大分県出身の漫画家。
エニックス(現:スクウェア・エニックス)が発行していた『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』に2巻から参加し、独特のシュールなギャグで人気を博す。
『魔法陣グルグル』では、シュールなギャグの中に時折「ホロリ」とくるエピソードを混ぜてくるあたり、彼の非凡な才能を感じさせた。
代表的なエピソードとして、「きりなしの塔」で見つけた「冒険者ラカンの日記」の著者である老人と、主人公・ニケたちは気付かずに出会いきりなしの塔での冒険を語り、そしてお互い別れるのだが、ニケたちが去った後老人、すなわちラカンが自分の過去の冒険が今に生きるニケたちを助けきりなしの塔を攻略するに至ったことを知り、「自分の冒険は無駄ではなかった」と思う一シーンが挙げられる。
グルグルの連載終盤のころには後に『鋼の錬金術師』の作者となる荒川弘をアシスタントとして雇っており、漫画のノウハウを伝授していた。
また、「NICK-Q」名義でDJとしても活動している。
(ちなみにコナミやSCE、フロムソフトでゲームミュージックを手掛けた実弟・衛藤英幸もDJ活動をしている)