう。
混色デッキを組むことも可能なため、柔軟なデッキ構築が考えられる。
R徐庶は名前被りで使えないため、対策を入れないと超絶強化に対処不能になるのも他の号令に同じである。
次に下の落雷だが、通常の落雷とは異なり範囲内の敵部隊すべてにダメージを与えるもので火計や水計と同系統である。
ただし基礎威力は低く、確殺を取れるのは大軍無しの知力1のみとなっている。
その代わり範囲が広いので、呂布ワラのような低知力武将が多いワラワラデッキには非常に効果的。
超絶強化対策としてのダメージ計略ではなく、兵力を消耗した敵集団を一掃する使い方が主になる。
デッキ編成についてはSR劉備(大徳)以上に癖が無いため様々なバリエーションが可能。
単色で組む場合、他国と比べ高武力槍兵の調達しつつ精兵集陣や回復奮陣と組むのが容易という長所がある。
混色で組む場合は群雄軍師禰衡の指鹿為馬と組み、広範囲馬鹿落雷という一撃必殺の切り札を用意する手もある。
計略の効果も含め、プレイヤーの創意工夫が試されるデッキといっても過言はないだろう。
ここでは主流として選択されるカードを一部記載する。
【コスト2.5】
【コスト2】
【コスト1.5】
【コスト1】
同名のためGR徐庶は使用不能。
ただ奥義自体がこのデッキに合わないため、それで困ることはないだろう。
軍師名 | 奥義1 | 評価 |
奥義2 | ||
SR諸葛亮 | 七星祈祷(天) | 本命はやはり精兵集陣。侠者と合わせれば計略ステルスの武力+7となる。 天属性を集める必要があるものの、七星も中々 |
精兵集陣(人) | ||
R龐統 | 兵力増援(天) | 七星祈祷を除くと蜀で唯一の兵力増援、これが欲しい場合には1択。 鉄鎖連環は範囲が狭く、上手く誘い込む必要がある。 |
鉄鎖連環(人) | ||
R馬謖 | 転進再起(天) | 転進再起は士気差を作ったり、カウンターの防止をしたり。 回復奮陣で敵陣に居座り続けるのも面白い。 |
回復奮陣(人) | ||
C糜竺 | 再起興軍(天) | ST軍師。蜀の再起興軍では最も効果が高い。 陣略は兵書『知力上昇』を採用すると擬似知力昇陣としても重宝する。 |
知勇兼陣(人) | ||
C法正 | 再起興軍(天) | 再起興軍に『速度上昇』の兵書が付くのが特徴。 長槍閃陣は侠者と合わせると短時間だが凄まじい破壊力を誇る。 |
長槍閃陣(人) | ||
R姜維 | 質実健攻(天) | 質実健攻は侠者と計略ステルス効果が被るのでいまひとつ。 蜀で唯一の兵軍連環を持つのでそちらがメインになるだろう。 |
兵軍連環(人) | ||
SR黄月英 | 車輪閃攻(天) | 人属性の再起興軍持ちでさらに『速度上昇』の兵書も付く。 車輪閃攻は武力を上げさらに車輪と、痒いところに手が届くようになっている。 兵書『神速攻勢』もつくので騎兵も槍兵のサポートがしやすい。 |
再起興軍(人) |
軍師名 | 奥義1 | 評価 |
奥義2 | ||
R禰衡 | 兵力増援(天) | 指鹿為馬からの侠者の陣法は相手中知力をも撤退に追い込む。 属性が蜀と合わないため群雄地属性武将の選択が必要になる。 |
指鹿為馬(地) |
ここでは侠者の陣法の上効果(号令)を主とした編成について記載する。
基本は英傑号令と同じような編成になることが多いが、真っ向から号令勝負で戦っても士気差の不利が付いてしまう。
また、一般的な号令の例に漏れず、天下無双などの単体超絶相手に一方的に破れることが考えられる。
このため、前者に対するためには下記をそれぞれ考慮した編成が好まれる。
‐計略ステルスを活用するため知力を気にしない脳筋高武力アタッカー
‐同じく計略ステルスを活用し密集して恩恵を受けれる各種陣略
‐武力を維持しつつ侠者の陣法の消費士気を補える魅力持ち
また、後者に対するには他のデッキのように裏の手として超絶強化対策の計略要員を仕込む事が肝要である。
なお、敵計略に対して強力な耐性を持っているとはいえ、あくまでも号令中の話である。
号令前に密集し、主力脳筋武将に纏めて妨害計略/ダメージ計略を先撃ちされると即崩壊に繋がるため、
ただ前に押し出して号令すればいい、という訳ではない事に注意してラインの上げ下げに気をつけよう。
号令前の脳筋アタッカーが連環の計など受けると特性を活かした編成が完全に裏目に出る結果となる。
さらに、素武力の差だけでは対処しきれない、決起の大号令・桃園の誓いのような超絶号令も存在する。
漫然と衝突するだけでは全滅は必至なため、効果時間差や準備の煩雑さなど、それぞれの弱点を正確に把握する必要がある。
上記の事から、アタッカーとしての高武力要員、裏の手となる計略を1つないし2つ、
さらに相手の戦略を崩すための強化や妨害を組み込めると安定することとなる。
それぞれ基本的な事ではあるが、幸いキーカードのSR徐庶がコスト2なので選択肢は柔軟に用意できる。
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
SR徐庶 | 蜀 | 2 | 騎 | 人 | 伏/募 | 6/9 | 侠者の陣法:7 | 【旋略】↑:範囲内の味方の武力が上がり、敵の計略の対象にならなくなる。 ↓:範囲内の敵に雷によるダメージを与える。 ダメージは互いの知力で上下する。 |
R魏延 | 蜀 | 2 | 槍 | 天 | 募 | 8/5 | 大車輪戦法:4 | 自身の武力が上がり、全方向に槍の無敵攻撃を行う。 |
R張苞 | 蜀 | 2 | 槍 | 人 | 醒/勇 | 8/1 | 仁王再臨:6 | 自身の武力が上がる。 さらに範囲内の敵は自身に向かってくる。 |
UC周倉 | 蜀 | 1 | 槍 | 人 | 勇 | 4/2 | 強化戦法:4 | 自身の武力が上がる。 |
UC張姫 | 蜀 | 1 | 騎 | 人 | 魅 | 2/6 | 受け継ぎし落雷:5 | 範囲内に1本の雷を落とし、いずれかの敵に雷によるダメージを与える。 ダメージは互いの知力で上下する。 |
総武力28(29) | 総知力23(24) | 天2人6 | 槍3騎2 | 魅1伏1勇2募2醒1 | ||||
22211の蜀単武力重視型。 総武力はかなり高くしているため侠者の効果も相対的に高くなる。 その分知力を犠牲にしているので開幕の伏兵掘りは慎重かつ確実に。 |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
SR徐庶 | 蜀 | 2 | 騎 | 人 | 伏/募 | 6/9 | 侠者の陣法:7 | 【旋略】↑:範囲内の味方の武力が上がり、敵の計略の対象にならなくなる。 ↓:範囲内の敵に雷によるダメージを与える。 ダメージは互いの知力で上下する。 |
R張飛 | 蜀 | 2.5 | 槍 | 人 | 勇 | 10/2 | 挑発:3 | 範囲内のすべての敵が自身に向かってくる。 |
R趙雲 | 蜀 | 1.5 | 槍 | 天 | 醒/魅/勇 | 5/4 | 旋風の槍術:5 | 自身の武力の移動速度が上がり、大車輪状態になる。 さらにカード回転させると一定時間武力と車輪の範囲とダメージが大きくなる。 ただし自身の受ける武力によるダメージが大きくなる。 |
C夏侯月姫 | 蜀 | 1 | 槍 | 天 | 魅 | 2/7 | 落雷:6 | 範囲内に3本の雷を落とし、それぞれいずれかの敵に雷によるダメージを与える。 ダメージは互いの知力で上下する。 |
C廖化 | 蜀 | 1 | 騎 | 人 | - | 3/4 | 奮激戦法:3 | 自身の武力が上がりさらに兵力が回復する。 |
総武力26(27) | 総知力26(27) | 天2.5人5.5 | 槍3騎2 | 魅2伏1勇2募1醒1 | ||||
コスト2.5武将を採用し、当たりを強くした型。 総武力は上記のデッキほど高くないが挑発があり、知力も高い分対応力と安定感は高いだろう。 |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
SR徐庶 | 蜀 | 2 | 騎 | 人 | 伏/募 | 6/9 | 侠者の陣法:7 | 【旋略】↑:範囲内の味方の武力が上がり、敵の計略の対象にならなくなる。 ↓:範囲内の敵に雷によるダメージを与える。 ダメージは互いの知力で上下する。 |
R張飛 | 蜀 | 2.5 | 槍 | 人 | 勇 | 10/2 | 挑発:3 | 範囲内のすべての敵が自身に向かってくる。 |
R張苞 | 蜀 | 2 | 槍 | 人 | 醒/勇 | 8/1 | 仁王再臨:6 | 自身の武力が上がる。さらに範囲内の敵は自身に向かってくる。 |
UC厳顔 | 蜀 | 1.5 | 騎 | 人 | 勇 | 6/3 | 奮激戦法:3 | 自身の武力が上がり、さらに兵力が回復する。 |
総武力30(31) | 総知力15(16) | 人8 | 槍2騎2 | 伏1勇3募1醒1 | ||||
武力重視の4枚型。 人属性8コストを生かして回復奮陣などの陣略を絡めて戦うデッキ。 アタッカーの知力が低いため、ダメ計妨害超絶相手の立ち回り面での対策は必須。 |
侠者デッキ相手にまず行うべきは、奥義の予想である。
相手が無難に再起系を選んでいればそれほどの問題は無いのだが、
精兵集陣や回復奮陣。指鹿為馬だとパターンに入られると厳しい。
開幕から中盤までの相手の動きを見て予想はしておこう。
上の効果である号令を相手をする上で最も厄介なのが計略ステルスだろう。
妨害計略やダメ計を中心に据えたタイプのデッキならばそれだけで詰みかねない。
妨害、ダメ計は先撃ちにするか、侠者の効果切れのタイミングを狙えばいい。
ただし後者の場合、侠者の効果時間である8cを耐えなければならないのでそれは注意。
士気の割に武力+5なので桃園の誓い、天啓の幻、暴虐なる覇道などの武力上昇値の高い号令、
もしくは天下無双などの単体超絶強化ならば蹴散らせる事も可能だが相応のデメリットにも注意。
ただし侠者デッキは、計略ステルス効果を利用した高武力編成が多いので、
下手な編成だと打ち負ける可能性もあるのでそれは留意したい。
また士気7と重いこともあり、士気12から撃ったとしても士気5しか残らないので、
号令後の絡め手が少ないのもこのデッキの弱点だろう。
脳筋が多いこと逆手にとり、伏兵を温存しておくのも一手ある。
下の落雷は威力が低いので、高知力編成ならば恐れることはないが、
呂布ワラなどの低知力が多いデッキは要注意。
また上記のように指鹿為馬との隠し玉もあるので武将は蜀のみでも油断は禁物である。