仮面ライダークウガ：EPISODE 25　彷徨

『仮面ライダークウガ』EPISODE 25　彷徨

五代クンの小学校時代の神崎センセー（五代クンはこのタイプのヒトらはいつも舌足らずに呼ぶような気がする、桜子さんとか一条さんとか。←一条さんは今のところ初期だけ、そしてなんかここ数回で桜子さんを舌足らずに呼ぶことがなくなった気がする）、再登場。
ぐふぐふ笑うな私、出てくるのあらすじ読んでわかってたんだから。；

なんちゅか、上手く言えないのですが。
神崎センセーと五代クンの話は、なんていうか、、、不自然で素敵でした。

うんほら、共感というか染み込むみたいなものはないんですよ、嘘くせーというか（どこまでも自分に正直者）。いや、前の、神崎センセーの回は大好き。
これは奇麗に作られすぎというか。
でも別に、そーいうので非難するつもりはないというか。
描かれてる意識みたいなのは、私にとってはどうでもいい部類のことです。


ここのテーマは、「僕の居場所がない」ということかな。
それとも、それを書いておいて消してしまうことかな。

まあほら、暴れて不安や不満を叫べるヒトって、それを受け止める相手さえいるのならば別段わざわざ心配するほどのこともないじゃねーですか。
信頼できる相手がいないのは、はっきりいってそればかりは子どものせいじゃないと私は思うのですよ。
そりゃあもちろん、どんなに幼くても子ども自身にももちろん責任のあることってありますよ？　でも信頼させない、そうできないのってのは周囲の問題でしょう。大人は移動して、探しに行けるけどさ、物理的に。

でもこの子の場合は。
信頼はあるのに、呑み込んでいるものを口に出せないというのは。
まー、いろんな理由があるのでしょうが、大雑把に、自分自身への不信かなぁ。


（「ぎごちない」と表現すれば通常の範囲内だと今更気付いた。）
（小学校時代以来の関係ならそんなで特に不自然でもないよなぁ、しかしなんで神崎センセーは五代クンの正体を知っているのだ；）（つぅか、なんで≪ポレポレ≫のおやっさんは知らないのーっ？！）

んで全篇、お奇麗に作り上げたよーな雰囲気が漂ってました。

うーん、そこまで言うと悪意じゃないっつっても信用されがたい気がしますね。まあなんていうのか、戦隊モノのノリいまだに駄目ですし。エクスキューズの全く無い「正義」には吐き気すら覚える。いやもう、多少昔はそーいうの気に病んでいたのですが治すのは止めました。
いや、吐き気っつっても嫌悪じゃないんですけどね。
高寺氏（プロデューサー）のテイストなのかなぁ、と薄ぼんやりと思いながら見てました。てゆか、荒川氏（脚本）は人に主導権を取られるよーなヒトではないので、うーん、高寺氏を尊重して描かれた話、というか？


偽善が善を凌駕するのだとしたら、そのわかりやすさが原因だと思うのですが。
原因じゃおかしいか？　主要因。
だったらば、偽善の下に善を隠すってのもありなのかなと、手段の一つとして。
公式ページに自分の故郷だと書いてしまったり、下町を使ったり。とか。
はっきり、偽善だと思ってますヨ、けれどなんてゆーのか、それだからといって責める気はないというか、悪くないというか。自覚してるのかしてないのかわかりませんが（荒川氏は気付いてないわけないんですが資質からして、高寺氏はわかんない）。

まあ端的に、そのままでいて欲しいかなと。

腹減った（今回ここまでで無茶苦茶時間掛かったので、ふと我に返りました...orz）。


しかしどーして、いつも幻想的にグロンギさんたちが出てくるのかしら？
いやむしろ逆か。
一応の設定付けはしてるみたいですが、だったら奇麗な奇麗な基地を一個造ってしまえばいいものを、あくまで人間社会の片隅に設定するんだよな。なんでかな。
（リアリティはないけどさぁ、てか、この場合のリアリティってなにかなぁ？）

一条さんも、桜子さんもすごーく奇麗だし。
設定のわりに全〜然劣化しないしさぁ、いやいいんですよ、二人とも好きだし。
桜子さんの「駄々」も五代クンのためだけ、一条さんに至っては一瞬たりと引く気配すらなし（今回久々に出てきたヘリはかなり危なかったような、相変わらずこえー人だ；）（てか、ヘリコプターの出動はどうなってるのさッ。）
マッド科学者な榎田さんやらマッド医者な椿さんやら。

わかりやすいですよね。
いや、今までの特撮を知らんので、ひょっとしたら「リアリティ」の側に突っ込んでいることなのかもしれませんが、わかりやすい。
つまりソレってわざとらしい。

とてもよろしいことです（フォローしろよ）。
てゆか、今回大ピンチにて終了ー。膝着いちゃったよ、クウガたん。
がんば。ｗ