爆竜戦隊アバレンジャー:第37話 快感アバレクイーン


『爆竜戦隊アバレンジャー』第37話 快感アバレクイーン

巻末に入ってる、デザインさんの裏話にちょっと、ほっとしてみたりして。
やっぱり絶対なんか変だよなー?!

いやだって、装ってる感じでもなくあんまし出演者たちは感じてないっぽいし。楽しい内容じゃないとは言わないけど、落差大きくて「楽しくない」。
(しかし今回は誰かまとめれ;)(てゆか、白・黒・えみぽん・リジュエルってメンバーからもうなんか微妙な面子ってのもどうなのよー。)
でもまあ、このディスク分くらいは本篇も上向いてきたんですけどね。

上向いてきた記念に。

リジュエル、ないすばでぃに変身ー。
もののついでに親子の縁を切り裂く、という展開に相成りました。
なんでベタ展開だとちゃんと面白い内容になるのかね、荒川サン脚本て。前から不思議なんですけども、いやそんなーに、傑作ってなわけでもないですけども、超ベタでこんだけやれるなら最初からネタも自由だとどんなにか、という期待はすっげ裏切られたけどねッ。
(面白くないとは言わないんだけどさ...lllorz)


しかし手回しオルゴールを廻してた、奇妙な仮面の男とか。
ありえないはずの教会とか、無駄に美しい光景だったのはなんでだ。

あと、成長して「リジェ」→「リジュエル」になった(その変化は妥当だなー、どんな名前を名乗るのかどきどきしたけど妥当じゃん)、ナイスバディっつーか、胸ありねーちゃんの出してくる技も結構面白かったっス。
ちょっと爆弾のほーは微妙だったが。
あと案外、己の名前が技名に入ってるベタが、フツーの戦隊なら絶対違和感ないだろーに(『アバレンジャー』でも前半なら)ちょっといまいちでしたが、技の形としては面白かったな。

ぶっちゃけ、キラーは強いけど面白くなーいっ。
実体化するペンは面白かったけど、てめぇで突っ込むほうが早いし強いからか、肉弾戦のが断然に多いしなぁ。むー。


まあ展開としては、切り裂かれる親子っス。
マジそんだけ。
いや、なんでそんなんで面白く出来るんだろーねー、どう考えても苦笑いで済ませる展開だよなぁ、子ども向けってことを差っ引いても本来。

朝っぱらからゲームばっかりやって、犬の散歩も宿題もなーんもやんない男の子に、「朝から晩までゲーム三昧!」と怒りながら溜め息をついて洗濯していたお母さんが、ふとオルゴールの音に外を見ると、奇妙な仮面の男。

――子育てから、開放されたくないですか?

という囁きに、思わず頷いてしまい、通信機器みたいなものを渡されて。彼女は家を飛び出し、泣いて縋る子どもを振り切ってその羽根のついた通信機器を子どもに渡し、教会に向かう、という展開。
その途中で周囲を探索していた青と黄に会って。
なにか様子がおかしいな、と思わせるんですがね。


これ、書いててもそこそこの内容だと思えるんですが。
そう思わせるのって多分、実際にありえる感情だからじゃないかと思うんですよね、家族っていうか、子どもが言うことを聞かなかったらそりゃあ悪態の一つもつくことはあるじゃないですか。
そんなのは当然、しばらくたったら忘れてしまう。
でもその隙を、異形の何者かに付け込まれたら? という。

怪獣の使い方として、そのくらいの比重っていいと思うんですよね。
あんまり「完璧」な敵って、嘘くさくて面白くないですやん。
でも日常生活の中に、純粋な悪意があるかないかって言われたら、フツーはないでしょう、今まで社会的硬直とか害悪とか、そんなレベルで扱ってくれてたからなんか重苦しかったですけれども。
フツーの家庭の中に、ふっと湧きうる不満を使ったこの回は面白かった。


そしてそれならばこそ。
りょーが君がどーこうではなくて、正気に返るでしょう。
あそこで叫ぶっていうシーンくらいはもちろん許容範囲に決まってらぁ。
だって正しいもの、子ども向けとして。

そーして案外と、その辺の兼ね合いがわかっていない、異形の少女、悪意を持ったリジュエルという存在も面白かった。
だってなんだかんだと、リジェって可愛いんですよ。
成長したリジュエルって、まあ可愛いとは言いがたいんだけど、敵としては面白いよね。どちらかというと、極端な感情しか理解しない子に見えなくもない。
(つか、顔は可愛いんだけど本気で憎たらしい。w)

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