カードリスト:群雄 Ver3.5


カードリスト:群雄 Ver3.5

群雄

武将カード

【群雄050】R閻行

武将名えんこう げんめい折れた槍の気迫
閻行 −彦明−韓遂配下の将。勇猛で武芸に秀でており、馬超に劣らぬ槍の使い手。韓遂と馬騰の戦いにおいて、閻行と馬超の一騎討ちとなった。閻行は勇猛で名高い馬超を圧倒し、折れた槍で殴りつけ、あと一息の所まで追い詰めた。

「馬超、この程度か!笑わせてくれるわ!」
コスト2.0
属性
兵種槍兵
能力武力8 知力2
特技暴乱
計略猛将の一閃範囲内の敵1部隊に衝撃によるダメージをあたえる。ダメージは互いの武力で上下する。
必要士気5
Illustration : 成庵

Ver2.xUC閻行の互換。

群雄初となる、待望のコスト2槍兵。
テキストでは一騎討ちで馬超を圧倒したとあるのに、勇猛を所持していないのは残念である。
だがダメージ計略持ち=武力に不安があるカードが多い中、水準以上の武力を持つだけでも十分なスペックだろう。

計略は武力差依存のダメージ計略で、前方扇状の範囲内から一部隊が対象。
確殺は武力3で大軍持ちは生き残る。武力4には95%程削るが、確殺はできない。
武力10にも5割ほど削れ、それ以上の相手にも最低3割は削れる。
当然、武力が上下すれば威力も変化する。武力0では武力1にも大したダメージを与えられなくなる。
また他の衝撃系ダメージ計略と同様に基礎ダメージがあり、
反計された場合は相手から一閃を受けた計算となる。通常時ではそれほど大きな被害は出ない。

一部隊しか対象に出来ないものの、消費士気が少なく固定ダメージが高いため総力戦よりも足並みの乱れた消耗戦・局地戦で威力を発揮する。
特に攻城においては中途半端な守城部隊を猛将の一閃で簡単に排除出来る為、高コスト槍兵の攻城力とも相まって強力な攻城役となれる。
低武力でなくとも、兵力半分程度で戦闘を続けている敵キーカードなど、ピンポイント排除が光る相手は多い。
また、足が遅くあと一歩で敵を逃がしてしまう事が多い槍兵にとっては最後の追撃にも使えるのが嬉しいところ。

高武力槍兵を確保しつつ、低武力の計略持ちや寡兵系計略持ちへの明確な対策が盛り込めるが
一方で相手が強化したり、閻行の武力が妨害計略で下がると威力が激減するので計略の使い所がないと分が悪い。
素武力が高いので計略なしでも足を引っ張ることはないが、デッキ全体でしっかりと役割分担を行い他のカードとの連携を重視した運用が望ましい。
また範囲内に複数部隊が入っている場合、ダメージ対象は(落雷のようにランダムではなく)
常に範囲内で自身に一番近い部隊になる
そのため目的の武将に狙いをつけても、そこに他部隊が割り込んでくるとそちらに命中してしまう事に注意。
何にせよ、群雄単はもちろん武力の高さと士気が低めな即効性ダメージ計略持ちであり、
暴乱デッキにも組み込めるという事で混色でも新たな可能性を提示してくれる一枚だろう。

Ver3.59で同コスト槍兵にR於夫羅、R李儒というライバルが出現したが、属性も計略性質も違うため住み分けは出来ている。
特にR於夫羅とは天の騒乱や陰陽の道術デッキ等に併用されることも少なくない。

ちなみにVer3.59からVer2.xUC閻行の互換となった。
撤退時や一騎討ち勝利など印象深い台詞が多い武将なので、無属性でも構わない人は使ってみるのもいいだろう。

【群雄051】SR王異

武将名おうい鉄壁の列女
王異羌道の県令・趙昂の妻。勇猛さと智謀をあわせ持っていた。曹操に敗れた馬超が再起の場所を得る為に攻め入ってきた時、その智と武の限りを尽くした計略を夫に授け、幾度となく襲来する馬超の撃退に成功した。

「ふふっ、君もなかなか良かったよ」
コスト1.0
属性
兵種騎兵
能力武力2 知力4
特技魅力 勇猛
計略絶対防御の舞い【ため計略・舞い】(計略ボタンを押してから一定時間で発動する。使用すると移動できなくなるが、自身が撤退するまで効果が続く)自城が落城しなくなる。
必要士気6
Illustration : 中村博文

大戦3では2枚目となるSR王異。
烈女の代表ともいえる王異が、特殊な舞いを備えてまたもSRで参戦。

三国志大戦史上最低武力の勇猛持ち、かつ史上初の勇猛+舞い計略の武将である。
魅力と勇猛を兼ね備えた貴重なスペックのカードなので、特技目当てでの採用も十分ありうる。
計略の性質上、舞いが潰されると即落城の危険があるので、舞い計略に付き物の事故の心配が多少薄れるのはありがたい。

計略はため時間のある舞いで、ためが終わったあと、舞いに移行する。ため時間は0.5c。
「落城しなくなる」と書いてあるが、「城ゲージがゼロになっても落城負けにならずゲーム続行」という意味ではなく、
「自城ゲージが0.3%(城ゲージを340として1)より下がらない」という効果である。
パッと見ではゲージがゼロに見えるがごく微量残っているので、舞いが潰されてももう1発城ダメージを食らうまでは落城にはならない。
たとえ自分で城を削る計略を使おうが相手に殴られようが、0.3%からは一切城ダメージを受けなくなる。

攻城ルールを根本から変えてしまう舞いだが、当然ながらこの舞いだけでは、部隊同士のぶつかり合いには何ら効果が無い。
「自城ゲージをごく少量の状態で保つ」という性質から、
中盤以降、デメリットを無視できる自城削り計略の連打や、それらで能動的に城ゲージを削ってからの、
超絶強化と化した各種火事場効果つき計略などと組み合わせるのが基本戦術となるか。
舞いさえ無事なら、暴虐なる覇道、悪鬼の暴剣、破滅的な献策、変わったところでは癒壊の乱や洛陽の炎などが連発できる上、
城ゲージミリの状態では、陥陣営や各種火事場計略が揃って武力+20などになるため、
恐ろしいまでの士気対価効果を叩きだす状態になる。
こうなると純粋な部隊同士のぶつかり合いでは、まず打ち負ける事は無くなるだろう。
他にも、城の殴り合いとなった時に、「破滅の舞い」と合わせたりして、
お互いに城ゲージがみるみる減っていくがこちらは落城しないので相手だけが落城、という状況を作るのも面白い。

あくまで「落城しない」だけであり、受ける城ダメージを減らしたりするわけではないため、
火事場効果計略と相性は良くとも、最終的に相手の城ゲージを削っていかなければ、
時間切れになって判定負け……という事となるのを忘れてはいけない。
ギリギリまで自城ゲージを削っておいて、自城削り&火事場計略をあてにしている状態では、
舞いが潰された瞬間、端攻め一発で終了となってしまうため、
舞いの護衛には細心の注意を払わなければいけない。
加えて、SR王異の知力は4と舞姫の中で低い部類に入るため、
ダメージ計略に巻き込まれるとかなり厳しい事態になる事は覚えておきたい。
舞いの消費士気が多いため、その士気差を使って舞い直後に攻められた時どうするか、という事にも頭を悩まされるだろう。

落城ルールを変えてしまうだけに、その運用リスクは大きく、しかし、そのリスクを乗り越えた時のリターンも非常に大きい。
扱いが難しいのは明らかなため、尖ったデッキとなりがちな群雄勢力の中でも、
さらに玄人好みの君主向けのデッキとなるか。


【群雄052】UC楽就

武将名がくしゅうなし
楽就袁術配下の将。皇帝を僭称し曹操の領地に攻め入った袁術に橋蕤、李豊、梁綱と共に従軍したが、袁術は曹操軍の強さに恐れをなし逃げ去ってしまった。楽就は最期まで退却することなく、暗愚な主の命を貫いた。

「最期の時まで、俺は武人を貫こう…」
コスト1.5
属性
兵種槍兵
能力武力6 知力4
特技募兵
計略多勢の攻め自身の武力が上がる。その効果は戦場にいる味方部隊の数が多いほど大きい。
必要士気4
Illustration : 塚本陽子

素武力6にそれなりの知力、槍兵に嬉しい募兵と派手さこそないが堅実に優秀な能力を持つ。
同僚であるUC紀霊とは兵種が違うだけで、デッキ編成の兼ね合いで都合のいい方を選ぼう。

多勢の攻めは士気4で戦場にいる味方の部隊数+2の武力上昇と、
戦列が整っていれば強力だが効果時間の短さが難点で、また槍兵の足の遅さもあり
騎兵のUC紀霊と違い防衛よりも攻めで使用して攻城をもぎ取ることが主な用途となるだろう。

Ver3.5の追加当初こそ復活持ちのC董荼那や超絶強化のR呂姫の影に隠れていたが、
デッキ研究が進むと共に徐々に使用率を上昇させ、一時はランキング常連となっていた。
しかしVer3.51Bで武力差ダメージ増加・低コストの攻城力低下によるワラワラデッキ弱体化に伴い、使用率も一気に低下。
さらに計略までも下方修正されてしまったため、またしばらくは我慢の時となりそうである。

【群雄053】C魏続

武将名ぎぞくなし
魏続呂布軍の武将。濮陽の戦いで、曹操軍を打ち破り、敗走する曹操を、あと一歩で捕える所まで追い詰めた。しかし下邳の篭城戦で曹操に水攻めをくらい、形勢不利と見るや、呂布軍の軍師であった陳宮を捕え、それを手土産に曹操に降った。

「もう曹操んとこ行っちまおうぜ!どうよ宋憲?」
コスト1.0
属性
兵種弓兵
能力武力3 知力4
特技暴乱
計略賢遅の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)知力が上がる。ただし、移動速度が下がる。
必要士気3
Illustration : 宮澤由佳

Ver2.0xC魏続の互換。
侯成は3.1で一足先に登場し、宋憲はVer1.1以降排出停止中と相変わらず足並みが揃わない3人である。
スペックは並だが意外な事に群雄唯一のコスト1弓の暴乱持ちなので、暴乱デッキの戦闘要員としても出番がある。

計略は3.59_B_3現在知力+6と移動速度0.2倍を付与する暴乱計略。効果時間は約6c。
知力上昇のお約束通り、計略コンボ・暴乱コンボとしての使い方が基本となるだろう。
しかし移動速度ダウンはかなりカバーしづらいデメリットであり、特に騎兵にかかってしまうとかなりの戦力ダウンになる。
使用の際は城内は対象外になることを活かし、速度を下げたくない武将を省くなどの工夫をしたい。

長い溜め時間と強い知力依存を持つ大胆奔放のR文鴦と組み合わせるのも相性が良い。
賢遅後、3cほど待ってから溜め始めれば、ちょうど大胆奔放が発動した直後に賢遅の乱の効果が切れるので無駄がない。
呉群編成になることで象兵が採用できるようになり、溜め時間の防御も固めやすい。

攻城中などの動く必要のない場面でなら、ダメージ計略などへの耐性を上げる保険的役割として使いやすい。
その際には強進の乱のUC程銀と組み合わせての全軍城門特攻を狙ってみるなども面白いだろう。
合わせてR兀突骨の猛進の大号令も使えば浪漫が溢れる。
ただし知力+5された状態では当然強進の乱の効果時間も伸び、12cほども操作不能になるので注意。

また逆に、速すぎて戦果が挙げづらい猛進の大号令や赤兎咆哮の移動速度を「下げるために」使う手もある。
Ver3.59になるにあたって3倍速計略を遅くしても2倍速程度までしか落ちないためかなり使い辛くなっていたが、
Ver3.59_3で0.2倍になり、3倍速でもオーラ維持・再発動不可となった。

いずれの使い方にせよコンボ前提の計略となっており、乱計略のご多聞に漏れずテクニカルな1枚。
追加当初からVer3.59_1現在にいたるまで、使用率は余り芳しくないのが現状である。

【群雄054】R高定

武将名こうていなし
高定越嶲郡に住まう蛮族の首領。元々は蜀配下の武将であったが、雍闓と協力して蜀に反乱を起こした。これを鎮圧に来た李厳を前に一度は敗れてしまうが、南蛮遠征にやってきた諸葛孔明の部隊には蛮族の意地を見せつけ、大変に苦しめた。

「へへっ。野性の力をなめるんじゃねえぞ」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力5 知力2
特技復活 暴乱 崩射
計略援弱の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)兵力が回復する。ただし、武力が下がる
必要士気3
Illustration : 三好載克

現代で言えばタイ人に相当する人。
一見スペックがレア度の割に微妙に見えるが、崩射による騎兵サポートや復活を生かした囮もできたりと使い勝手はそれなりに良い。

暴乱持ちに対する回復計略の使い手で、士気3で40%もの兵力を瞬時に回復する。
ただし4.5〜5c程の間武力-10と大幅に武力が落ちてしまうのが欠点で、武力差ダメージが大きくなっている昨今では、状況を考えて使わないと逆に自滅してしまう。
だが低武力相手ならば、そこまで大きな武力差が付く訳ではないので多少なりとも相手の兵力を削れる上に色香などと比べれば弱体時間も短いため、逃げや乱戦を意識すれば割と粘る事が出来る。
群雄に多い復活と暴乱を持つ武将なら、援弱で粘って崩射や壁役で味方の高武力騎兵を援護しつつ、復活の特技を活かす、というやり方になるだろう。

色香と同じく、高定の知力が下がった状態で使えば武力低下の時間は極端に短くなるので、相手の知力低下のアンチとしても成立する。
特に知力の低下する暴乱計略を持つUC馬玩(速愚の乱)やR候選(寡愚の乱)とは最高の相性で、知力低下からの援弱であれば0.5c未満で武力低下の効果が切れる。
この場合の回復量も4割程で殆ど変わらず、相手の攻めを凌いだ後のカウンターなどで特に大きな効果を発揮するだろう。
というより、Ver3.59で登場したR候選の寡愚の乱が元で知力0でも5割あった回復量が大幅に減少された。
寡愚の乱での武力上昇量によっては武力0にならないこともあり、回復がそのまま武力上昇に上乗せされることも多い。
彼らは両者とも騎兵であり、高定は特技崩射があるので、バックアップも含めた相性も抜群である。是非ともどちらかは一緒に採用したい。

単体で使用しても、防衛で相手を殲滅したり退却に追い込んだ後で援弱を使えば、まともに応戦されずに済むので弱体化の効果が苦にならず、迅速なカウンターに繋げられる。
乱持ち武将で固めさえすれば、範囲が戦場全体であることも消耗戦・局地戦に向いた特性と言える。
色香と比較すると回復量は少ない上に必要士気も多いが、暴乱計略故の扱いやすさを活かした活躍が出来る。

全てが上手くいく事はそうそう無いが、主軸である自身が追われても活持ちで余り痛くないし、意外とチャンスは多い。
デッキを選ぶが今までの群雄の弓兵とは違った面白いタイプなので、上手く使いこなしていこう。

【群雄055】R兀突骨

武将名ごつとつこつなし
兀突骨南蛮・烏戈国の王。蜀軍との戦いの最後に参戦した。『藤甲兵』と呼ばれる、蔦を編んで油で固めた鎧を着た兵を率いて孔明と戦った。剣も矢も通じないこの鎧で、蜀軍を苦しめるも、十数日の追撃の末、谷間へおびきよせられ、弱点の火攻めで一網打尽にされた。

「クチホドニモナイナ孔明!ブフォフォフォフォ」
コスト2.5
属性
兵種象兵
能力武力10 知力1
特技勇猛 暴乱
計略猛進の大号令範囲内の味方の武力と移動速度が上がる。ただし発動時に部隊が向いてる方向に、強制的に移動する。
必要士気5
Illustration : 獅子猿

Ver2.0xR兀突骨の互換。
特技は勇猛と暴乱を取得。武力も1上がり、象兵最高値の10となっている。

R兀突骨が初代ステップアップガイドのイラストコラムにあった全高10m以上の真の姿で大復活。
知力1は若干寂しいものの、史上初となる武力10象の堅さはVer2時代のフルアーマーを彷彿とさせる。
個性的な名前と驚異的な硬さによるインパクトは非常に大きく、根強い人気を誇っていた彼の復活を喜んだ君主も多いだろう。
はじきのシステム修正により象全体が弱体化しており、驚異的な硬さを誇ったVer2初期やVer3.1時代のような鉄壁の自城防衛は難しいものの、
武力依存上昇などもあり、武力10の象兵は非常に高い防御力を見せるので、十分暴れる余地はあるだろう。
Ver2時代の他勢力と違って、所属する群雄勢力は基本三兵種が充実。
さらに、象兵はもちろん、歩兵・攻城兵といった兵種の粒も揃った勢力であり、
単色でも、バラエティーに富んだデッキの構築が可能となり、武力10の象兵を活かしやすい環境下にある。
またVer3.5からは攻城力がコスト依存になったという点も追い風。
堅さの割りに攻城力の低さが泣き所だった象兵だが、彼ならそのジレンマもある程度解消されるだろう。

計略は武力+6、移動速度はおそらく3倍(攻城兵が刺さった)。効果時間は5C。
上昇値はそこそこだがC牛金やR孟獲のようにピンボール状態になってしまうため、かなり扱いにくい。
少数の部隊のみにかけ、自城前で攻城妨害ドリブルするのが最もリスクが低く実用的だが、
号令レベルの士気を消費して、そこまでする必要があるかは疑問符がつく。
暴乱持ち&強制移動は後がけ優先な点を生かし、UC程銀の強進の乱と組み合わせ武力+9で城に張り付くのも面白い。
ちなみにVer3.5で象が追加され、コスト割れしない・単色での象単が組めるようになった。

コスト2.5で知力1と妨害・ダメ計に弱く、リスクを伴う計略と非常に癖の強い武将であるが、
各種暴乱計略の強化により、混色暴乱デッキの攻城・守城役として一定の需要を喚起しているようである。

余談だがポリゴンモデルのイラスト再現度がかなり高く、一見の価値はある。

【群雄056】SR祝融

武将名しゅくゆう 火の女神
祝融 南蛮の王・孟獲の妻。伝説上の火の神の末裔と言われ、非常に勝気で好戦的な女傑だった。夫・孟獲が孔明に五度捕らえられたことで悩んでいるのを見かねた祝融は自ら飛刀や薙刀を持ち出して戦地に赴いた。

「アタシが火の神の化身、祝融さ!」
コスト1.0
属性
兵種騎兵
能力武力3 知力3
特技魅力
計略火神の一閃範囲内の敵1部隊に衝撃によるダメージをあたえる。ダメージはお互いの武力で上下する。
必要士気5
Illustration : 高橋留美子

捕獲戦法(Ver3.1)に続く、2枚目のSR祝融でこちらは群雄勢力となる。
コスト1武力3騎兵で唯一の魅力持ちであり、デッキの総武力を落とさずに魅力を積むことができる。
さらに超絶再起・速軍侵攻・精兵戦陣などの強力な奥義と噛み合う人属性であり、全般的に安定したスペックである。

計略はVer3.5で登場した、武力依存のダメージ計略の一種。
R馬岱やR閻行の「猛将の一閃」とは性質も消費士気も同じだが名前が違う独自計略である。
武力3と低いこともあり、素の状態で確殺できるのは武力1までと非常に使いどころが限られる。
しかし基礎威力が高めに設定されているらしく、かなりの高武力相手でも確実に3割近くを削れる。
武力1の計略役を排除したり、ある程度消耗した敵にトドメを刺すなど割り切った運用をすれば十分有用である。
性質上、先撃ちでの攻めよりも後出しでの対応、総力戦よりも消耗戦に向いたカードといえる。

ちなみに範囲内に複数部隊が入っている場合、ダメージ対象は(落雷のようにランダムではなく)範囲内で自身に一番近い部隊になる
舞姫に当てようと思っても、その間に護衛部隊が割り込んでくるとその部隊に命中してしまう事は覚えておこう。

武力要員として採用しつつ、敵計略要員をピンポイントで排除する手段も同時に用意できる稀有なカードとして、
呂布ワラデッキや全突デッキなど、敵計略への耐性が低くなりがちなデッキで使われているようである。


【群雄057】R徐栄

武将名じょえい魔王の片腕
徐栄董卓配下の勇将。曹操や袁紹が反董卓連合を結成し侵攻してくると、董卓の命を受けて出撃した。李儒から策を授かった徐栄は、若き英雄・曹操と対峙し、その肩を射抜いて撃破した。反撃にやってきた猛将・夏侯惇と互角に打ち合う程の豪傑であった。

「魔王の軍に楯突こうなんざ、100年早いぜ!」
コスト2.0
属性
兵種騎兵
能力武力7 知力4
特技勇猛 暴乱
計略火事場の神速自身の武力が上がる。この効果は自軍の城ゲージが少ないほど大きい。一定以上武力が上がると、さらに移動速度も上がる。
必要士気4
Illustration : 米谷尚展

Ver1.1xでは性能の微妙さゆえにアクの強い西涼勢では使用率が低く、
更にボイスをEX張遼に使いまわされてしまうという不遇の武将だった男が、コスト2騎兵として戻ってきた。
計略の効果時間は8c(Ver3.59_B_3)ほどと知力相応の効果時間。
武力上昇は50%で+5。25%ほどで+12で、1.2%時には+20。残り30%以下を境に急激に効果が跳ね上がる。
Ver3.59A現在は城ゲージ50%以下で神速効果がつく模様。

スペックはかなり控えめで、コスト2がそれなりに揃ったVer3.59以降の群雄内では見劣りは否めない。
とはいえ計略は強力で、自城ダメージ次第では効果・士気効率ともに同クラス最強の超絶強化になりうる。
なのでまずは同勢力の暴虐デッキや破滅陥陣営デッキでの活躍を期待したいところだが、
これらのデッキのコスト2武将は敵軍との当たり強さと攻城ダメージの高さを見込んで高武力槍兵が採用されることが多く
高コストが騎兵で埋まってしまうと、平常時の戦闘や攻城力の面で不安が出てくるため好相性とも言い切れない。
むしろVer3.59で追加されたR董卓、漢のUC魏諷やUC袁術などが揃って暴乱持ち地属性で相性の良さが伺える。
また自ら攻城するより敵を殲滅するほうに向いた計略なので、UC陳宮とコンビを組んだ大流星デッキや傾国デッキなど
武将に直接攻城させる必要が薄いデッキにはR高順より相性が良くなる場合もある。

本人性能はさほど悪くはないのだが、騎兵の火事場計略持ちは(排出停止のカードも含め)ライバルが多いので、
肝心の火事場計略メインのデッキでもコストや兵種の兼ね合いで敬遠されがちという相変わらずの不遇っぷり。
しかしVer3.59にてブレイクしたUC魏諷とは、火事場計略持ちの中で唯一の特技暴乱持ちということで相性が非常によい。
Ver3.59Aの修正でブームは落ち着いたが、使用方法が確立したため今後も一定の需要が得られると思われる。

【群雄058】UC鄒

武将名すう 魔性の色香
鄒 張繍の叔父・張済の妻。その類い稀なる美貌は、あらゆる男を虜にする魔性の色香を放っており、張繍討伐に訪れた曹操ですら、彼女にすっかり骨抜きにされ、あやうく張繍に寝首をかかれる所だった。

「女の色香はどんな武器よりも強いの、おわかり?」
コスト1.0
属性
兵種騎兵
能力武力1 知力7
特技魅力
計略妖毒の舞い【舞い】(使用すると移動できなくなるが、自身が撤退するまで効果が続く)敵の兵力を徐々に減らす。この効果は自身に近いほど大きい。
必要士気6
Illustration : 藤谷

Ver2.0xUC鄒の互換。
計略は「堕落の舞い」→「妖毒の舞い」に変更。
堕落の舞いを同名別カードに奪われた魔性の美女が、妖毒デッキの舞姫となって復活。

計略は周辺の敵に毒効果を与える舞い。
対象との距離で効果が大きく変わり、密着状態だとかなりの威力になる一方で毒の効果範囲は弓の射程より短い。
出来る限り近づいて使いたいが武力1ではとても長時間の乱戦には耐えられないので、付かず離れずのシビアの位置取りが必要。
強化・回復計略や河賊の粘り、象兵の弾きなどによるサポートはほぼ必須になるだろう。
ちなみに伏兵にも毒ダメージは通るので、妖毒デッキ使いは伏兵状態で撤退する敵を目撃する機会があるかもしれない。

踊ってしまうと移動出来ないのに自身の立ち位置が重要となる計略であり、矛盾していると言わざるをえないが、
陣略に「移動舞陣」を選択した場合は、使い勝手が大きく変わってくる。
相手との距離を適正に保つことができれば、まさに歩くダメージ計略といっても過言ではない威力を発揮する。
自身が騎兵かつ舞陣の効果もあってかなりの速度で移動できるので、敵を追うのも敵から逃げるのも比較的容易である。
ただし迎撃されると一発撤退は免れないため、槍兵(特に挑発系計略持ち)には十分気をつける必要がある。
また舞い中は突撃オーラが出ないため弓ダメージを軽減することもできず、戦力としても計算できない事に注意。

無防備な武力1を敵に密接させねばならない性質上、どれだけ慎重に運用してもどうしても舞いの兵力は損耗しがち。
使い捨て覚悟で使用するのも手だが、回復手段を加えることで長期的に運用する方法も考えられる。
代表的なものでは各軍師の兵力増援、呉の孫呉の祈り、漢の甘い色香や官軍の援護などが上がる。
回復手段が豊富な蜀と合わせて、回復奮陣で敵陣で踊り続けることを狙うデッキや救護+妖毒のW移動舞陣デッキなども見られる。

Ver3.50では毒効果の強さが認知されるに従い流行し、頂上対決に載るなど大活躍したが、
その後はバージョンを追うごとに毒効果が下方修正され、使用率が大幅に落ちてしまっている。

【群雄059】C成宜

武将名せいぎなし
成宜馬超や韓遂らとともに曹操に反乱を起こした関中十将の一人。潼関の戦いでは果敢に曹操軍を圧倒したが、賈詡の「離間の計」が成ったことで反乱軍は瓦解してしまう。その虚を突かれた成宜は曹操に敗れ去ってしまった。

「正義は勝つ!これが我が武の輝きよ!」
コスト1.0
属性
兵種騎兵
能力武力3 知力1
特技暴乱 大軍
計略強毒の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)武力が上がる。ただし、兵力が徐々に下がる。
必要士気4
Illustration : 山本章史

騎兵で武力3、大軍・暴乱持ちの人属性騎兵。とてもコモンとは思えないほどのハイスペックなカードである。
耐久力だけなら武力4騎兵並みにあり、柵壊しや弓集め、端攻城またはその防止などで存在感を発揮できるだろう。

計略はC梁興と同計略で武力+4&毒で効果時間はVer3.594_B現在約2c。
C梁興と比べると知力が低い分だけ効果時間も短いので費用対効果は低い。
知力+1ごとに2c長くなるほど知力依存は凄まじく大きいので、知力が上がったときは頼ることもあるだろう。
暴乱持ち武将に刹那の号令と見ても短すぎる事もあり、飛将の餌とするか、突撃する間際などの見極めが必要。
なお毒の影響は少なくて済むのでリスクは低い。
最大限に生かすならば暴乱系計略を主軸にしたデッキに入れての更なる全体強化、あるいはコンボ狙いが基本となるだろうが、
他に乱持ちがいなくても、成宜ひとりで強化戦法もどきとして使うという事もあるかもしれない。

大軍+高スペック+人属性なのも相まって、群雄を代表する武将となっている。
Ver3.59では暴乱を持つ武将や暴乱計略が増え、暴乱デッキが一般的になり使用率がさらに上昇。
同武力・特技暴乱持ちで知力が高いC張横が現れたが、単純な武力要員としてはこちらに分があるだろう。
しかしVer3.59_2の修正で強毒の乱の毒ダメージが上昇している点は気をつけよう。

まるで正義のヒーローさながらの格好いいセリフを発するのだが、武将名とかけた単なるダジャレであるが、
コスト1のコモンなのに攻城セリフが専用のものが用意されていたりと、優遇(?)されているカードである。

【群雄060】UC成公英

武将名せいこうえいなし
成公英韓遂の腹心。忠義心に厚く、韓遂が曹操配下の夏侯淵に敗れ、部下が散り散りになった際も一人残り、韓遂を支え続けた。韓遂が蜀に頼ろうとしたときは、その弱気を責め、羌族を頼って力を回復し、再び曹操に立ち向かうよう献言した。

「大切なものを守るために、戦うしかないのです」
コスト1.0
属性
兵種槍兵
能力武力1 知力7
特技伏兵 暴乱
計略西涼の秘策範囲内の敵の武力と知力を下げる。
必要士気5
Illustration : 獅子猿

Ver2.1xR成公英の互換。
計略は解除戦法→西涼の秘策に変更。

歩兵から槍兵に変わったのはいいが、その代わり武力が2下がっている。
同コスト帯の槍兵には天属性で復活持ちのC程遠志、地属性で軍持ちのC鄧茂がおり、
人属性で伏兵持ちのUC成公英とは、登録する軍師やデッキによってうまく使い分けが出来る。

計略は武力-3・知力-6の妨害計略で、範囲がそこそこ広く知力低下が大きいのが特徴。
妨害計略として使いやすい部類に入るが、速度低下がなく、武力低下も抑え目なため、
英傑号令に立ち向かったり、単発で決定打とするには難しい。
その一方で、知力低下が大きいため、先打ちで群雄天敵のダメージ計略持ちを抑えておき、
群雄が誇る騎馬軍団でスマートに排除できれば最上。
また士気消費が軽めである事を生かして二度掛けしたり、ダメージ計略や他の妨害と併用するなど
計略コンボの下地としても有効に作用してくれるだろう。
ちなみにVer3.5現在では知力0に18C、知力2に11.5cの持続が確認されている。

乱持ちではあるものの、暴乱計略のレパートリーやパーツ不足から使用率は伸び悩んでいたが
ver3.59での特技暴乱及び暴乱計略持ち武将の大量追加で突如ランキングが急上昇した。
コスト1槍兵で乱持ちは全勢力に4枚しか存在せず、また群雄勢でも貴重な計略要員なのも高評価なようだ。
ちなみに武力1の男性武将の中で唯一の一騎討ち対象である。

なお余談だが、彼の姓名は「成 公英」ではなく「成公 英」である。
また中性的なイラストとボイスであるが、彼はれっきとした男性なので間違えのないように。



【群雄061】C帯来洞主

武将名たいらいどうしゅなし
帯来洞主孟獲の妻・祝融夫人の弟で第八洞主。木鹿大王の下に救援を求める使者として立った。助けに来た木鹿大王が戦死すると、孟獲らを縛りあげて偽の投降を演じ、蜀軍が油断しているすきをつくという一計を試みたが、諸葛孔明に見破られ補縛された。

「こいつめ!こうしてああして、こうしてヤルッ!」
コスト1.5
属性
兵種象兵
能力武力5 知力3
特技復活 暴乱
計略強遅の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)武力が上がる。ただし、移動速度が下がる。
必要士気4
Illustration : 山本章史

Ver2.0xC帯来洞主の互換。
ついに群雄にも登場、というか復帰したコスト1.5象兵の1枚。
はじき戦法は忙牙長に譲り、自身は暴乱計略である強遅の乱に変更。
Ver2.xと同じく活持ちなので、伏兵掘りはもちろん撤退覚悟の柵破壊や時間稼ぎなど汎用性は高い。

計略は武力の上昇と引き換えに移動速度が低下するというもので、Ver3.51B現在は武力+4、移動速度0.4倍、効果時間6.5c。
残り時間が少ない時に自城際で肉弾壁となって攻城を止めたり、城に張り付いた状態で
強進の乱と組み合わせるなど、移動速度低下のデメリットが少ない城際の攻防時に力を発揮するだろう。


【群雄062】UC張衛

武将名ちょうえいなし
張衛五斗米道の教祖・張魯の弟。曹操が漢中に侵攻してくると兄・張魯はすぐに降伏してしまうが、張衛はこれを承知せず、独断で数万の兵を率いて陽平関を固守した。用兵に長けていた張衛は、山頂からの猛攻により曹操軍に大打撃を与えて撤退させた。

「曹操が何だ!俺は決して諦めぬぞ!」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力5 知力5
特技崩射
計略火事場の麻痺矢自身の武力が上がる。この効果は自軍の城ゲージが少ないほど大きい。一定以上武力が上がると、さらに麻痺矢状態になる。
必要士気4
Illustration : 戸橋ことみ

某三国志小説において何故か主役級の扱いを受けていた張魯の弟が三国志大戦にも登場。
あの小説のファンにとっては、兄である張魯よりも、魏や呉の下手な武将よりも、よっぽど印象深い武将かもしれない。

1.5弓兵最強格のC李傕&郭汜をはじめ優秀な低コストがひしめく群雄においては、見比べてしまうと若干目立たないスペックだが
安定した武力知力、サポート向きの特技と計略、さらにサポート奥義に噛み合う天属性と、最低限実用的な性能は備えている。
素直に使いやすいスペックの崩射持ちという独自性で、優秀だが一癖あるカードが多い群雄の中に居場所は見つけられそうである。

計略は火事場効果のある麻痺矢で、効果時間は7〜8cほど。
火事場系の計略は相変わらず汎用性はないものの、いざ発動可能な状態になれば士気効率が非常によい単体強化として機能する。
麻痺矢効果は城ゲージ黄色(49.9%以下)からしかつかず、その倍率も0.6倍と若干マイルドに抑えられているが、
49.9%時点ですでに通常の麻痺矢よりも武力上昇が高く、さらにはゲージ残量が25%前後で武力+10、15%前後で武力+15の超絶強化にもなる。
効果時間もこの手の計略にしてはほどほどに長く、知略昇陣などの知力上昇と組み合わせればさらに伸びる。
また麻痺矢計略全般に共通していることだが、乱戦にも速度低下効果がつく。
ある程度武力が上がった状態で自ら城門に攻めこめば、騎兵の突撃でも最初の一撃さえ耐えればそのまま足止めできるため
弓兵の攻城ダメージと武力上昇を加味すればかなりの戦果を期待できる。
知力コンボ重視の超絶強化メインデッキにさりげなく入れると、崩射での援護も含めてなかなかの働きをする。

火事場計略+麻痺矢+崩射持ちという点は、自城を削りながら騎兵で押し込み敵部隊を殲滅して敵城を先に粉砕するという戦略とこれ以上ないほど噛み合っており、
崩射で暴虐なる覇道や火事場の神速による速度上昇騎兵の援護を行いながら、
火事場効果が発動すれば防衛に出てきたりこちらの城を狙いに来たりする敵部隊をことごとく足止めし撃退できる。
破滅陥陣営デッキや暴虐デッキにて彼を使いこなせれば、その存在の大きさは必ず理解できることだろう。
火事場計略が全体的にそれ本人が主戦力となる傾向が強い中、サポートに回る役割もこなせるカードは貴重で、戦術の幅も広がる。

パッと見の派手さに欠けるためやや影に隠れてはいるが、使い手次第で十分に化けうる通好みの1枚。

【群雄063】UC程銀

武将名ていぎんなし
程銀後漢末に関中で独立勢力を持った関中十将の一人。馬超と韓遂と共に長安を陥落させたが、渭南で曹操軍と戦った時に落とし穴の罠にかかる。馬超が救援に来るものの、時すでに遅く、乱戦中に張横とともに命を落としてしまう。

「へへ、行くぞ、行くぞ!!」
コスト1.5
属性
兵種槍兵
能力武力6 知力3
特技暴乱
計略強進の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)武力が上がる。ただし、効果中は強制的に前進する。
必要士気3
Illustration : 岩男信人

Ver2.1xC程銀の互換。
計略は「解除戦法」→「強進の乱」に変更。
レアリティはC→UC、兵種は歩兵→槍兵に変更され、特技は新たに暴乱を取得。
槍兵としては及第点の武力だが、知力に問題があるのは群雄お決まりのコースか。

計略自体は士気3で武力+3が7c(Ver3.59_C_3)と、士気対効果だけ見ればかなり優秀。
開幕から群雄の脳筋暴乱軍団でのゴリ押しも可能。
特攻戦法のような強制前進がついてしまうが、ひたすら押していく場面では大した問題ではないし、逆用しての多重城門も狙える。
猛進の大号令や赤兎咆哮の暴走を抑えて敵城門に連れて行く役としてお供に選ばれることも多い。
猛進の大号令+強進の乱+攻弱の乱で、敵城門に三倍速でまっすぐ殺到して一気に落城させるロマンコンボも一部で研究されているとか。

群雄1.5武力6の槍は楽就や胡車児、董荼那がいるので、暴乱がいらないデッキならそちらが採用されがち。
暴乱抜きの話となると他の群雄1.5槍には劣るので、採用するならやはり暴乱デッキだろう。
乱持ちの1.5槍はかなり希少で、また乱持ちは武力が控えめにされがちな中で武力6を誇るのは重要な要素。
計略のほうもクセがあるものの、使用場面を見誤らなければ貴重な全体強化として機能するだろう。

Ver3.59になり新たな暴乱関連のカード追加に伴って暴乱デッキの評価が上昇。
数少ないコスト1.5暴乱持ちの槍兵の程銀は使用率が急上昇し、200位近く順位が上がるという局地戦でしか見られないような現象が発生した。
Ver3.59Aでは主な採用先だった強壊の乱の弱体化もあって使用率は落ち着き、ピーク時に比べて70位ほど落ちている。
Ver3.594_Eでは強滅飛将デッキの大流行により、そのパーツとして採用されVer3.59以来の上位ランキングに姿を見せている。

【群雄064】UC馬玩

武将名ばがんなし
馬玩関中独立軍閥で、韓遂配下の武将。馬超が曹操に反旗を翻した際、ともに立ち上がったが、馬超が賈詡の離間の計にはめられ、韓遂を疑いだしたので、馬玩は主君を守るため馬超殺害を計画した。しかしその密談中に馬超の急襲にあい、馬玩は韓遂を守り殉死した。

「義理とか人情とか言ってる場合じゃあ無えだろう?」
コスト2.0
属性
兵種騎兵
能力武力7 知力3
特技勇猛 暴乱 大軍
計略速愚の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)移動速度が上がる。ただし、知力が下がる。
必要士気3
Illustration : 風間雷太

Ver2.0xC馬玩の互換。
群雄では貴重なコスト2騎兵となり、勇猛と大軍で安定したスペック。

計略は暴乱系で移動速度1.5倍、知力-10となるもので効果は5cほど。
自身が速度上昇の恩恵をもっとも強く得られる騎兵であり、また暴乱持ちや騎兵が豊富な群雄勢力であるのは評価できる。
速度上昇率がややマイルドなこと、知力が大幅に下がることなど、気になるところはあるが、
低士気で集団速度上昇が得られるというのは、状況によっては非常に強力。
とはいえ欠点は欠点なので、使った瞬間にまとめて妨害を食らったりなどしないように細心の注意は必要。
消費士気が非常に軽く、かつ戦場全体に効果がある暴乱計略なので、
分散して使用することで相手の妨害・ダメ計へのリスクをある程度減らせる。

何進の大号令のように、知力が下がるデメリットを逆手にとるコンボ目的での使い方も可能。
特にメリットとデメリットが共存したものが多い乱計略とは様々なコンボが考えられるだろう。
士気3と軽いことと効果時間が短いこともコンボ狙いの場合には便利である。

【群雄065】C波才

武将名はさいなし
波才太平道の大賢良師・張角の配下で、黄巾の乱では指揮官を務めた武将。朱儁や皇甫嵩を包囲するなど官軍の主戦力部隊に対し奮戦するが、風を利用した皇甫嵩の火計によって部隊が壊滅してしまい、曹操の援軍の前に敗北した。

「黄巾の力にひれ伏せ、腑抜けの官軍ども!」
コスト1.0
属性
兵種歩兵
能力武力3 知力2
特技復活 暴乱 大軍
計略強化戦法自身の武力が上がる。
必要士気4
Illustration : 後藤弘樹

黄巾賊から新規に登場した武将。
Ver1時代のC程遠志を思わせる復活歩兵で、さらに大軍と暴乱まで持つ優秀なワラ要員。
活・軍の特技は基本的に武力1扱いで付与されているので、性能的にはC張梁にも匹敵するハイスペックカードである。
また三国志大戦の史上では初となる、特技3つ所持のコモンカードでもある(これまでは特技3つ所持はR以上に限られていた)。

武力3のためC張梁に比べて基本戦闘力は劣るものの、大軍で兵力3割増しのため耐久力は互角に近いものがある。
加えて、復活での早期戦線復帰に大軍での高速城内回復を併せ持つ彼は恐ろしく戦闘サイクルが早く、
倒されても倒されてもすぐに攻城や自城防衛に復帰し、相手へ断続的な局地戦を強いる事ができる。
漠然と1対1で乱戦するよりも、他の部隊(おもに騎兵)と組ませての運用を心掛けるとC張梁との違いを明確に感じられることだろう。

武力依存度の高さからワラ・低武力が厳しいかと言われたVer3.50稼働初期はほとんど採用されることはなかったが、
高コスト入りや少数精鋭のデッキが主流になることで一周巡ってワラが復権したver3.51ではランキング上位に食い込む活躍を見せている。
Ver3.51Bで武力依存度の強化、さらなる低コスト攻城力の減少という厳しい調整を受け、大幅に使用率が落ち込んだが、
ver3.59での乱・ワラ復権でランキングに返り咲いた。

さりげなく知力2であるため、兵力Max(130%)なら知力6までの伏兵を踏んでもギリギリ生存する可能性があり、
また暴乱や地属性という特性があることから、C張梁よりもC波才を優先して採用するデッキもチラホラ見かけられる。

【群雄066】R馬岱

武将名ばたい忠義の臣
馬岱馬騰の甥。馬騰とともに都へ赴くが、曹操によって馬騰が殺されたため、旅商人の格好をして脱出した。西涼へと戻った馬岱は、馬超とともに、馬騰の仇を討つため曹操と戦うが、敗れて馬超に従い蜀に降った。のちに諸葛孔明に従い、南蛮征伐、北伐で活躍した。

「おのれ曹操、我が一族の恨みを思い知れ!」
コスト1.5
属性
兵種騎兵
能力武力5 知力4
特技覚醒 魅力 暴乱
計略猛将の一閃範囲内の敵1部隊に衝撃によるダメージをあたえる。ダメージは互いの武力で上下する。
必要士気5
Illustration : 西山優里子

Ver2.0xR馬岱の互換。
計略は「不屈の忠義」→「猛将の一閃」に変更。
回復計略持ちからダメージ計略使いに変更になった、安定型コスト1.5騎兵。
武力・知力の数値こそ1下がったが、特技3つを取得しバランスのいい武将になっている。

計略は敵1部隊に武力差によるダメージを与えるもので、範囲内の敵部隊が複数の場合は位置が自分に一番近い部隊が選ばれる。
計略範囲が扇形と特殊な形だが、慣れれば騎兵の足もあって照準合わせがしやすい。
武力の低い計略役の除去や舞姫の撃破など、群雄勢力では手薄になりがちな細かい仕事と立ち回りができ、
また密着状態でも使えることを生かし、突撃で少し削ってから一閃することで多少武力のある相手でも撃破が狙える。

武力差依存のため、当然ながらなんらかの効果で武力を上げれば一閃の威力は上昇する。
号令や奥義などで武力をブーストできれば、その強化を活かしつつ難敵への牽制も可能。
本人の持つ覚醒で武力が1上がることでも計略威力が上がることも忘れないようにしたい。

肝心の威力はと言うと、武力6(覚醒後)の状態で武力3の兵力100%をほぼ倒せるとのこと。
さらに一閃には最低ダメージ保証が付いており、どんな相手にも30%程度のダメージを期待できるので、
兵力の少ない敵の高武力武将や、寡兵計略に対しては存在そのものが大きな脅威となるだろう。
また衝撃系計略は「(武力依存の)計略ダメージ」なので「武力によるダメージ」ではない(防護戦法で軽減されない)事も覚えておこう。

しかし、同じ一閃使いであるR閻行が群雄では数少ないコスト2槍という独自性で攻城役や壁役として重宝されている一方、
群雄コスト1.5騎兵は選択肢が多く、また高コストにデッキの核となる騎兵が多い事もありR馬岱の使用率は今一つである。
一閃で低コスト計略要員を倒し攻め手の一つを封じても、残りの武力要員に士気差を利用して攻め立てられるとかなり苦しいため
あらかじめ「士気差を作っても相手が攻め上がれない」というような消耗戦の状態に持ちこんでおき、
邪魔な武将を一閃で排除しながら、相手を後手後手に回らせるような連携プレイが求められるだろう。


【群雄067】C忙牙長

武将名ぼうがちょうなし
忙牙長南蛮王孟獲の副将。武勇に優れていた。諸葛孔明の南蛮討伐時に、王平と一騎討ちを演じ、王平を退却に追い込んだ。しかしそれは孔明の罠で、猪突猛進な忙牙長は、王平を深追いするうちに敵陣地に誘い込まれてしまい、そこで馬岱に一刀のもとに倒された。

「ブフー、ブフー、シャー!ガルルルルルルル……」
コスト1.5
属性
兵種象兵
能力武力6 知力2
特技暴乱
計略はじき戦法自身の武力と移動速度と、はじき飛ばす距離が上がる。
必要士気3
Illustration : 仙田聡

Ver2.0xUC忙牙長の互換。
コスト比で高武力を持つ象兵なので、暴乱デッキに限らずコスト1.5に象兵を入れたいなら有力な候補だろう。

計略のはじき戦法はC木鹿大王の持っているものと同じ。
はじき飛ばす効果ゆえ一瞬しか接触しないため、武力は大きな問題にはならない。
計略目的ならば、コストが軽く効果時間が若干長いこちらのほうがよいだろう。
一瞬で長距離をはじくため防衛や進軍の足並み崩しには最適だが、槍にささるので注意。

コスト比武力の高さ、象の堅さ、はじき戦法と三拍子揃って上手く纏まっている武将。
武力を落とさず守りに強い武将が欲しければ採用の余地はあるだろう。

【群雄068】SR龐徳

武将名ほうとく れいめい西涼爆走族
龐徳 −令明−若い頃より馬騰に仕えた猛者。黄巾の残党が暴れだすと、その鎮圧に努め、戦闘の度に敵陣を陥れていたので西涼随一の勇将と称えられた。馬騰の没後は跡目である馬超の腹心となり、潼関の戦いでは曹操の大軍相手にその剛勇を振るった。

「涼爆だー!当たると痛ぇぞー!!」
コスト2.5
属性
兵種騎兵
能力武力8 知力5
特技復活 勇猛 暴乱
計略人馬の大号令範囲内の味方の騎兵の武力と移動速度が上がり、槍の迎撃ダメージを受けなくなる。
必要士気7
Illustration : 吉田聡

待望の人馬の大号令が帰ってきた!!
何気に龐徳にとっては初の号令持ちであり、人馬デッキのキーカードとなった。
イラストや裏書の台詞から絵師ネタカードかと思いきや、復活・勇猛持ちとなかなか侮れないカードである。
旧人馬号令と比較して知力が下がった事で妨害計略耐性は落ちたが復活持ちのため、
計略後の壁役としての運用はやりやすくなった。

人馬の大号令はVer3.59_3で武力+3、移動速度1.7倍、効果時間は7.5c。
神速号令や全軍突撃よりも計略範囲が狭いので、少し広がって使おうとすると両端の武将が範囲からはみ出してしまう。
元々の人馬号令も武力押しは得意ではなかったが、武力依存が高まった今回はそれがさらに顕著になった。

槍消しの部隊が相殺しても、完全に槍の消える乱戦間合いまで待っていると突撃する時間が少なくなってしまう。
逆に急いで突っ込むと複数部隊が槍と相殺を起こし、ただの乱戦号令と化してしまう恐れがある。
また、相変わらず神速号令と全軍突撃に対しては移動速度の上昇値や突撃ダメージの差で一方的に弱い。
しかしそれでも迎撃を考えずに出来る集団突撃は強力なので、上手に扱えば高い効果を得られるだろう。

特技に暴乱があるため、群雄に豊富な暴乱計略を絡ませることで立ち回りに幅を持たせることができる。
速愚の乱や強毒の乱、寡愚の乱を号令と併用することで不足気味の速度や武力を補う用法も可能。
攻弱の乱も、号令で敵部隊を蹴散らした後に使えば大きな効果を得られる。
Ver3.59で暴乱持ち武将のパーツ不足が大幅に改善されたため、武力・計略ともにデッキ構築の幅が大きく広がった。

Ver3.59_B_2現在、計略範囲は縦幅がカード2.5枚分、横幅はカード6枚分とかなり広く味方を入れやすくなっている。

ちなみにこのカードは人属性なので、これで龐徳は天・地・人すべての属性を制覇した武将となった。

【群雄069】C梁興

武将名りょうこう世紀末武将
梁興馬超らの曹操に対する反乱に呼応して挙兵した関中十将の一人。略奪行為を繰り返し、民や役人に恐れられていた。曹操との戦いの中、離間の計によって馬超と韓遂が不仲になったために、魏に内通しようとしたが、馬超に知られてしまい斬られてしまう。

「ヒャッハッハー!城も飯も全部俺様のもんだぜ!」
コスト1.5
属性
兵種騎兵
能力武力5 知力4
特技復活 暴乱
計略強毒の乱【暴乱】(戦場にいる、この特技を持つ味方すべてに効果がある)武力が上がる。ただし、兵力が徐々に下がる。
必要士気4
Illustration : 伊藤サトシ

Ver2.xC梁興の互換。
かつては敵に毒を撒いていた男が、味方に毒を撒くようになって帰ってきた。
スペックは平凡ながらも、復活持ちの暴乱武将という点では希少。
やられ役なイラスト通りに、撤退覚悟で殿などを任せると中武力復活持ちは良い仕事をしてくれる。

計略は戦場の乱持ちの味方全てに武力+4と毒付与。効果時間はVer3.594_D現在8c。
武力上昇量は属性号令と同じであり、効果時間も知力4からすれば十分に及第点。
毒は1Cにつきおよそ3%?ほどで、特技大軍で増える25%が消えるかどうかぐらい。
さらに、「範囲が戦場全域」であるため、反計や妨害・ダメージ計略への対処も容易であり、
士気の軽さから、士気差の作成、計略コンボの成立など複合的な用途も豊富。

ただし兵力を省みず乱用すると、単なる服毒自殺になってしまうので注意。
また相手に被害を与えることなく逃げられたりすると、士気損だけでなく毒ダメージの分も不利になることも肝に銘じておこう。
そして士気効率が良く武力+4とそこそこ高い武力上昇とはいえ、
英傑号令をはじめとした+5以上の大型号令などと真正面からぶつかり合った場合、
毒効果も合わさって突撃などを食らわなくても乱戦だけで案外あっさり溶けてしまう事にも注意したい。
なお士気は軽いが、暴乱持ちは少ない中で更に魅力も持つ武将となると相当限られる。
群雄だけでも2枚、他の勢力でも1〜2枚で総計8枚しかなく、魅力多めのデッキにはしづらい。
組み合った状態で使う、攻城中に使う、あるいは大型計略を使わせて士気差を稼ぐ等、
目的をしっかり意識して運用出来ると、必ずや君主の力になるだろう。

因みに、知力1の成宜が2cな事を考えると知力依存は凄まじく大きく、知勇兼陣だけでも更に2c近く延びる。
賢遅の乱や賢毒の乱とコンボすれば20C程(両方なら30C以上?)まで伸びる計算だが、その分凄まじい毒ダメージを受けるのには注意。
受けた毒を逆手に取って、寡愚の乱→援弱の乱とコンボするのも良いだろう。

華は無いが、どんな暴乱デッキでも無理なく入るスペックと計略という使いやすさが売り。
Ver3.59での乱計略・乱持ちの大量追加で、UC程銀ほどの急上昇ではないがついにランキングに登場。

【群雄070】SR呂布

武将名りょふ ほうせん至強の武
呂布 −奉先−最強の武を持つ男。前漢の勇将になぞらえ「飛将軍」と言われ、また騎乗する赤兎馬と共に「人中の呂布、馬中の赤兎」と称された。武勇では負けたことがなく、虎牢関においては、関羽、張飛、劉備の3人と同時に戦ってもひけをとらなかった。

「目障りな雑魚め、呂奉先がひねり潰してくれるわ」
コスト3.0
属性
兵種騎兵
能力武力10 知力1
特技勇猛 暴乱 大軍
計略飛将気炎撃範囲内の敵全てに衝撃によるダメージをあたえる。ダメージは互いの武力で上下する。
必要士気8
Illustration : 一徳

Ver3.5で追加された2枚目のSR呂布。
大軍が高武力と非常にマッチしており、通常時の戦闘では全カード中最強である。
一方、呂布らしくコスト3知力1と伏兵・妨害・ダメ計に滅法弱い。

計略の飛将気炎撃は武力依存のダメージ計略で、猛将の一閃と違い範囲内の敵全てが対象となる。
範囲は自身を含みつつ多少前に移動した回転可能な円で、戦場の横幅の半分程度の直径。
城門から少し左右にずらすだけで片側の敵をすべて範囲に収める事が出来る。
各種共鳴号令や陰陽程度なら全部隊を範囲に入れることも難しくない。
武力3は確殺(大軍持ちは除く)、武力4はミリ残りで乱数幅はほぼ無い。
武力10以上に対してはほぼ5割以下のダメージだが、他の武力ダメ計同様に保証値として3割程度は確実にダメージを与える。
武力を上げれば威力も上がるが猛将の一閃などに比べて武力依存がマイルドで、武力20でも確殺出来るのは6までと控えめ。

計略の範囲と性質上、ワラワラや舞いデッキ、無号令デッキやに対しては非常に強く、
特に素武力最大の武力10の突撃を喰らわせた上で計略を使ったならまず即死、高武力でも瀕死は免れない。
反面、その範囲から反計には弱い上に妨害計略を使ってこちらの武力を下げたりされると、士気8に見合う効果が得られなくなる。
特に相手が号令を使って武力を上げてきても効果が落ちるので、足並みを揃えて兵力満タンの号令を相手に圧倒するのは難しい。
戦闘力は折り紙つきなので、暴乱大軍持ち武力10騎兵として最前線での戦闘をこなしつつ、
相手に気炎撃のプレッシャーを与えて号令の先打ちを強要するようなプレイングが重要となる。

軍師カード


【軍師群雄007】SR王異

軍師名おういなし
王異涼州刺史・韋康配下の趙昂の妻。勇猛果敢で才知に優れ、生涯夫の趙昂を助けた。曹操に敗北した馬超の侵攻を何度も防ぎ、退却に至らしめた趙昂の防衛戦の影には王異の献策による助けがあったと言われている。

「女だからってなめてもらっちゃ困るね」
攻略速軍侵攻味方の武力が上がる。範囲内の味方はさらに移動速度が上がる。
属性:人
上昇速度:並
効果時間:並
装備可能兵書:兵力増援、士気上昇、突撃強化、再起興軍
装備可能秘伝書:士気+迅突、増援+突撃、士気+迅槍
兵略転進再起一瞬で自城に戻り、復活カウントを減らす。
属性:地
上昇速度:並
効果時間:一瞬
装備可能兵書:兵力増援、士気上昇、武力上昇、速度上昇
装備可能秘伝書:士気+増援、同盟+速軍、増援+武昇
Illustration : 米谷尚展

寒そうな場所で随分寒そうな格好をしている軍師。
EXを除けばVer3カードの全てがSRという人物。

攻略「速軍侵攻」は武力+1、範囲内ならば更に移動速度1.5倍、効果時間13c(限界突破14c) (Ver3.595_B)
Ver2以前でいうところの兵法「速軍の法」に相当し効果範囲も広い上に兵種を問わず、ため時間も一瞬なので使いやすい。
槍兵が迎撃を受けない速度上昇は色々と応用が利くため、デッキを問わず様々な局面で頼りになる奥義である。
しかし武力+1しかないので、速度と効果時間を活かせるプレイングを心掛けたい。
単純に考えれば速度上昇と相性が良い全軍突撃や人馬号令とのコンボが考えられる。
史実では馬超たちの宿敵だった人物だけに、皮肉ともとれるが……。

兵略は今まで群雄勢にのみ存在しなかった『転進再起』。
騎兵中心でない編成のデッキで、速軍による奇襲が狙えない場合などに使用することになるだろう。
全軍を上げて敵をせん滅し敵城に張り付き、兵力がミリになったら(落ちても多少はカバーできるが)自城に整列、がベストか。
つまり、戦場の部隊をすべて自城に引きもどし確実に揃えるという特性は、どちらかといえば総力戦向け。
群雄勢力が得意とする局地戦では端攻め部隊まで引き戻されることになるため、歯がゆい思いをさせられることも多い。

ただし、罠陣略に嵌まってしまうとどうしようもなかった群雄勢にとっては戦略の幅が広がったことになる。
他勢力の号令や卑屈系の計略と組み合わせるなど、再起興軍の代替ではなく明確な目的意識を持って使いたいところ。
たとえば敵攻城ラインで相手の天下無双を誘って転進した場合、装備兵書の速度上昇があると
SR呂布が3倍速で城門に辿り着く前に出城でき、槍兵で刺す事が可能。
なお他の軍師の転進再起は兵書『再起興軍』を装備できるが、王異だけは装備できないことに注意。

余談だが、このカードに限らずVer3.5で追加された軍師の引継ぎ兵法は今までの軍師と違い、奥義と関連が低いものが多い。
この王異は攻略が速軍なので前作の『速軍の法』を引き継ぐかと思いきや、なぜかGC賈詡と同じ『正兵の法』を引き継ぐ。

【軍師群雄008】R朶思大王

軍師名だしだいおうなし
朶思大王南蛮随一の知恵者。蜀軍に苦戦していた孟獲がその智謀を頼り、献策を乞うた。蛇や蠍がはびこる禿龍洞や、四つの毒泉など自然の要害を用いた南蛮ならではの抗戦を示し、諸葛孔明の率いる南伐部隊を大いに苦しめた。

「面白い策があるのだが、いかがか?」
攻略衝軍戦攻味方の武力を上げる。範囲内の味方はさらに武力が上がるが、移動速度が下がる。
属性:地
上昇速度:並
効果時間:並
装備可能兵書:再起興軍、兵力増援、士気上昇、防柵再建
装備可能秘伝書:士気+知昇、増援+増援、同盟+再建
陣略移動舞陣味方の舞い中の部隊が移動可能になり、さらに移動速度が上がる。
属性:天
上昇速度:並
効果時間:長
装備可能兵書:再起興軍、兵力増援、士気上昇、横幅拡大
装備可能秘伝書:士気+拡大、同盟+防護、増援+増援
Illustration : 二見敬之

南蛮勢力の知恵袋、朶思大王が軍師カードとして登場。
攻略の性質上、前作の『衝軍の法』の引き継ぎを期待してしまうが、実際に引き継ぐのは『他勢力の大攻勢』である。

攻略・陣略ともに非常に尖った構成になっており、人を選ぶカードとなった。
攻略は前作における衝軍の法に相当するが、範囲内にいた場合は英傑号令と同等の武力+5。
ため時間はほぼ一瞬で殆ど無く、効果時間もかなり長い。
範囲も攻城部隊+マウント部隊がすっぽり入るため、城に張り付いてからの破壊力はかなりのものとなるだろう。
ただし、それらの代償として移動速度0.2倍と絶望的に足が遅くなる。
その性質と範囲の関係で弓兵との相性がいい。弓兵を呉や魏から輸入してくるというのも選択肢としてはありだろう。
逆に騎兵は突撃オーラを維持できなくなるほど速度が低下するので、マウント用などで範囲に入れない工夫も必要になる。
デメリットはあれど武力上昇は英傑号令と同じで、効果時間はむしろ長いほどと考えると非常に強力な奥義である。
攻城中や城門・舞姫などを守ればいい時など狙い所を絞れば号令の代用にもなる。
R呂布とのコンボも強力。飛将降臨を使用した際の武力を大幅に上げることができる。

陣略は蜀のGR徐庶が持っているものと同様。
元々群雄という勢力に舞い計略が多いことに加え、移動することで効果が格段に上がる妖毒の舞いや、
Ver3.1xで数少ない有用な選択肢であった破滅の舞いによる強制攻城が単色でできるなど今後の研究が待たれる。
GR徐庶と違いレベル15の時点で陣略レベルが6しかないため、陣の範囲が若干狭くなる点に注意。

定番カード

  • コスト3
  • コスト2.5
  • コスト2
    • R閻行 槍兵 8/2 乱 天属性
      知力2と特技が乱のみなのが少々キツイが、群雄に貴重なコスト2槍兵。
      計略の猛将の一閃も、武力8のおかげでなかなかの威力。
  • コスト1.5
    • R馬岱 騎兵 5/4 乱・醒・魅 地属性
      特技が豊富で猛将の一閃を持つ。
      低武力の計略要員および舞姫の排除や、兵力が少ない敵のとどめに有効。
    • C梁興 騎兵 5/4 乱・活 人属性
      暴乱デッキの要となる強毒の乱を持つ。
      復活持ちであるため回転率が良く、伏兵掘りなどの雑用からアタッカーまで幅広くこなせる。
  • コスト1
    • C成宜 騎兵 3/1 乱・軍 人属性
      大軍があることで、なかなかのしぶとさを持つコスト1騎兵。
      低知力ゆえ効果時間は短いが、計略もここぞと言う時のアクセントになる。
    • UC成公英 槍兵 1/7 伏・乱 人属性
      クセが無く使い勝手のいい妨害計略を持つ。
      また、群雄ではこれまでC程遠志だけだったコスト1槍であるのも嬉しいところ。
    • C波才 歩兵 3/2 活・乱・軍 地属性
      数値と兵種だけ見ると頼りなく見えるが、復活と大軍の2つにより数値以上の強さを持つ。

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