『爆竜戦隊アバレンジャー』第17話 戦場のアバレかっぽれ
やっぱり、どっからどう見ても突っ込み様のないシリアス画面になっていたりすると、絶句してしまうわけですよ、違和感でー。
ていうか、なんつーんだろ。
りょーが君、らんるちゃん、幸人さんって寄り集まると嫌なことがなんも起こらさそうっつーか、どっかで誰かが感情的な衝撃は吸収してしまうっていうか、そういう構造体なわけじゃないですか。
おまけに三人揃って濃いから、他の面子が混ざってもそっちに染まるというか。
てか、そもそもえみぽんちゃんもスケさんも、似たような性質ですが。
舞ちゃんとアスカさんが子どもでー(待てや)。
どっからどう見てもぼこぼこの共同体なのに、妙にしっくりいってるというかねー。しっくりいっているというか、しっくりいかされてるというか?
(上手く表現出来てない、多分。)
レジスタンスシーンと、アスカさん語りの相性が超悪かったと思います(笑顔)。
アスカさん(てか中の人?)、悲壮感ないよ。。。
それ関係のシーンだけ、過去のあの子に任すというわけには行かんのだろうか、いやそのだってー、絶対若アスカさんのほうが演技がー(黙れ)。
でぇも、よくよく考えてみたら、戦力になる爆竜クンたち以外の味方はほとんど消息不明っつーか、敵幹部のジャンヌさん言では死んでるっぽいし?
侵略されたー、とはいえ別に同種族が皆殺しになったというわけでもないんですよな。なのに奇妙に強い(精神も力も)ぼこぼこ保護者トリオにぬくぬく守られて、爆竜たちもかなり懐き気味で。
むしろ多少の引っ掛かりがあって欲しいような気もせんでもない。;
ということを考えると、別に奇妙な話ではないんだけどもさ。
でも「かっぽれ」で表現するのはなー、とねぇ。
敵戦闘員の動きを思い出した、と言われても、アスカさんばきばき普段それをぶっ倒しているじゃあありませんか、前座にすぎない。
てゆか、あんまり似てない。;
でもまー、スケさんがお腹を空かせた弟妹たちのために踊ったって話をやりたかったのかなーと、思わないでもないです。
あそこのくだりは良かった。
あとは、らんるちゃんのレストラン/りょーが君のお手前/幸人さんと温泉、をやりたかったのだとしたら、それはなんというかヲタだと思います(超笑顔)。
えーとそのー、濡れた幸人さんは可愛かったです。
また青好かれてるよーな。。。
「優れた自己分析だ」(→アスカさん)はないと思うんだけど、一見格好いいし。
フラッシュバックに相当するんだろーけど、説得力はない...orz
(過去の記憶の追体験のことです。)
平和ってなんなんだー。
てなテーマなら、江戸時代篇のお姫様のほーが、よっぽど良かったと思う。
なんの躊躇いもなく「平和だろうな!」と笑って言い切ってしまうお姫様に、現代人がそれに答えられなくて息を呑む、ていうそれだけの誤差、てか齟齬。
子どもに通じるかどーかはわからんけど。あれだけで充分。
なんていうのかなぁ、悩みっていうモチーフってぇのは、描きようを間違えると「気持ち悪い」。むしろギャグで全篇を構成してたから雰囲気救われてたけども、アスカさんもぷかぷか浮いてたし。
でも本来、もともとの設定が洒落になってない状態でのそれは、ちょいなんてーのか、作り手の傲慢ではないかなァと。
当然のことながら、作中の、例えば「殺人」に本気で怒る必要はなく「娯楽としての怒り」を持つに留めなくては不健全ですが(子どもは可)、それとはまた別に、作り出した人間の傲慢ってのが存在するのだと私は思うのですよ。
どのように描くか、提供するかの中に存在しうる傲慢。
とはいえ、見る側にも見る側の傲慢があって、もしかしてたった今、私がそれを侵しているのではないのかともまた思うのですが。
平和ってなんだ、とか軽々しく言って欲しくないというのが本音ですが。
けれど、それが本当に軽々しいのかどうかは、当人にしかわかりませんしねー。ギャグにして欲しくなかったという意味では、この場合全くないです。そのほうがいい。
やっぱり、なんだかんだと、特撮って子ども向けであって欲しい。
でないと不健全だ、やっぱり。
しかしなんか、抽象的ですみませぬ。
(まあわりといつもなよーな。)
なんかそれでも、笑顔、て結論はちょっと好きですヨ。