武将名 | おういん しし | 忠義の老臣 |
王允 −子師− | 若き頃に「王佐の才」と当時の名士・郭秦から認められた。董卓が政権を掌握すると、司徒に任命され政務を執行した。しかし、董卓の目に余る暴虐な圧政に国の存亡を憂いたため、表向きでは董卓に従ったが、裏では董卓暗殺を決意し、計画を立てて実行した。 「けしからん!国をなんだと思っておるのだ!」 | |
コスト | 1.5 | |
属性 | 人 | |
兵種 | 弓兵 | |
能力 | 武力3 知力8 | |
特技 | 防柵 大軍 | |
計略 | 憂国の提言 | 【ため計略】(計略ボタンを押してから一定時間で発動する。この計略は反計されない)士気が上昇する。ただし、計略発動時に国力を消費する。国力が足りないときは効果が下がる。 |
必要士気5 | ||
Illustration : 小城崇志 |
王允と言えば、三国志の登場人物の中でも作品によってかなり印象が違ってくる人物だが、
こちらのR王允もUCの腹黒そうなイラスト・セリフの自分とは対照的に忠義の志士といった趣で登場。
スペックは、柵と大軍があるとはいえ、三国志大戦きっての激戦区である漢のコスト1.5としては心許ない。
特殊な計略なうえに戦力として足を引っ張るので非常に使いづらいカードだが、ため中でも戦力にできる弓なのは救いか。
計略は士気が上昇するため計略かつ憂国計略。
ため時間は7c弱。国力1以上の場合は士気+8。差し引きで士気が3上昇する計算になる。(Ver3.59_C_3)
ただし国力0の場合は士気+2にしかならず、結果的に士気3の無駄遣いをしただけになる。
国力を消費するのはためを開始したときではなく、ため終わって発動するときなので、国力調整と使用タイミングには要注意。
国力1の相場は士気4、最安値でも士気1.5(復興戦法)なので、士気を増やすためだけに国力運用してもほとんど士気得にならない。
よって、もともと国力運用する決起デッキにおいて、貯めすぎた国力を士気に戻せる調整計略として運用するのが基本となるだろう。
決起を使い、その国力を憂国の提言で士気に戻せば、士気4の決起計略なら自然増加した士気も含めてほぼ無限に連続使用できる。
その際、国力3から国力2へ落としつつ士気を増やし、また国力2で決起計略を使い、また国力2へ落としつつ士気を増やし……、
というループを行うようにすれば、高威力の決起を安く使用しつつ国力3を温存できる。
決起全般と相性がよく、特に低国力時の威力が低い代わりに国力2時の性能が爆発的に高いタイプとは抜群の相性となる。
国力を上げる要員としてはR孫堅やR劉備などのお馴染みの面々、また国力2〜3で真価を見せるカードとしてはR張邈やSR王美人などが挙げられる。
実戦では上記の決起計略と合わせて連続使用するのが有効な戦法だろう。
相手が号令や超絶強化などで反撃して来た場合は、当然太刀打ちできず逃げざるを得ない。
かつてため時間は3c程度なので問題なく逃げられ、相手の息切れを待って再び決起計略で暴れまわる事ができた。しかし暴れすぎたためか、ため時間が7cに修正されてしまった。
7cとなると、王允は逃げ遅れて士気5もろとも退場してしまう可能性が高い。
何とか王允を守ろうにも残った士気では大した抵抗もできず一緒に蹂躙されるのがオチである。
王允が撤退した時に国力3で憂国計略持ちが他にいなかったりすると、戦略のすべてが狂ってしまい、使い勝手が悪い。
一応士気集積同様に、士気バックまでの時間差を利用した大型コンボ狙いでの使用もできるほか、
見方を変えて「溢れそうな士気を国力の形でプールしておき、必要なときに引き出す」使い方もできる。
戦乱系計略による最大士気減少への対応策のひとつにもなりそうだが…。
ライバルはR顔良。一見全く違うカードのように見えるが、国力を消費して士気バックという国力調整役が被っている。
情勢不利と見るやすぐに逃げられるR顔良の方が便利なので、王允は憂うばかりで終わっているのが現状である。