カードリスト / 第3弾 / 群雄 / 呂布（魔人降臨）

実に「2」以来の登場となる弓呂布。絵師である真島ヒロ氏は旧作でもお馴染み。
漫画家コラボで今回のモデルは不明だが、『フェアリーテイル』のエルフマンが有力。

呂布らしく武力10・知力1の超武力偏重かつ、群雄では全シリーズ初のコスト3弓。
加えて勇猛だけではなく、自身の兵種との相性も良い防柵まで自前で準備できる豪勢っぷり。
征圧力も4あるが、弓兵の性質とは若干ミスマッチ気味。
本人が無理矢理活かすよりも、前衛の塗り残しをフォローするような立ち回りだと自然に活きやすいだろう。
将器も全体的に弓兵と好相性であり、どれを採用しても一定の活躍が見込める。

計略「魔人降臨」は超絶強化。
戦場にいる呂布以外の味方全員が撤退し、撤退した武将の総武力+2だけ武力が上がる。
撤退武将の合計武力が12以上(本人の武力+14以上)で射程が伸び、矢を当てている敵の移動速度を0.35倍に下げ、撃破すると周囲を征圧領域に変える。
効果時間は5c、知力依存0.4c(Ver.3.0.0B)。

端的に書けば遠弓麻痺矢+川賊の破弓である。
撃破時の征圧範囲は撤退武将の撤退位置から半径4マスほどの円。射程は2倍程度。
麻痺矢効果は天下無双・飛中の呂布が走れなくなるほどの効果。

味方の武力は撤退時の武力がそのまま参照されるため、計略で上がった武力もそのまま得られる。
やろうと思えば武力30台、下手すれば40台に至ることも難しくない。
第5弾では士気10と自城95％を犠牲に長時間武力99になる「たべちゃうぞ」を持つ劉勲が追加され、武力99リレーが容易になった。
群雄は低士気で高武力を得られる武将が多く、比較的高武力を狙いやすいのが利点。
混色でも高武力を生み出す事は可能だが、最大士気の壁があるためフォローが必要。

もっとも武力24になれば追加効果が発生するため、必ずしも極端な高武力にこだわる必要はない。
群雄では特に馬騰と相性が良く、復活将器の存在と復活計略が低知力の呂布と噛み合っている。
斬られる役としては、呂布が弓兵ということもあり残り3コストを均等に復活槍で補うのが人気。

基本的には相手の迎撃や、充実した追加効果を活用した殲滅のために使う事になる。
効果の高い号令の抑制にもなり、さらに射程上昇もあってダメージ・妨害計略の範囲から逃げやすい。
その上で超高武力の射撃を押し付けられるのだから、相手としてはたまったものではないだろう。

知力ダメージ計略はもちろん、雲散系は天敵。
味方を粗方切った上で強化するため、雲散されると撤退のリスクだけが重くのしかかる。
また効果時間も割と絶妙すぎる部類であり、この武力で攻城しようにも守城弓一つで攻城は間に合わなくなる。
他には、味方が武力低下を食らうと自身の計略にモロに影響が出てしまうのも短所。

また、城際防衛には割と不向き。
前述の通り味方を斬ってしまうことで手数が確実に減り、計略に複数部隊攻撃の効果がないため「点」は守れても「面」の攻めは守れない。
幸い城内の味方は斬らないのだが、この点をよく考えなければ自分から不利に走る事になるので注意。

ただ、素武力10もあって伝授系だけでも十分場を荒らせ、弓マウントで攻城も狙える。
計略もそうだがこのスペックをどう活かすかも、プレイヤーのセンスが出る。
計略の性質上、再起の法でも選ばない限り連打はできない。
気軽に打てる計略ではないため、他の決定打になる裏の手をしっかり仕込んだ方が良い。
呂布の計略をただ押し付けるだけではなく、味方でどれだけフォローするかが真価の発揮どころと言えるだろう。

環境によって使いやすさが変化しやすく、その都度修正が入っている。
Ver3.0.0Aでは遊軍システムが追加され、貂蝉との相性が非常に良いことから使用率も上昇。
翌Ver3.0.0Bでは効果時間に加え速度低下値まで減少し、登場以降では最も厳しい下方修正が入ってしまった。

登場バージョン †

Ver.2.0.0A

修正履歴 †

Ver.2.0.0C　効果時間延長 5.8c→6.3c
Ver.2.5.0A　効果時間短縮 6.3c→5.4c
Ver.2.5.1C　効果時間延長 5.4c→5.8c
Ver.3.0.0B　効果時間短縮 5.8c→5c
　　　　　　 移動速度低下値減少 0.3倍→0.35倍