武将名 | おうさん ちゅうせん | なし |
王粲 −仲宣− | 建安七士のひとり。幼い時長安に移り、非凡な才能を発揮した。蔡邕に絶賛され、蔵書を譲り受けた。また抜群の記憶力の持ち主であり、石碑文を一読しただけで暗唱し、囲碁の盤面を一目見ただけで、別の盤面に一目も間違えることなく並べてみせたという。 「これも全て想定の範囲内です」 | |
コスト | 1.0 | |
属性 | 天 | |
兵種 | 槍兵 | |
能力 | 武力1 知力8 | |
特技 | 伏兵 | |
計略 | 旋略・弓馬伝授 | 【旋略・国力】(カード方向で効果が切り換わる)発動時に自身は撤退する。 ↑:戦場で最も武力の高い味方の弓兵の武力を上げて麻痺矢状態にし、国力が上がる。 ↓:戦場で最も武力の高い味方の騎兵の武力と移動速度が上がり、国力が上がる。 |
必要士気4 | ||
Illustration : 三好載克 |
建安文学を代表する名文士も参戦。
その才は蔡邕に絶賛され、詩聖曹植にも愛された人物である。
漢では珍しい低コスト高知力の伏兵であり、貴重な存在。
自身も持つ決起計略の弱点とする開幕に強いのはありがたい。
武力1は戦力的に頼りないが開幕以降は計略で撤退が多いので、どの道あまり問題にならない。
計略はVer3.59から追加された旋略で、それぞれ決起の殿馬と麻痺矢伝授。
↑弓伝授は国力0からそれぞれ、武力+4、+5、+7、+9。移動速度0.4倍の麻痺矢効果。
↓馬伝授は国力0からそれぞれ、武力+4、+5、+7、+9。移動速度2倍。(共にVer3.59_3)
同系統の伝授計略や単体強化と比較しても、遜色のない武力上昇値。
効果時間は国力や旋略の上下にかかわらずに9cで一定、またそれぞれの付加効果も国力で変化しない。(要検証)
必要士気が1重いものの、効果自体は国力1以上からは殿、私の馬を!を上回る。
但し、士気が1重い事を考えると国力が上がることを加味してもさほど士気効率は高くない。
同じような効果を持つC許劭の決起の車輪伝授と比較すると、
低国力時こそ差は無いが、国力3時の決定力では大幅に遅れをとっている。
しかし、車輪に比べて神速・麻痺矢の方が使い勝手が良く、伝授計略でバーストさせる場面は少ないので気にする程では無いであろう。
伝授計略なので、他の計略と重ねて使っていけるというのも強み。
国力を溜める為には、さほど効果の高くない決起・復興計略を複数回使う必要があるが、
こちらは(士気こそ必要だが)他の決起系計略と重ねることでちょっとした超絶強化にすることが可能。
もちろん単体でもそれなりの効果があり、また効果範囲が画面全体なので反計にも耐性がある。
弓兵と騎兵に状況に合わせて伝授できるため、伝授相手が撤退中でももう一方が使える点は他の伝授に無い利点。
しかし、どちらの効果も活かそうとすると高コストの弓兵・騎兵を入れる必要があり、デッキの自由度が失われてしまう。
加えて決起計略として国力を活かすとなれば、さらに他の決起・憂国武将を入れる必要も出てくる。
かといって、最初から得られる効果を絞って使うと割り切ると、今度は前述の費用対効果の低さが問題になる。
伝授・旋略・決起と様々な要素を併せ持つが、逆に効果が多彩すぎて扱いに困る事も多い。
多少の効率の悪さは承知で効果を絞るか、あえて全ての要素を活かそうと茨の道を行くか、デッキ構築が悩ましい武将。
漢には決起神速や決起麻痺矢など、似たような決起計略が存在するので、
戦功の荒稼ぎや乱れ撃ち、復興の温杯など付加効果が強い計略にさらに殲滅力を追加するコンボを狙うのが基本形となる。
特に弓の伝授はVer1からVer3.59までの全ての登場カードの中で唯一である。
そのスペックと汎用性が評価され、Ver3.594_Dではランキング中〜下位を維持している。