ウォーゲーム データ／レビュー／プレイ結果（ナポレオニック）
Emperor's First Battles(Decision Games)Austerlitzシナリオ
プレイ日：2005-05-02 14:00-24：30(7ターン)
- はじめに
昨日行ったMarengoに引き続き、Austerlitzである。この会戦も過去に何度かプレイしたことがあるので選んだ。昨日の反省をこめてプレイを始める。
- プレイ結果
- セットアップ
今回はソロプレイなので、「戦場の霧」は使用しない。
この会戦は連合軍が史実の結果を知っているので、フランス軍は史実とおりにはいかないだろう（後述）。このためには特別ルールのフリーセットアップを使用したほうが良いかもしれない。
- 連合軍
フランス軍はシナリオ通りのセットアップなので、中央から攻めてくるのはわかっている。そのため、中央の稜線沿いに部隊を配置し、Kutusovを配置。
また左翼からも攻勢を行うため、Buxhoewdenを配置する。
- フランス軍
シナリオ通りの配置であるが、左翼から攻勢をかけることとする。そのためMuratの騎兵を回せるよう配置。
- 第１ターン 連合軍
中央のSoultに対する砲撃で、前面の２部隊にDD,Xを与え、混乱させることに成功、攻勢をかける。左翼、右翼も攻勢をかける。4師団のKollowrathはLannesに向かわせる。
すべての戦闘にてDRの結果、フランス軍を押していく。また右翼ではLannesの前面部隊が味方スタックに退却し混乱を引き起こす。
- 第１ターン フランス軍
まずは砲撃にて中央と左翼の敵をD,Eを与える。このシステムは砲撃が凶悪だ。
中央と左翼で攻勢を進める。
- 第２ターン 連合軍
左翼は順調に進んでいる。Davoutが来る前に突破したいところだ。中央も押している。
右翼は回り込もうとしているが、なかなか頑強な抵抗にあっている。
- 第２ターン フランス軍
右翼のSoultは指揮外で攻撃できない。が中央右翼よりではDoktouroffを押し返しプラッツェン高地に侵入する。左翼のLannesもBagration、Liechtensteinを押し返す。
Muratの騎兵とDavoutが次ターンには戦線に加われそうだ。中央で突出したPrzibyszewskiを攻撃、撃退する。
- 第３ターン 連合軍
このターン、中央に上がってきた2部隊を砲撃にて混乱させ、包囲殲滅した。また左翼でも除去に成功し突破する。しかしDavout師団がせまっていた。右翼もLannesが混乱したままであり、攻勢を続ける。
- 第３ターン フランス軍
砲撃で中央の2部隊を混乱させ、さらに左翼では混乱しているBagrationにDDを与え、一気に4部隊の殲滅に成功する。
右翼では突出してきたBuxhoewdenをDavoutが押し戻す。中央はBernadotteが援軍に入るもまだ攻勢に出ず。左翼のMuratは騎兵で挟んで2部隊をポン！このターンで崩壊レベルも同じくらいになった。
- 第４ターン 連合軍
砲撃にてSoultの中央を除去することに成功。また中央でも４部隊を混乱させ攻勢のチャンス。ここで一気に中央突破をはかる。
左翼はDavoutに阻まれ前進できないが、Doctorovを援軍にまわす。中央は混乱状態への攻撃でだいぶ押し戻し、終了時にも混乱させたまま、なかなかいい。ところが、右翼にてあろうことかLiechten戦死！。だが、Constantineが間に合いMuratの迂回をさまたげた。
- 第４ターン フランス軍
右翼Davoutの砲撃にて混乱していたKeinmayerにDDをあたえ、４部隊除去！。
さらにKienmayerも戦死させる。中央でも混乱しているPrzbyにEで２部隊除去。
右翼はDoktouroffが強力に押しまくり、河岸まで挽回した。中央はこのターンは戦線を組みなおすのと混乱からの回復につとめる。Soult師団をやや右翼にまわし、中央突破を阻止する。左翼はMuratが善戦している。ここで親衛騎兵隊を左翼に派遣、また親衛隊も若干前進して投入準備を行う。
- 第５ターン 連合軍
このターンの砲撃は威力がなく、あまり混乱させられず。厳しい。
しかしオーストリア軍の崩壊が近いためここで全面攻勢をかけることとする。
だが、左翼で若干押し戻した他は、中央はほとんど動かず。右翼は２部隊除去するにとどまった。
- 第５ターン フランス軍
このターンの砲撃はふるわず。突撃も右翼は押しているが中央は一進一退。
左翼は戦線が延びきっていて攻勢が難しい。
- 第６ターン 連合軍
砲撃の結果はまあまあだが、攻勢をかけるほど混乱はできなかった。
混乱している部隊に対して攻撃をかけ、だいぶ除去したが、オーストリア軍の崩壊は近い・・・。
- 第６ターン フランス軍
このターン始めのDavoutの砲撃によりオーストリア軍の士気が崩壊する。
連合軍は中央がきれいにオーストリア軍になっていたため中央に攻勢をかける。親衛隊もここぞと投入。
戦線はそれほど進まなかったがかなりの部隊を除去した。
- 第７ターン 連合軍
ダメだ。さらにフリクションイベントにて弾薬切れ（攻撃が不利なほうへ１シフト）
がでてしまう。天は我をみはなしたか。
砲撃で３部隊ほど吹きとばすがもはや守りにはいるしか・・。
突撃ではだいぶ除去したが、高地に２部隊あがらせてしまった。
次のフランスの攻撃が恐ろしい・・・。
- 第７ターン フランス軍
さらなる攻勢だ。砲撃ではSoultの砲撃で混乱していたPrzibyszewskiの４部隊を吹きとばし、Przibyszewskiも戦死させる。
突撃でも全面に渡って連合軍を粉砕した。特にBessieresの騎兵突撃によりConstantineが戦死した。これによって連合軍の士気崩壊となりゲーム終了とした。
- 結果
第７ターン終了時
崩壊ポイント
フランス軍： 73
連合軍 ：182
除去ユニット
フランス軍 ： 39個（ 94戦力）
連合軍（ロシア） ： 43個（103戦力）
＋指揮官： 3個（ 8）Liechten、Przby、Constantine
（オーストリア）： 17個（ 28戦力）
＋指揮官： 1個（ 2）Kienmayer
計：141戦力
フランス軍 決定的勝利
- フランス軍 師団別損害
| 師団 | 歩兵(戦力) | 騎兵(戦力) | 砲兵(戦力) | 工兵(戦力) | 計(戦力) |
| Imperial Guard（Bessieres） | | | | | 損害なし |
| 第�儀魁�Bernadotte） | 1（ 4） | | 2（12） | | 16戦力 |
| 第�祁魁�Davout） | 1（ 2） | 2（ 3） | 1（ 1） | | 6戦力 |
| 第�厳魁�Soult） | 12（33） | 2（ 2） | 2（ 7） | | 42戦力 |
| 第�昂魁�Lannes） | 8（19） | 1（ 1） | | | 20戦力 |
| Cavalry Reserve（Murat） | | 5（ 8） | 2（ 2） | | 10戦力 |
- 連合軍 師団別損害
| 師団 | 歩兵(戦力) | 騎兵(戦力) | 砲兵(戦力) | 工兵(戦力) | 計(戦力) |
| Imperial Guard（Constantine） | 4（ 7） | 2（ 3） | 2（ 5） | 1（ 1） | 16戦力 |
| Austrian Advane Guard（Kienmayer） | 4（ 8） | 3（ 3） | 2（ 5） | 1（ 1） | 17戦力
（全滅！） |
| 1Column（Doktouroff） | 5（12） | | 2（ 6） | | 18戦力 |
| 2Column（Langeron） | 2（ 6） | | | | 6戦力 |
| 3Column（Przibyszewski） | 6（13） | | 2（ 8） | | 21戦力 |
| 4Column（Kollowrath） | 5（10） | 1（ 1） | 2（ 9） | 1（ 1） | 21戦力 |
| Russian Advance Guard（Bagration） | 4（11） | 4（ 8） | 2（ 8） | | 27戦力
（全滅！） |
| Cavalry（Liechtenstein) | | 3（ 4） | 2（ 3） | | 7戦力 |
- 終了後の感想
昨日よりはだいぶまともにプレイできたと思う。しかし、「史実とおりいかない」と書いていながら似たような展開になったのは（笑）。
この「Empiror's〜」のシステムは「Napoleon's〜」に比べてだいぶ整理されていると感じられた。
だが両方共通として「砲撃」−「移動」−「突撃」のため、砲撃して混乱した部隊に攻撃するということと、エラン値が攻撃側だけに加算されるため、攻撃側がかなり有利である。そのためわりとBloodyな展開になりがちではないだろうか。
また、「Empiror's〜」では、味方スタックに退却するはめになると混乱し、そこを砲撃でDDなど出たら一気に除去されてしまう。このため部隊はあまりつめないほうが良いと思う。
それと皇帝親衛隊に対してのペナルティもないので、追加したほうがいいかもしれない。ルールも簡単でマップも狭く、ユニット数も少ないため、やりやすい。
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