爆竜戦隊アバレンジャー：第09話 目覚めよ！アバレサバイバー

『爆竜戦隊アバレンジャー』第9話 目覚めよ！アバレサバイバー

後半に掛けて、延々と笑い続けました、、、これが痛快てことかっ！（違わないか）

なんかこう、人生を秤に掛けていたような気すらします、むしろどんな人生だ私。
面白いのですかと聞かれたら、笑顔で首を横に振るかと思いますこの回。しかもその笑顔がちょっと鬼気迫っていて怖いかもしれません私。
しかもなんかちょっと、悟り開けちゃったような気がします。
どうしよう、こんなものでそーなるって絶対間違ってるよな。まあいいや。


話はあまりにも単純で。
ロッククライミングの練習をそこらのビルでやっていたら、昇り切ったところに自殺志願者がいたのですよ。りょーが君。
そこで出てきた金木犀（敵）に一緒に異世界に飛ばされてしまいました。
相変わらず能力と組合せの法則がさっぱりわかりません、もしかしたらああ、と納得することもあるかもしれませんが、とりあえず追求をむしろ避ける方向で。

異世界に飛ばされたら大自然の中だったので、とりあえず張り切っていろいろやっていたら自殺志願者の鈴木さんに怯えられてしまいました。
えーと、そのお気持ちはとてつもなくよくわかります。
これほどまでにゲストキャラクタの方と同調できたのは始めてかもしれません。

だって周囲が全員妙だったから、ちょっと変わり者程度で済んでいましたがっ、普通の人間に近い人にとっては宇宙人でしょうあれは！


しかしとはいえ、インタープリター？　の資格を取って、山仲間とは上手くやっていたんだろうなぁ、とも確かに思えるので、その辺の印象の齟齬はなんだろう。
インタープリターというのは、実際の仕事なんでしょうね。
自然公園の管理、もしくは案内、といったところだったかな。
こーいうの調べるのって私基本的にほとんど無意識の習い性なんですが、これで物語り上の嘘ってことはまあまずなかろうなと。
（ついでに検索してみましたが、もう少し意味が広いこともあるみたいです、ほとんど自然とヒトとの仲介人みたいな感じでも説明されてます。むしろ“大自然の伝道者”？）

あーそうか、戦隊モノの「赤」。
やっぱり正義に燃えていたりなんかする熱血のリーダー格ってぇわけではないなと、そことは全くの別物ですよね。
むしろ自然に親しいのなら。。。
いやいやいやいや。


むしろちょっとばかりその辺の役割は、「青」の幸人さんのほうに振り分けられていますね。ちょい強引なリーダーシップ。
皆を引っ張る雰囲気は「黄」のらんるちゃん。ｗ

でも、りょーが君がいなくなって、姪の舞ちゃんもそーだけど、全員なんとなく浮き足だってるっていう感じがちーと素敵でした。ｗ
なんていうのか、らんるちゃんやら幸人さんがいなかったら、りょーが君が信じてあげなきゃ駄目だって態度で、どーんと構えててくれるよなーと、今思いました（今か）。

根拠がなくてもなんでも、とりあえずでも仮初めでも。
とりあえず一旦でも、信じる支柱って欲しいよなあ、わりと誰でも。

りょーが君てそーいう意味で、ものすごくとことんどこまでもお父さん。


そーか、なんだかんだと、そういう回だったのかなぁと今（今なんです）。
鈴木さんが大丈夫な理由なんてどこにもないですよ、ていうか、りょーが君てそこまで阿呆な人じゃない。そこまで人に対して、ずかずか乗り込んだりするような無神経な人物じゃないですよ。
それでも無神経に見えるくらいにただ笑って、「大丈夫」と繰り返したのはもうなんていうか、そうする以外のことが出来なかったからなのかなぁと思うんですよ。

この人結局、りょーが君は一度として鈴木さんの自殺のきっかけとか聞いてませんよね。

でも気にしてなかったかっつうと、ラストであわあわあわあわ慌ててる。確かに鈴木さんは取り乱してましたけども、自殺自体のことは忘れたみたいにそれどころではなかったはずなのに、りょーが君のほうはしっかり覚えてるんですよ。
それは駄目だ、て明確な価値観があるんですよ。
でも絶対に責めない、人格とか咎めない。飛び降りようとする行為をただ止めようと駆け出して行くだけ。困った困った、とは呟きながら、ね。ｗ


皆で協力して、たまたまあの大岩は倒れ。
よーわからん法則性でもって（もしかしたら全然でたらめなのかもしれない理屈で）、異世界からの帰還は果たしましたけれどね。
そーでなくてもりょーが君は諦めなかったなと思えるんですよ。
そういうのって別にファンタジーとかじゃないなァ。

上手く伝わらないかもしれませんが、私にとって、とても愛おしい話なんです。
、、、本当。；