メタる


用語集

メタる

特定のデッキ・カードを想定して、その対策をすること。
「メタゲーム」の動詞形。TCG用語。

「メタゲーム」の「メタ」とは「高次元の」を意味し、ゲーム内の戦術(立ち回り、テクニックなど)より高次の段階、
すなわち「デッキ構築段階からの戦略」のことを指す。
対戦する可能性が高いデッキ(=流行しているデッキ)に対して有利になるカードを採用したり、
さらにそのようなカードへの対策となるカードを採用する、というようなことを意味する。

本来の「メタ」は上記のように「高次の」というだけの意味だが、「メタゲーム」の略語として使われることも多い。
表題のように「メタる」と動詞化して使ったり、「メタを読む」というように「環境」の意味で使ったり、
「メタデッキ」「メタカード」というように「(環境を読んだ結果としての)対策」の意味で使うことも多い。

メタゲームの変遷の例:
1. 忠義デッキ全盛の時代、総合力で押してくる忠義デッキに対する対策として、圧倒的な爆発力を持つSR呂布が注目を浴びた。
2. それへの対策として、忠義デッキ側は呂布をピンポイントで撃破できる落雷持ち武将を採用することが多くなった。
3. さらにそれに対抗するため、呂布側は落雷で撤退させられた呂布をすぐに復活させられるC張魯を採用し始めた。

特別に意識せずとも、大なり小なりほとんどのプレイヤーはメタゲームに則ったデッキ構築を行なっているはずである。
このデッキは騎兵多めのデッキ相手だと辛いから連環持ちの軍師にしよう、という程度でも立派なメタ行為である。
その考えを一歩推し進めて、現在の環境を意識したデッキ構築ができるようになると、三国志大戦がより面白くなるだろう。

メタゲームで想定する相手は、多くの場合「その時点で流行しているデッキ」であるが、
店舗大会など対戦相手が想像できる場合には「特定プレイヤーが使うデッキ」であることも多い。

サイドボード(デッキの他に事前に用意しておく、デッキ内のカードと入れ替えしてよいカード)が使える大会の場合、
特定相手に滅法強いが普段は採用がためらわれるようなカードをサイドボードに準備しておけるので、さらに熾烈なメタの読み合いになるだろう。

メタを深く読むことは重要だが、流行デッキとそれに対する対策、それに対する対策、その対策に対する対策…と、際限なく考えすぎるときりがない。
そういうときは逆に、メタ読みを放棄して、余計な対策を考えずにデッキ本来の強さを生かした普通の編成にしてみるのもひとつの手かもしれない。

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