カードリスト / 第5弾 / 漢 / 淳于瓊（烏巣の死線）

2枚目の登場となった袁家の食料番、もしくは凶猛都督。
最早お約束なのか、相も変わらず包帯をグルグル巻き付けており、風貌が分からなくなっている。

2.5コスト武力9ながら知力6、加えて征圧力2に攻城まで備えるが刻印も一緒に付いている。
武力要員としては勇猛を持っていないので、一騎打ちにやや不安あり。
将器はどれも優秀だが、それぞれ方向性が大きく変わるため慎重に選びたい。

計略「烏巣の死線」は岐略超絶強化。基本効果は武力+6。
[緋略]は武力上昇値はそのままに移動速度が1.7倍になり、効果終了時に士気が2上がる。
効果時間は7.9c、知力依存0.8c。
[蒼略]は武力がさらに+2(合計+8)・攻城力(+1、×1.3)が上がり車輪状態になるが、効果終了時に士気が3減る。
効果時間8.8c、知力依存0.8c。
ややこしいが効果終了前に撤退してしまった場合は士気増加・減少効果は発生しない。
(Ver.3.5.0A)

基本使用は主に緋略で、高武力と速度を活かした高い荒らし性能が持ち味。
士気バックはあるものの戻ってくる量は多くなく、王異の兎娘流鼓舞術に近い運用となる。
だが武力は向こうよりも断然高く、高速かつ迎撃されない高武力槍兵を士気なしで排除するのは至難の技。
速度と武力に加え兵力さえ十分にあればダメ計にも耐えられる知力があり、排除には相応の出費を余儀なくされる。
一撃必殺・一発消滅の計略でなければ生存はしやすいほう。

一方の蒼略は敵城まで攻め上がれた時に使うのが基本。
素の攻城力の高さに加え特技攻城と計略で攻城力を盛っているので、副将器攻城3個だと城門の一撃で約34%、三回で落城する計算となる。(副将器無しでは壁深約20%)
高武力の車輪は守城でも強く、敵を抑えると同時に味方を騎兵から守る役割も果たす。
効果終了時に士気が減少するため、残った士気は事前に使い切ってしまいたい。士気バック計略があればなおよい。

課題は複数ある。
まず主戦力であり消耗の激しい槍兵でありながらの刻印は、避けては通れない命題。
計略耐性と特技攻城はコスト2武力9組と異なり直接戦闘に関わらない部分であり、平時の安定性に欠けるのも事実。
自前で兵力を回復できないため、戦線を上げる毎にリスクは上がる。

計略に関して言えば緋略は漢軍にとって初期投資の士気6が重く、多用するにつれ他の計略が打ち辛くなっていく。
蒼略を使う場合はさらに難しく、単純に武力が高いだけの車輪なので、相手にローテーションを駆使されて守られると攻城に至らない。
一番槍や栄誉系計略でデメリット緩和を狙うのも手だが、士気や戦況・残カウント数などに応じた適切な判断が求められる。
淳于瓊の撤退で徒労に終わるならまだマシで、他の士気バック要員まで倒されると致命傷に繋がりかねない。

淳于瓊が優れているのは、それぞれ異なる方向性により自己完結した二つの強化を使い分けられる点。
緋略で敵を蹴散らしラインを上げ、戻ってきた士気を使い蒼略で勝負を決める流れを一人で作ることが可能。
ただしどちらの計略効果も士気相応の枠を出ないため、真価を発揮するには的確な状況把握と繊細な運用が求められる一枚。

登場バージョン †

Ver.3.0.0A

修正履歴 †

Ver.3.0.0D　蒼略 武力上昇値減少 +9→+8
Ver.3.5.0A　緋略 効果時間短縮 8.3c→7.9c
　　　　　　 蒼略 効果時間短縮 9.2c→8.8c