カードリスト:袁


カードリスト:袁

○各兵種がバランスよくそろった勢力。全勢力の中で唯一コスト1.5武力6が3兵種揃っている。
○蜀と同じく、騎馬・槍が多めで募兵持ちも多数。
○部隊数が多いほど武力が上昇する計略と士気バック機能付き計略、士気が多いほど武力が上昇する計略が、この勢力の特徴。
○士気数に気を配りながら、総合武力で圧倒していく戦法となる。
○攻城兵6人を擁する大攻城兵勢力。さらにそれらを一瞬にして復活させ、移動速度まで上げる計略も備える。
△水計火計、挑発や浄化封印等の他勢力の得意計略も揃える。但し計略範囲が特殊だったり計略持ちのスペックはやや劣る。
●コスト3が存在しない。コスト2、コスト2.5層も薄い。
●とにかくカード数が少ない。新しいデッキパターンを生み出すのが困難。
●主戦力で高知力な武将が少なくダメージ計略・妨害などに極めて脆弱。
●コスト1枠の武力面がやや貧弱。

士気が多いほど威力の増す強化計略は、士気が最大でないと大きな効果を期待できないので、そこまで持っていくための高度な戦術が必要。

現在のトレンドとしては、
隙無き攻勢デッキ(士気バック中心)
栄光デッキ(しばしば隙なき攻勢を含む)
爆進デッキ(かつてはネタだったが、今はかなりまとも)
大量生産デッキ(一見ネタだがかなり凶悪。)
の四つがある。

【袁001】UC袁術

武将名えんじゅつ こうろなし
袁術 −公路−袁紹の弟。名門・袁家の嫡男として声望を集め、大軍勢を率いた。しかし孫策から伝国の玉璽を奪い、自ら皇帝を名乗ったために人望を失う。劉備と戦って大敗して、袁紹のもとへと逃亡する途中、蜂蜜が食べたいと呟きながら、血を吐いて死んだ。

「ヒヒヒ、わしが皇帝。皇帝なのだ……」
コスト1
兵種弓兵
能力武力1 知力4
特技防柵 募兵
計略偽帝の勅命戦場で最も武力の大きい味方の武力が上がり、兵力が徐々に減っていく。
必要士気3
戦器宝物 偽帝の玉璽最大兵力UP
Illustration : 原友和

我等が成皇帝、袁術陛下が弓兵+募兵付きで帰ってきました。
計略対象になった味方の兵力減少量は8割減とあいかわらず。
戦器や計略の効果で兵力が100%を越えている味方に使うなら、時には何とかしてくれることも…あるのか?
袁単なら蹋頓に計略を掛ければ、少しは兵力減少のデメリットが気になりづらいが…
それでも士気3で使える自爆計略と思えば、そこそこ使っていける。
袁術一人にして使うこともできるので、使い所を間違えなければそれほど悪い計略ではない。
ちなみに群雄伝では彼専用の音楽があったりする。


裏面テキストにあるとおり彼は皇帝を名乗ったが、そのとき自らの国の名を「成」とした。(正しい国名は「仲」だが読み間違いの成の方が広く知れ渡ってしまっている)
袁軍使いの人の称号「征成覇王」「成皇帝」の語源である。
戦器の「偽帝の玉璽」は孫策から奪った伝国の玉璽であるが、これはR孫堅の戦器でもある。


【袁002】SR袁紹

武将名えんしょう ほんしょ吼えろ名門
袁紹 −本初−曹操と覇を争った、名族出身の君主。堂々とした風貌で、若い頃からリーダー的存在であった。その血筋と実力から天下の声望を集め、名立たる名士を配下とし、圧倒的な戦力で曹操との決戦に挑むも敗れた。

「ふあ―っはっはっはっ!兵力、名声、血筋っ!全てに勝る我に敗北はなぁぁぁぁぁい!」
コスト1.5
兵種槍兵
能力武力5 知力5
特技魅力 募兵
計略大兵力の大爆進範囲内の味方の武力が上がる。その効果は対象となる部隊の数が多いほど大きい。
必要士気6
戦器武具 至宝「黄金剣」計略時間UP 最大兵力UP
Illustration : 島本和彦

「ハーッハッハッハ!!」
こちらの殿は主に6枚以上もしくは2色以上向け。
今回新たに募兵が付き、短時間計略だった大爆進の効果時間もほんの気持ちだけ長くなった模様。
戦器の黄金剣装備で7カウントもつので、ようやくSRらしい活躍を見込める。
さらに範囲も拡大し、足並みを揃えやすくなった。
武力上昇は範囲内の部隊数+1。7枚での武力+8が最大だが、5枚時の+6でも英傑号令以上であり十分強い。
檄文や多勢の攻め、烏巣の断末魔や隙なき攻勢などと組み合わせるとさらに強烈。桃園の誓いとも張り合えたが
Ver2.10になり相棒のR田豊の計略に手痛いメスを入れられてしまいかなり苦しくなってしまった。
しかしそれも最盛期と比べてであり、まだまだ死滅したわけではない。
制約が部隊数のみで勢力を選ばず、かつペナルティもない強力号令をもつ1.5コスト魅力募兵槍としてしぶとく生き残っていくことだろう。

余談だが、彼の号令は英傑号令ながら、知力依存度が他の英傑号令よりも強い。 その為教え爆進等も有効である半面、知力低下中には「英傑号令だから」と安易に打てない事を追記しておく。

【袁003】R袁紹

武将名えんしょう ほんしょ高貴なる血統
袁紹 −本初−名門・袁家の出身で、曹操とは共に学問を学んだ幼馴染。反董卓連合軍の盟主をつとめた。董卓死後は、名門の力を利用して、河北に強大な勢力を持ち、曹操と対立したが、天下分け目の官渡の大戦で曹操に敗れ、天下統一を前にして失意のうちに病死した。

「孟徳、若き頃からの因縁、決着をつけようか!」
コスト1.5
兵種騎兵
能力武力5 知力5
特技魅力 募兵
計略栄光の大号令範囲内の味方の武力が上がる。その効果は士気ゲージ量が多いほど大きい。
必要士気6
戦器宝物 宝杖「大黄金」計略時間UP 最大兵力UP
Illustration : TOHRU

「我が軍の力に仰天せよ!!」
SRと同様に募兵が追加、更に号令の必要士気DOWNで使いやすくなっている。
士気12からの号令は武力+8。さらに隙無き攻勢をかけると+11にもなり、
真っ向からの武力勝負ならば太刀打ちできる計略はほとんど存在しない。
忠義大徳さえも正面衝突で堂々と打ち破ることができるが連環など、妨害計略や兵法で対処されやすいので注意。

ver2.01になり計略効果時間が6.5c→8cと、劉備の大徳、覇者の求心と同等程度に上昇。
攻めが若干楽になったものの、号令全体にテコ入れが入ったVer2.10になり効果時間が7Cに短縮。
とはいえ号令全体の時間が短縮されたので特に問題はなさそうである。
むしろ問題はR田豊の弱体化により士気を溜め辛くなったことであろう。
Ver2,10時代は袁軍が苦手とする妨害計略や低士気の刹那計略が暴挙を振るい、袁軍全体が衰退していたが
妨害使いが減ったこと、さらに戦闘において武力依存が高くなった事もあわさり使用率が上がってきた
しかし武力低下の妨害使いが減った反面、苦手なダメ計使いやガン守りデッキが出始めているが…殿の軍勢の明日はどっちだ?


【袁004】UC於夫羅

武将名おふらなし
於夫羅南匈奴の単于。鮮卑討伐で匈奴兵が徴発された際、統率者として参朝したが、その際に反逆者に自国を奪われ、帰る国を失った。流浪の軍となった於夫羅達は、霊帝死後、天下の混乱に乗じて数千騎の盗賊団となり、太原・河内などの諸郡を荒らしまわった。

「おのれら弱き者は、我ら強き者のために在るのだ!」
コスト1
兵種騎兵
能力武力3 知力3
特技なし
計略多勢の攻め武力が上がる。その効果は戦場にいる味方部隊の数が多いほど大きい。
必要士気4
戦器馬 北方雄馬突撃発動UP
Illustration : Wolfina

排出停止の袁兄弟に代わって登場したコスト1騎兵。袁兄弟より知力が1低いが、計略はネタではなくなった。
8枚デッキに組み込む事で最大武力+10に出来る。

能力値がコストにやや見合わない為か、戦器に恐ろしいまでのテコ入れがなされており、
ほんの数秒動かすだけで突撃状態になると言う、全カード屈指のフットワークを見せる。
どれ位早いかと言うと、発生UPの戦器無し武将が2回突撃するまでに、3回突撃して4回目のオーラを
纏う直前までいけるくらいに早いのでMAX栄光や大驀進などでなにかしら武力をあげてやれば
とんでもない速さで敵部隊を殲滅でき・・・

たのだが、どうやらver2.11より再調整を受けた模様。残念ながら楽進やSR文醜の突撃発動率と大差なくなってしまった。
代わりと言っては何だが、上級戦器の効果として新たに攻撃力upが付加される事になったため、
そちらが手に入ってからが本領発揮となるだろう。


テキストを読むとただの盗賊かと思うが、匈奴の単于で独立勢力として各地を流転し、
袁術に付いて曹操と戦い、蔡文姫をさらって息子の妾にした人。
北方三国志ではこっそり出ているものの他の作品では彼に言及しているものは少ない。
しかしながら黄巾の乱に便乗したかと思うと董卓討伐軍に参加したり、都から逃れた献帝を保護したりと、
前半の転換点にはことごとく顔を出す。
さらに、後に孫が西晋を滅ぼし皇帝にまで登りつめたという、実は袁家に負けず劣らずの名門の祖である。

【袁005】R顔良

武将名がんりょうなし
顔良文醜と並ぶ袁紹配下の猛将。曹操との戦いでは、先鋒を務め、曹操軍の魏続、宋憲を一撃で討ちとり、さらには援軍の徐晃をも破った。しかしそのころ曹操のもとにいた関羽と戦い、一騎討ちに敗れて討たれた。

「ふふふ、曹操軍の将、どれも物足りん。このまま曹操の素っ首、頂いて帰ろうか!」
コスト2
兵種騎兵
能力武力8 知力3
特技勇猛
計略先陣の誉れ武力が上がる。さらに効果終了時に士気が上がる。(撤退や計略による効果消滅のときには上がらない)
必要士気5
戦器馬 金鞍鉄騎突撃ダメージUP
Illustration : 伊藤サトシ

通称「イケメン」(名前を読んで字の如し)。
Ver2.10前までは、コスト2.5以上が存在しない袁軍におけるエースアタッカーだった男。
だが、2.1になってからも変わらず哀軍のエースアタッカーとして不動の地位を得ている。
先陣の誉れは実質士気1で武力13になる強計略。相手に対処能力がなければ延々と発動し続けられる。
全軍でのぶつかり合いにおいては過信はできないが、消耗戦になった時に武力13の馬が延々と暴れる強さは筆舌に尽くしがたい。
戦器を手に入れば、さらなる強化が見込める。
相変わらず一騎討ち発生率も高めなので、運良く高コストの号令持ちを討ち取る事が出来れば、戦局が一気に傾く。
武力面では頼もしい事この上ないが、脳筋なのも相変わらずなので伏兵やダメ計には十分注意。
ダメ計を喰らうにしても、先陣の誉れ中でない時に焼いてもらう等、細かな気遣いをする事で勝率UPに繋がる。
先陣の誉れは、士気が帰って来るからこそ強計略だということを忘れてはならない。
士気を回収し損ねた誉れは、武力上昇5、必要士気5の強化戦法でしかないのだ。

【袁006】UC麹義

武将名きくぎなし
麹義袁紹軍の武将。長く涼州に滞在し、そこで羌族の戦法を習得。その後、先陣を努めた公孫瓉との戦いで、その戦法をいかんなく発揮し、わずか八百騎で公孫瓉自慢の白馬陣を突き崩した。しかし戦功を鼻にかける高慢な性格のため、袁紹にあまり好かれていなかった。

「天才の私以外にこんなことできる人間はいないね」
コスト1
兵種槍兵
能力武力3 知力3
特技なし
計略多勢の攻め武力が上がる。その効果は戦場にいる味方部隊の数が多いほど大きい。
必要士気4
戦器武具 一対槍迎撃ダメージUP
Illustration : 仙田聡

於夫羅の槍兵バージョン。
彼との違いは兵種と戦器のみなので、デッキに合わせて使い分けよう。
フレーバーテキストと計略内容が正反対なのは多分SSQ。
槍単デッキで彼に落城させると中々いい気分になれる。

於夫羅同様、能力が今ひとつコストに見合ってないためか戦器に大きなテコ入れがなされており、
彼で騎兵の迎撃に成功すると、とんでもないカウンターダメージを与える事が出来る。
ちなみに、迎撃にも武力依存が高くなった現Verにおいても同武力で迎撃を取るより2割以上もダメージがデカイ
檄文で釣った相手を陳琳その物で迎撃せず、麹義の所まで連れて来る戦法も考えられるが、
そこまでの余裕があるかどうかは状況次第である。


袁紹軍の中でもトップクラスの戦巧者で、顔良・文醜よりも上の立場にいた人物。
彼が公孫瓉を破った戦術は、対騎馬隊戦術の手本として西洋にまで伝わったと言われている。
が、裏書きの通り高慢な性格であったようで、官渡の戦いの前ごろに粛清されてしまう。
袁紹軍最大の見せ場に不在だったためか、演義では趙雲初登場シーンの噛ませ犬という役回りにされてしまった。

【袁007】C許攸

武将名きょゆう しえんなし
許攸 −子遠−袁紹の幕僚。若い頃から袁紹、曹操と交友があった。官渡の戦いで袁紹を裏切って、貴重な情報を持って曹操に下り、曹操を勝利に導いた。だが、あまりにも傲慢だったため、腹を立てた許チョに切り殺されてしまった。

「この私のおかげで袁紹に勝てたのだ」
コスト1
兵種攻城兵
能力武力3 知力6
特技連計
計略香車戦法移動速度が上がる。ただし効果中は強制的に前進する。
必要士気2
戦器書物 密書計略時間UP
Illustration : 仙田聡

袁家に追加された攻城兵その1。奇襲・攪乱担当。

計略は香車戦法のその名が示すとおり敵城へとまっしぐらに突進していく。
速度上昇は3倍であり、オーラ騎兵でも追いつけない速度にまで早くなる。

城内、あるいは悪地形の前で虎視眈々と敵城を狙わせるのが基本的な運用法。
全軍で攻めてしまうと端抜けで攻城を狙われるため、彼が生存しているだけで相手は一斉攻城できなくなる。
もしもまとまって進軍してくれば、兵法連環や檄文などの移動コントロールとあわせて使うことでほぼ確実に一発入れられてしまうだろう。

さらに外伝速軍や大量生産など他の移動速度上昇を重ねれば4倍速になり、神速騎兵でなければ追いつけない速度に。
また計略で強制前進できるため、計略を使っていない状態でなら挑発で引っ張られようともそのまま前進して攻城できるので
ひきはがそうと思ったら挑発2度掛けをしなければならない。

そして言うまでも無く、彼の攻城が一撃でも入れば戦況がひっくり返りかねない事態になる。
そのため士気2で神速計略や兵法連環、ダメージ計略を誘えたり、攻め寄せてきた敵軍を分散させるための挑発のような運用もできる。

ほかにも伏兵反計を狙う程昱を同じ士気だけ使わせ掘り起こしたり、こちらのキー計略使いを睨む荀彧に
反計を狙わせ、士気損を誘ったり、などただの攻城兵とは思えない活躍を見せる。

……何というか某メガネっ娘攻城兵使いが暴動を起こしそうなスペックである。

ただしこれらは、相手が完全に守りに入っている状態ではほとんど機能しない。
攻めにこられたとしても1部隊を守備につかせていればほぼ防げてしまう。
3倍速といっても直進しかできず本人の耐久力もさほどでもないため、部隊を戦場横いっぱいに布陣されても苦しい。
攻城兵は乱戦による速度低下が大きいので、いったん追いつかれると3倍速でもなかなか振り切れないのだ。

メインで狙うべきものではなく、あくまで奇襲であることを認識しよう。

主君を裏切って魏に味方した武将の証・・・といわれた連計だがVer2.1になりそういうことでもなくなった模様。
袁軍にも連計持ち計略使いが追加されたのでもっと活躍できるか?

実際の将棋のように端から攻めるか、正面突破を狙うか、あるいは囮にするか…
プレイヤーセンスが大きく問われるカードであろう。

【袁008】UC紀霊

武将名きれいなし
紀霊袁術配下の武将。重さ50斤の三尖刀の使い手。袁術討伐に出撃してきた劉備軍と戦い、関羽と一騎討ちをして引き分けた。だが袁紹の元に落ち延びる袁術を護衛していたときに、劉備の奇襲を受け、張飛に馬から叩き落とされて斬り殺された。

「我が名は紀霊!一騎討ちを所望いたす!」
コスト1.5
兵種騎兵
能力武力6 知力4
特技募兵
計略多勢の攻め武力が上がる。その効果は戦場にいる味方部隊の数が多いほど大きい。
必要士気4
戦器武具 三尖刀最大兵力UP
Illustration : 広瀬総士

知力+1、募兵追加に加え、伏兵が弱体化したのでUC張郃と並んでレギュラー候補となった。
実は武力6の1.5コス騎兵では唯一の特技持ち…だった(ver2.1でC周旨が登場)、といっても募兵なのはご愛嬌。騎兵とは合わない特技とされているが
あると無いではやはり違うのでこれからは戦況が落ち着いたら安全圏で募兵を行う作業も必要になる。
計略は一見地味だが、上昇武力が味方部隊の数+2なのでわりかし強い。
大爆進と一緒に使うとトンデモない武力に上がる。ぜひ一度お試しあれ
「一騎討ちを所望いたす!」と言うわりには勇猛も無く、返り討ちにあうこともしばしば。


なぜかVer2.1になり声が変更され、なんだか粘っこい声になっている。


【袁009】C高覧

武将名こうらんなし
高覧袁紹の武将。淳于瓊と共に、魏の孔融に袁紹軍の要注意人物に挙げられた。官渡の戦いでは、曹操の本陣へ奇襲を試みたが、逆に烏巣の食料基地を襲撃され大敗。その敗戦の責任を、郭図になすりつけられたのを知り、張郃と共に曹操に降った。

「目指すは本陣!一気呵成に突き進むのみ!」
コスト1
兵種槍兵
能力武力3 知力3
特技なし
計略一番槍武力が上がる。さらに効果終了時に士気が上がる。(撤退や計略による効果消滅のときには上がらない)
必要士気3
戦器防具 攻城戦盾弓兵防御UP
Illustration : YOOTH

前Verで何をしたわけでもないのに勇猛を削られた武将。
於夫羅や麹義と言い袁家のコスト1武力担当全体は全員冷遇されているような…?
麹義と陳琳が同枠のライバルだが、SR殿と相性がいい麹義や、広範囲挑発使いの陳琳と違い
高覧の計略は使いどころが全くないので彼をデッキに入れる理由はよほど強い理由が求められる
一番槍を使ったところで武力5では、撤退時のリスクが大きすぎるのだ。せめて勇猛さえ残っていれば…。

彼も於夫羅や麹義同様、戦器の効果が三国一であり、武力差2の弓兵と互角に殴り合えるくらい効果が高いのだが
低武力槍兵が進んで弓兵に喧嘩を売りに行く事もそうそうないであろう。
二枚看板や紀霊を走らせれば済む事である。

ただし上級戦器がある場合は別。素で武力4の槍とも互角以上に渡り合える様になり、
計略を使えば武力6〜7の槍と互角、弓兵相手ならば武力7〜8とまでやり合えるようになる。 コスト1槍に戦闘力を求めるならぜひ。


一緒に魏に降った張郃とはえらい扱いの違いである。顔良、文醜死亡後の袁家筆頭武将なのに随分な能力値。

【袁010】UC淳于瓊

武将名じゅんうけい ちゅうかんなし
淳于瓊 −仲簡−袁紹配下の猛将。元は曹操や袁紹と並び、エリート集団・西園八校尉のひとりであった。官渡の決戦で兵糧を守っていたが、曹操軍に奇襲され兵糧庫を守りきれず、袁紹軍の敗北を決定付けた。最後は、曹操に「勝敗は天にあり」と毒づき、顔を削がれて殺された。

「おのれ曹操、この恨み忘れんぞぉぉぉ……ウグッ」
コスト1.5
兵種槍兵
能力武力6 知力3
特技募兵
計略うそう
烏巣の断末魔
武力が上がる。その効果は士気ゲージ量が多いほど大きい。効果中に撤退すると、自軍の士気が0になる。
必要士気4
戦器武具 象鼻刀迎撃ダメージUP
Illustration : 夢路キリコ

通称、袁家の「食料番」
募兵が追加された上に、士気12から計略を発動した際の上昇武力はなんと+20に。驚け!
武力26が繰り出す槍撃は凄まじい威力を誇るが、知力が低いためダメ計や伏兵には注意。
効果中に倒されると士気リセットの罠も相変わらず。とは言っても低めの知力が逆に幸いし、
効果時間中に武力20オーバーの淳于瓊をダメ計以外で倒す事は難しい。
ただ、槍兵で足が遅いため、相手をしっかりひきつけないと普通に歩いて逃げられることもしばしば。

この計略を使ったら残りの士気を全部使うのが定石。断末魔に続いてR田豊や張コウ、高覧の計略を全て使い、士気を預けておこう。
袁術やR田豊と組み合わせると武力が40近くにもなる。
士気を12使うのが最大のネックだが、袁術と組み合わせて魏武や大車輪対抗として使う方法が開発されている。
呂布だって怖くない!

Ver2,11において武力依存が高くなったため、士気MAXから発動すれば、桃園だろうが天啓だろうが
孫呉+手腕だろうがお構いなしにとろけさせる威力を誇る。コンボ前提になるが檄文で引っかき集めれば
長坂橋の仁王+八卦1人掛け以上の爆発力を誇る。ただし、知力3なのでダメ計には注意
相手にダメ計や超絶強化が入っていなければ、わざわざ士気を使いきることはない。
士気12断末魔終了後にすぐ断末魔を発動しても、武力17近くに強化される。周泰も真っ青。

【袁011】C審配

武将名しんはい せいなんなし
審配 −正南−袁紹の軍師。忠義の士と称される一方、後継問題で強引に末子袁尚を立て、独断専行型で計画性がないとも言われる。袁紹の死後、逃げていく味方の中で、たった一人城に残り、最後まで曹操と戦ったが捕らえられ処刑された。

「殿への忠義はどこへやら、皆逃げてしもうたわい」
コスト1
兵種歩兵
能力武力2 知力7
特技防柵
計略外堀決壊自城前にいるすべての敵に水によるダメージをあたえる。ダメージは互いの知力で上下する。
必要士気6
戦器薬 袁家特薬「桃丹」最大兵力UP
Illustration : 山本章史

自城防衛のスペシャリストは大戦2でも健在。賢母中だろうとカンニング中だろうと、
とりあえず流しておけば兵力は半分くらいに減らしてくれる。
盤面のどこで撃っても範囲固定なので、反計から逃げやすいのもポイント。
計略は強力だが、武力2歩兵である事から、普段の立ち回りをどうするか考える必要がある。
伏兵を探させるか、こっそり端攻めするか、隙無き攻勢をかけて歩かせるか、いっそ外堀決壊のためにずっと城に隠しておくか。
コスト1だからとは言え、遊ばせておくのはもったいない。最大限酷使してあげよう。

【袁012】SR甄洛

武将名しんらくなし
甄洛袁紹の子、袁煕の妻。魏の甄皇后と同一人物。才色兼備で、この時代を代表する美女。甄家は漢代の名門で、父の甄逸は上蔡の県令であったが、彼女が三歳の時に死んだ。三男五女の五女で、書法を好み、周りの者をよく気づかい、慈愛をもって接した。

「諦めてはそれで終わりよ。さあ、立つのです」
コスト1
兵種弓兵
能力武力2 知力5
特技魅力
計略浄化の計範囲内の味方にかかっている、敵の計略による効果を消す。
必要士気3
戦器武具 洛水鉄扇最大兵力UP
Illustration : masaki

以前の計略がまったく使えなかったが「浄化の計」をもってきた姫。
袁単でも後掛けで妨害計略に対抗できるようになった。
…なったのだが、それでもSRの能力かというと微妙な気がする。魏ではコモンが同じ計略持ってます。
さらにSRなのに魏の浄化もちコモンと比べ、勝っているのが武力のみであり、柵すらついてないと言う悲惨な役回り。
あまりに悲惨すぎて存在が忘れ去られることが多く、甄洛がいるのに妨害計略をかけてくる征覇王もいる始末だった

しかし、Ver2.1になり強力な妨害使いが増えたことにより袁単においてちょこちょこ見かけるようになってきた
また守成の名君などが暴挙を振るっているVer2,11においては様々な袁単デッキに投入されていて
妨害計略に脆弱な袁単の救世主となっている

【袁013】C沮授

武将名そじゅなし
沮授袁紹の軍師。官渡の戦いでは持久戦を進言したが、袁紹は聞き入れなかった。ほかにも数々の優れた献策を行ったが、いずれも聞き入れられず、それが裏目となって袁紹軍は敗れた。捕らえられた沮授は曹操に配下として求められたが、忠義を貫き処刑された。

「殿、お願いですから私の言うことを聞いてくだされ」
コスト1
兵種弓兵
能力武力1 知力9
特技防柵
計略封印の計範囲内の敵は計略が使用できなくなる。
必要士気3
戦器薬 翡翠の紛薬最大兵力UP
Illustration : YOOTH

膨大な1コストの追加で地味に格下げ喰らった人。
田豊の投獄後は、袁紹軍筆頭軍師とも言える存在だというのにこの扱いはあんまりである
レアリティは下がったが使い勝手はまったく同じなので、これからも安心して使っていけるだろう
反計できない溜め計略も、準備前に封印してしまえば怖くない。
ただ、相手にキー計略持ちが多い時は封印が士気の無駄遣いになりやすいので注意。
(火計を封印したら超絶強化にやられた、等)
魏武の大号令、最後の業炎、赤壁の大火、八卦の陣法、連環の計等、優先的に封印したい物に限って
相手が高知力だったりして、すぐ封印が切れる欠点も相変わらず。
それでも知力9の柵弓として袁軍では貴重。1.5コストが優秀すぎる関係で入れづらいが。


【袁014】UC張勲

武将名ちょうくんなし
張勲袁術配下の大将軍。自分の息子と呂布の娘との縁談を破談にされた事に激高した袁術が、呂布に戦をしかけた際、張勲は20万の大軍を袁術にまかされた。しかし陳珪の計略にはまった仲間の裏切行為にあい、呂布軍に大敗。袁術の死後、曹操に帰順した。

「大将軍である私に意見するなぞ十年早いわい!」
コスト1.5
兵種騎兵
能力武力5 知力2
特技募兵
計略大量生産撤退中の味方の攻城兵を全て復活させる。さらに復活した部隊の移動速度を上げる。
必要士気4
戦器防具 大将軍兜歩兵防御UP象兵防御UP
Illustration : ファントム

大いなる袁術軍の誉れ高き大将軍。

頭の悪そうな絵面に微妙な能力値、とことん大将軍と言う称号にこだわるセリフと、癖と独自性の塊のような計略。
しょうもない効果の戦器と、全てにおいて極上のネタ臭を発しており、稼動初期から(違う意味で)話題に。
持ち前の、特異だが何故か憎めないキャラクター性が(ごく一部の)プレーヤーの心を掴み、
大将軍と呼ばれ愛されているのは三国志大戦の一つの神秘である。

「だぁいしょうぐんてった〜い」の無駄に誇らしげな撤退時の声には脱力する事この上なしである。

とことんネタ臭のする大将軍様だが、能力だけをみると騎兵とは合わない特技とされる募兵だが
計略をチラつかせてなんぼな立場上、城に戻さず回復ができる募兵は非常に便利であり
コスト枠の基準の武力5であるため戦力としてはそこそこ優秀。

なお大量生産された攻城兵は、弓兵と象兵の中間程度の速度にまで早くなる。
………が、肝心な効果時間が5Cしかないため攻城ラインにつく前に速度上昇が切れてしまう
こんなところまでネタっぽいが、攻城兵限定とはいえ士気4で撤退武将を兵力ほぼMAXで全員復活という
この計略は非常に強力。攻城兵を倒すのに手間取って兵力を減らされた挙句に大計略で対処してしまうと
結果的に士気差が生じてそのうち対処できなくなってしまう。
そこに兵法連環、檄文や挑発、許攸の香車戦法などと組み合わせると攻城兵に慣れてない相手は大パニックに陥るだろう。
さらに防戦時には攻城兵の耐久性を生かして時間稼ぎをすることもできる。速度上昇効果がついているので
兵法連環をされても通常の速度で出てこられるので防戦時に使うと非常に嫌らしく、もぐり乱戦を行えば
号令で武力をあげない限りは長時間時間を稼ぐことができる

そのネタっぽさとは裏腹にネタでは終わらない強さを持つ所に(ほんの一部の)愛好家は 大将軍覇王を目指して使い続けているそうな…


戦器効果は一番役に立たない歩兵防御アップではあるが、実は効果がかなり高く武7と乱戦できるほど。
とはいえ、騎兵が歩兵相手に乱戦する必要性などよっぽどな時以外は無いが…
更に、昨今追加された上級戦器効果はなんと象兵防御UP
この効力は三国志大戦の中でも大将軍様が持つ唯一の能力である。
しかし、大量生産デッキが象兵デッキにマッチした時点で詰みなのは周知の事実
この象兵防御UPを生かしてマッチした時点で捨てゲーしなくてもいい…わけではない
また、SEGA系列店の自販機の特典として、五虎将などの人気武将を差し置いて選ばれていた事もあったりする。

フレーバテキストには「曹操に帰順した」とありますが、実は誤りとのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E5%8B%B2_%28%E5%BE%8C%E6%BC%A2%29

【袁015】UC張郃

武将名ちょうこう しゅんがい勇敢なる先鋒
張郃 −儁艾−袁紹軍の主力を担い、公孫瓚討伐で功を上げた名将。曹操との戦いで兵糧を襲われた際、全軍で救援に行くべきと進言するが聞き入れられず、郭図に敗戦の責を負わされそうになったので、曹操軍に投降した。曹操は大いに喜んで、すぐに将に取り立てたという。 

「城門をこじ開けろ、臆病者どもを引きずりだせ!」
コスト1.5
兵種槍兵
能力武力6 知力5
特技なし
計略一番槍武力が上がる。さらに効果終了時に士気が上がる。(撤退や計略による効果消滅のときには上がらない)
必要士気3
戦器武具 激戦武具最大兵力UP
Illustration : 河崎淳

袁軍三枚目の看板武将。変更点は一切無いので、これからも安定してレギュラー枠に収まる。
1.5枠に新しく5人もの募兵持ちが追加された中、特技無しが少々さびしい気もするが
気軽に使える計略の使い勝手の良さが光る。そもそも6/5という能力が秀逸。
しかし逆に言えば、一番槍を上手に使いこなす自信がないのなら募兵持ちか劉備を優先させるべきである。

【袁016】R陳琳

武将名ちんりん こうしょうなし
陳琳 −孔璋−建安七子の一人で袁紹の幕僚。官渡の戦いで、袁紹が曹操に宛てた檄文を執筆。それを読んだ曹操は、自分が非難されているにもかかわらず、陳琳の書いた文の旋律があまりに美しかったため、怒るどころか感嘆し、褒め称えたとさえ言われている。

「私はこの筆で殿を天下に導きましょう」
コスト1
兵種槍兵
能力武力2 知力8
特技なし
計略檄文範囲内の敵が自身に向かってくる
必要士気3
戦器書物 七子筆計略時間UP計略範囲UP
Illustration : 夢路キリコ

檄文は自分中心円の挑発、武力が上がらない代わりに低士気の長坂橋。
単体で使うと槍兵であるためつれまわすということはできないし、広めの範囲がアダとなり逃げる騎兵を迎撃しようと
思ったら脇にいた部隊まで釣ってしまい乱戦状態になり突撃されて撤退。なんて笑えないことも起こりえる

主な運用方法としては相手の攻城ラインに張り付いた攻城兵が阻止されそうになったら、攻城阻止部隊を彼で引っ張ったり
こちらの攻城ラインに張り付きそうな槍兵を引き寄せたり、烏巣の断末魔、栄光の大号令などの計略から
逃げようとする相手を問答無用でひき集めたりするコンボ的な運用が強力。袁単デッキではよく
号令で押し切れずカウンターもらって全滅という事が多々あるが
彼の計略で集めてしまえばそういう状況も少なくなる。UC劉備の転進は【カウンターをもらいそうだから逃げる】 と、言う運用だが陳琳の檄文は【カウンターをもらわないように倒す】という運用ができる。
柔軟性では劉備に劣るが使いようによっては劉備以上の活躍もできるだろう。一騎撃ちが発生しないのもミソ

また、速度上昇計略と合わせた運用が強力であり
特に飛天の舞中ならば騎兵より早くなる為、まとめて部隊をつれれば張松のような運用も可能
迎撃取った騎兵から離れて、再度迎撃を取るという荒業までできる。槍兵を釣った場合は無敵槍の向きも
かえられなくなるため、飛天デッキにおいて救世主となってしまい南の赤の国のダンスパーティに
お呼ばれすることが多くなってきている

Ver2.00までは檄文の効果時間がすさまじく長かった(戦器有で知力1相手に19C、知力9でも6C続いた)が
VerUPに伴い通常の挑発計略と同じにされてしまった。ただし戦器効果のため全挑発計略でも効果時間は最長である

計略使用時の台詞「不細工な顔だな…」は三国志大戦.Netで着ボイスが絶賛配信中。
士気旺盛中の文醜を引っ張ると幸せになれるかもしれない。撃破をすればさらに幸せになれるかもしれない。
ただし空撃ちしても誰も幸せにならないので、それは自粛しよう。


計略名にもなっている「檄文」とは、受け手の感情を大きく動かすために書かれた、強い主張を述べた文書のこと。
ここでは、裏面テキストにもある陳琳の代表作『為袁紹檄与州』(袁紹の為に予州(曹操)を檄す)のこと。
ただテキストと異なり、ゲームでは曹操に使ってもちゃんと効果があるのでご安心を。

【袁017】R田豊

武将名でんほう げんこう悲運の名参謀
田豊 −元皓−博学多彩で権謀に富んだ、袁紹配下の軍師。公孫瓚との戦いでは、その知略を発揮して袁紹軍を勝利へと導いた。しかし袁紹と折り合いが悪かったため、徐々に遠ざけられ、曹操と決戦を挑もうとする袁紹を、時期尚早としつこく諌めたことで、最後は投獄された。

「獄中にて、殿の天下をお待ちしておりますぞ」
コスト1.5
兵種歩兵
能力武力4 知力9
特技伏兵
計略隙無き攻勢範囲内の味方の武力が上がる。さらに効果終了時に士気が上がる。(撤退や計略による効果消滅のときには上がらない)
必要士気5
戦器書物 主君への上奏書計略範囲UP
Illustration : RARE ENGINE

Ver2.10で士気バックが最大4になってしまい。今までのような士気ブーストは出来なくなってしまった。
しかし相変わらず士気キャッシュバックは凶悪であり、激狭にされていた範囲もだいぶ使いやすい広さになったので完全に弱体化したわけではない。
実質消費士気1で勢力兵種問わず全体強化できるうえ、効果時間も8.5Cと集団強化ではトップクラスに長い。
UC劉備との組み合わせはまさに黄金コンビ。隙無き攻勢に対して敵陣の相手が号令等の大型計略で迎え撃ってきたら、
即座に迅速な転進で隙無き攻勢中の味方を生還させる事によって簡単に士気アドバンテージを取れる。

但し、この効果時間の長さがかえって仇となる事もあり、何も考えずに隙無き攻勢ばかりを打っていると、
肝心な時に士気が帰って来ずに、英傑号令や超絶号令に一掃されるような事もある。
士気が戻ってくるおおよそのカウントはちゃんと考えておくべし。

【袁018】UC田豊

武将名でんほう げんこうなし
田豊 −元皓−袁紹軍きっての謀臣。幽州の公孫瓚との戦いではその知謀をいかんなく発揮した。その後、曹操との戦いでも度々献策を行ったが、袁紹に煙たがられ、ついには投獄された。袁紹が田豊の策を用いていれば、名門袁家の滅亡は無かったとさえ言われている。

「今この好機をのがしては、天下が夢と消えますぞ!」
コスト1
兵種攻城兵
能力武力2 知力8
特技伏兵
計略水計範囲内の敵に水によるダメージをあたえる。ダメージは互いの知力で上下する。
必要士気7
戦器薬 真珠の粉薬最大兵力UP
Illustration : 岩男信人

袁家に追加された攻城兵その2。敵軍の動きを制限する、いわば抑止力担当。

コスト1でありながら知力8の伏兵・ダメージ計略を持つ攻城兵。
知力8の伏兵はそのまま踏ませても充分に強力。
しかし踏ませなければ大水計と同等の威力を誇る水計、そして城壁でも一撃で城ゲージ30%強を奪い取る攻城をステルスから狙える。
彼を見つけられない限り敵軍は号令範囲にまとまることも、全軍で進撃することも躊躇せざるを得ない。C呂範が憤死しかねない能力である。

もちろん伏兵を暴かれた後でも、計略の威力と攻城力は健在。
移動力こそ低いが、ひとたびマウントに入られてしまうとまさしく恐怖そのもの。
もしも主力に水計を決められてしまったらまず落城は免れないだろう。
ただし武力2なので、他のコスト1攻城兵に比べると若干もろい。

落城台詞で攻城兵使いプレイヤーの気持ちを代弁してくれるので、是非一度は彼に城門を叩かせてみよう。
史実での田豊の無念を今、晴らすのだ!

「私のやりたかったことはこれでございますぞ!」


【袁019】C蹋頓

武将名とうとんなし
蹋頓北方民族の烏丸族の長。袁紹と同盟を結んでおり、官渡の戦いで敗れ、落ち延びてきた袁紹の息子たちをかくまった。しかし、万里の長城をも越えて進軍してきた曹操軍に、白狼山の戦いで敗れた。

「脆弱な漢朝の民よ!ワシ等の強さを思い知れい!」
コスト1.5
兵種弓兵
能力武力6 知力3
特技なし
計略強化戦法自身の武力が上がる。
必要士気4
戦器武具 烏丸弓射程距離UP 最大兵力UP
Illustration : 原友和

知力が1アップ。
そのかわりレアリティ1ダウン。
他に選択肢がある訳でもないので、これからも中武力弓兵として使われ続けるだろう。
何かと操作が忙しい多勢デッキにおいて、動かさなくても自動的に攻撃してくれるのはありがたい。

武力でゴリ押ししか手がない袁単にとってガン待ちの舞デッキは天敵だが、これ1枚あればかなり不利が取り返せる。
弓強化もあって、さまざまな袁単デッキで地味に撃墜王として活躍している。戦器も地味に嬉しい。

【袁020】R文醜

武将名ぶんしゅうなし
文醜顔良と並ぶ、袁紹自慢の将で、趙雲と互角の戦いを演じた猛将。身の丈は8尺もあり、名前の通り、牛の化け物のような面構えであったという。曹操軍との戦いにおいて、張遼・徐晃を追い払うも、曹操の罠にはまり、混乱しているところを関羽に斬られた。

「顔良と俺がいれば、曹操軍など敵にならんわ!」
コスト2
兵種騎兵
能力武力8 知力3
特技勇猛
計略士気旺盛武力が上がる。その効果は士気ゲージ量が多いほど大きい。
必要士気4
戦器馬 銀鞍鉄騎突撃ダメージUP 攻撃力UP
Illustration : 伊藤サトシ

袁家の2枚看板。通称ブサメン。

コスト2騎兵で武8知3勇猛と、基本ステータスは及第点以上。
さらに戦器が強力で、計略抜きの戦闘力では全勢力のコスト2騎兵で最高クラス。

計略はその性質上、混色デッキでは出番が無い。
袁単であっても、栄光号令とは相性がいいと言えない。
他にも士気消費は軽いが開幕には使えない、連発すると効果が落ちるなど、最大の効果が得られる状況はかなり限定されている。

しかし計略の武力上昇値は最大で+16。これは士気4で上げられる武力としては破格。
しかも状況は限定されるが、計略の発動自体には効果後撤退や強制移動などのリスクもペナルティも存在しない。
同勢力の淳于瓊のような士気リセットの危険も無いため、ダメージ計略などの大計略を士気4で誘うことも可能。

ただし速度は上昇しないため、使用しても逃げられてしまったり、
逆に速度で上回る相手に連続突撃されて落とされてしまったりすることがままある。
戦場中央でのぶつかりあいよりは、攻城・守城戦向きの計略だろう。

部隊がまとまっていないと戦力が半減する傾向がある袁軍において、
状況限定とはいえ単騎で戦況をひっくり返せるポテンシャルを秘めた彼の存在は貴重。
現状では相方の方が圧倒的に使用率を上回っているが、食わず嫌いをしている方は是非一度使ってみよう。

【袁021】C逢紀

武将名ほうき げんとなし
逢紀 −元図−袁紹の軍師。政治的な駆け引きに長け、謀略で見事に冀州を騙し取った。また一方では、いろいろと袁紹軍内部をかきまわし、仲の悪かった審配を窮地から救ったかと思えば、田豊を陥れて殺したりもした。

「シッシッシ、殿良いのですか?奴め牢獄で手を叩いて、笑っておりますぞ〜」
コスト1
兵種攻城兵
能力武力3 知力7
特技なし
計略自爆範囲内の敵に炎によるダメージを与える。ダメージは互いの知力で上下する。効果後、自身は撤退する。
必要士気3
戦器薬 袁家特薬「金丹」最大兵力UP
Illustration : 山本章史

袁家に追加された攻城兵その3。自城防衛、そして浪漫の追求担当。
自分自身を讒言することによって、逢紀は攻城兵へと進化を遂げた。
前作とはうってかわって己を犠牲にして主君に仕えるまさしく名家の鑑。
計略は人物紹介を完全に無視している…と思いきや、原作でも讒言で内部を散々掻き回した末に袁譚に斬られた為、ある意味「らしい」計略ともいえる。

袁軍コスト1攻城兵軍団のなかでは武力3と戦器効果のおかげで最高の耐久力を持つ。
計略は知力3以下は即死、知力4でもほぼ倒してしまえる威力。
効果範囲は乱戦判定とほぼ同一。接触判定では入らない。
(なので突撃してきた騎兵は一瞬は確実に範囲に入り、はじきにきた象兵は絶対に範囲に入れられない)

本人の能力と計略の性質上、城内に配備しておいて防衛にあたらせる用法が強力。
いわば士気3+武将コスト1消費で知力9の伏兵が城から飛び出してくるようなものである。
超絶強化や大車輪などを使って張りついてきた時、それから低知力が並んで張りついた時に出撃と同時に爆破すれば武将コスト+士気勝ちが狙える。
マウントをとった騎兵が突っこんできてくれれば攻城準備中の武将もろともに吹き飛ばすことも可能。
また、陳琳で引っ張ってまとまった所を爆破するのも非常に強い。上手くやれば檄文で釣った相手全てを吹き飛ばすことができる。

逆に本人の移動速度、計略の範囲の関係上攻めには使いづらい。
だが破壊されずに敵の城までたどりつければ、攻城するか自爆するかの強引な2択を迫れる。
乱戦しなければ攻城は止められないので脳筋の乱戦を許さないこの計略は非常に強力。
武力3攻城兵を壊すに同武力程度では一向に破壊できず延々と時間稼ぎをされてしまうし
武力1では逆に倒されてしまい攻城を許してしまう
だからといって高コストで知力4程度の武将を処理に当たらすと自爆で道連れにされてしまうので非常に嫌らしい。
舞姫に重ねて爆発させるのもありである

多色デッキでも舞姫を守らせたり、移動力を上げて強引に攻めに使ったりと用途は多彩。
特に飛天デッキにおいては
【迎撃されない兵種】&【攻城能力不足解消】&【攻め時にも武将をある程度選んで道連れにできる】と言う
存在から、袁魏混合飛天においては顔良、陳琳とのトリオでその凶悪っぷりを発揮している
ネタ色の強さとは裏腹に戦略眼とセンスで光る隠れた優良コモンカードである。

【袁022】UC劉備

武将名りゅうび げんとく流浪の将軍
劉備 −玄徳−公孫瓚、呂布、曹操、袁紹、劉表と、実に多くの群雄達の下につき生き延びた流浪の将軍。徐州を呂布に追われ、曹操の下に身を寄せた劉備は、曹操に叛いて再び徐州の地を得るも、怒った曹操に討伐されて、官渡の決戦を前に、袁紹の下へ身を寄せた

「見とけよ!俺ぁ絶対に成り上がってやんぜっ!」
コスト1.5
兵種槍兵
能力武力5 知力5
特技復活 魅力
計略迅速な転進範囲内の味方は、一瞬で城に戻る。
必要士気3
戦器武具 伝家宝刀最大兵力UP
Illustration : ファントム

大戦2では計略の範囲が戦場全体から自分中心円になってしまった。戦場のどこからでも発動できるという強みがなくなってしまったが、
転進させたくない伏兵や攻城準備中の部隊等をはずすことができるようになったので、決して弱体化したわけではない。
転進はとにかくヤバイ状況から一瞬で脱出できるので、袁軍にとっては必須の計略といえよう。
単純スペックだけみても相変わらず非常に優秀なため、袁の1.5枠の常連の一枚になることは確実。
隙なき攻勢をかけてから敵陣に攻めこむ → 敵が強烈な号令や超絶強化を撃つ → 転進 がほぼ基本戦術。
敵は士気を一方的にすり減らしてしまうので、そのうち隙なき攻勢そのものに対処できなくなる。上手に決まると大変嫌らしい。
退路遮断+毒を喰らっても帰城できたり、ギリギリまで粘ってから戒めの炎をかわしたりと、プレーヤーセンス次第で何でもできる。
やたらと一騎討ちに参加する問題児でもある。その代わり復活持ちなので、一騎討ちに負けても立ち直りが早いのは大きなメリット。


ver2.11より計略範囲が狭まり、転進するまでの他部隊の位置取りが重要になってきた。とはいえ、もともと袁紹軍はまとまって強さを発揮することが多い勢力なのでそこまで気にするほどではないかもしれない。

定番カード

  • コスト3
    袁軍には存在しない。いたとしても、デッキ枚数が少なくなるため恐らく袁単(特に爆進デッキ)では使われないだろう。
  • コスト2.5
    Ver2.01までは存在しなかったが、Ver2.1でようやく追加された。カードリスト:袁 Ver2.1へどうぞ。
  • コスト2
    2枚しか存在せず、槍もいないので選択肢は非常に少なかったが、Ver2.1でようやく槍が追加。カードリスト:袁 Ver2.1へ
    • R顔良 序盤〜中盤戦のエース。基本能力からして蜀R馬超に匹敵する上、上手に運用すれば延々と武力13。
    • R文醜 終盤戦のエース。顔良と同スペックの上、最大士気まで溜めれば武力24に。戦器がつけば計略抜きでは能力は相方以上
  • コスト1.5
    袁軍はここの層がもっとも厚く、しかも選り取りみどりの粒揃い。
    • SR袁紹 号令1。ハーッハッハッハ! ちゃんと使えばRより強いぞ。
    • R袁紹 号令2。我が軍の力に仰天せよ! 士気がたまるまではただの騎兵。
    • UC紀霊 コスト比能力がとても優秀な騎兵。多勢の攻めも状況次第で有効。募兵を忘れないように有効利用するべし。
    • UC淳于瓊 最高武力26になる計略の爆発力は目を見張る物があるが士気リセットというリスクもある。能力は申し分なし
    • UC張勲 一見ネタだが、太平要術なみの性能+移動力UPの計略は非常に優秀。たかが大将軍と侮ると悲惨な目に遭う。
    • UC張コウ キャッシュバック持ち安定の槍。コスト2とタイマンが張れる。無特技が玉に瑕だが、スペックは最強クラス。
    • R田豊 鬼計略は2でも健在。キャッシュバック計略は袁家のどのデッキとも相性がよい。歩兵なので戦力としてはあまり使えない。
    • C蹋頓 袁軍には弓兵の選択肢がないため、弓枠は彼で固定になる。隙無き攻勢で常時武力9弓。
    • UC劉備 活魅のうえ、一瞬で危機を脱せる計略。再起の法が弱体化したため重要度がさらに増した。R田豊とのコンビは凶悪。
  • コスト1
    計略で選ぶか、数合わせの武力3を入れるか。大戦2になってから袁の特徴とも言える攻城兵3体もここに。
    武力や特技スペックだけ見れば他国より劣る武将が多いが、2.01になり神速、妨害計略等が流行した事により、
    袁1コスト枠武将の計略の良さが見直されつつある。
    • UC袁術 偽帝の勅命は癖が強く取っつき辛いが、柵弓で募兵という基本性能は悪くない。
    • UC於夫羅 1コスト唯一の武闘派騎兵なので、廖化的運用の為に入る事もある。戦器効果がかなり高い上、多勢も強計略。
    • UC麹義 ワラワラデッキに入れれば、多勢の攻めでコスト1とは思えぬ爆発力を見せる。戦器の効果も強力。
    • C許攸 撹乱&特攻担当攻城兵。武力3攻城兵なので比較的硬く、ダッシュが上手くハマれば大逆転。囮としても活躍。
    • C審配 何も知らずに城壁にベタベタ貼り付いた敵軍を全員まとめて押し流す超計略。バレていても逆に抑止力として使える。
    • SR甄洛 魅力持ち弓。各種号令と相性がいい。武力知力はイマイチだが、2.01以降になって浄化の需要がうなぎ上り。
    • C沮授 蔡ヨウの使用率が示すとおり、封印はまだ十分使っていける。武力1でも袁軍では貴重な高知力柵弓兵。
    • R陳琳 夢が広がる広範囲挑発を持つ。攻城兵を通すもよし、武力爆発や時限爆発から逃げる連中を引き寄せるもよし。神速デッキの威嚇にも使える。
    • UC田豊 ステルス攻城&ダメ計担当攻城兵。伏兵を踏ませるかステルス攻城(水計)を狙うかは相手のデッキ次第で。
    • C逢紀 自爆攻城兵。逢紀の攻城を阻止するには乱戦するしかないので、大きなプレッシャーを与えられる。檄文でまとめて吹き飛ばすのもアリ。

排出停止カード使用感

  • C袁兄弟
    群雄伝・魏伝に登場し、相変わらず兄弟喧嘩している袁紹の馬鹿息子たち。
    Ver2.1においても、結局再登場はしなかった。どうやら彼等は「若き獅子」ではないらしい。
    やはり実戦で見ることはほとんどない。於夫羅より知力は1高いのだが…。
    袁単ワラワラで馬が欲しいときぐらいか?
    計略もネタでしかなかったため、当然といえば当然の仕打ち。
    長髪が長男、頭を抱えているのが次男、猿っぽいのが三男だと言う事は確定した。
    燃えろ、俺の袁家力!
  • UC郭図
    前前前バージョンで開幕虚誘掩殺のキーカード『だった』軍師。
    今でも士気上昇値は+1となんともカワイソスな・・・
    反逆の狼煙が斬る相手をある程度決められるようになったのだから、こちらも同様に修正されないものか。
    いや、待てよ。戦場にいる味方限定にすると、郭図が斬られる確率がむしろ上がるぞ?
    まあ計略はさておくとしても、2/7伏兵という基本スペックはなかなか悪くない。
    袁では田豊以外の伏兵は郭図しかいないうえに、隙無き攻勢と弓は相性が抜群によい。

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