武将名 | きょしょう ししょう | なし |
許劭 −子将− | 鋭い人物鑑定眼を備えていた名士。その人物評価には定評があったが、しばしば私情を挟むこともあったので豪族や群雄らから敬遠されていた。かの曹操が訪ねると許劭は曹操を「治世の能臣、乱世の奸雄」と評し、大いに喜ばせた。 「どーれどれ、そなたを鑑定してやろうぞ」 | |
コスト | 1.0 | |
属性 | 人 | |
兵種 | 槍兵 | |
能力 | 武力2 知力7 | |
特技 | なし | |
計略 | 決起の車輪伝授 | 【国力】自身を除く、戦場でもっとも武力の高い味方の槍兵の武力を上げて車輪状態にし、国力が上がる。発動時に自身は撤退する。発動時の国力が高いほど、効果が上がる。 |
必要士気4 | ||
Illustration : 日野慎之助 |
当時の朝廷の人事を左右したとも言われ、従兄の許靖らと共に「月旦評」という成語の元ともなった人物評の名士も参戦。
呉軍ファンにとっては、太史慈が不遇をかこっていた原因の人といっても分かるかもしれない。
計略は決起の投げ車輪と言ったところで、他と同様使うと国力が上がり、効果も国力に比例する。
武力上昇値は国力0で+4、国力1で+5、国力2で+7とそれなりだが、国力3でいきなり武力+15の超絶強化となる。
しかし士気4という数字は決起計略とすれば妥当ながら、投げ計略にしては少々割高なのが難点。
また本人のスペックも武力2無特技とお世辞にも高いとはいえず、漢は車輪が豊富なので投げる必要性もやや薄い感がある。
とはいえ、今までに無い実用的なコスト1の国力計略持ちである点は大きなメリット。
SR皇甫嵩やR袁紹などの号令持ちの槍兵を回したり、UC文醜やR張飛等と組み合わせてみたりなど、工夫の余地は大きい。
号令持ちのキーカードが最高武力の槍兵になりがちな一般的な漢の号令主体デッキにおいて、
最高武力が今ひとつ心許ないという弱点を補い破壊力を上げ、攻城の補助にもなる。
しかし足並みを揃えてなんぼの号令デッキにおいてコスト1が撤退するデメリットは他のデッキに比べ大きいので、
計略を使用するタイミングには十分な見極めが必要となってくるだろう。
対象武将の勢力を問わないため、他の決起武将とともに混色デッキで傭兵として活躍させるのも悪くない。
なお号令要員には他にSR曹皇后も参入しているので、強化したい兵種によって切り替えるといい。
ちなみにフレーバーにある曹操に対する評だが、「治世の姦賊、乱世の英雄」と評価したとの説もある(『後漢書』)。
それでもやっぱり本人は大喜びしたという。重要なのは、この名士から何であれ評価をもらえたということらしい。