ウルトラマンネクサス:Episode.13 予知者〜イラストレーター〜


『ウルトラマンネクサス』Episode.13 予知者〜イラストレーター〜

楽しくない、つーか詰まらん。
リコさんを亡くした孤門くんがうざいっつーわけではないです、ちゃんとした仲に見えてたし、そーいう意味じゃない。つか、わりと私はそちらのほうは寛容です。嘆きが嘆きに見えなくても、まあそれを設定する意味合いはわかりますから。
自然な流れだとも思うしさ。

でもって、ちゃんとそれなりに、嘆きが嘆きに見えてたわけですよ。
うん、どっちかというと、そー見えていないほうが良かったのかもしれない。そー思ってるからか、溝呂木氏うっとおしいんですよ。

「心の弱いヤツをいたぶるのは楽しくてならない」
だったっけ。いやいやいやいや、それが楽しいのはフツー弱い人間だし、サディストって強い人間をいたぶりたがるんだよーっ?!
(なにを知ってるんだなにを。)
てゆーかさー、心が弱いっていうよりか、単に優しい人ですやん。死んでから出会ってー、それで「見せ付ける」ために更に殺されたって、どこにどう孤門くんの責任があるんじゃい。;


なんつーかこうさー。
孤門くんに責任がほんのちょっとでも、かけらほどでもあったら、この回もう少し面白いと思うんですよ。それか、あそこまでかつかつに状況を設定してなければねぇ。どこからどこまでも演出っていう設定でしょ?
孤門くんを巻き込んでの溝呂木ワンマン・ショー。
それ自体がよっぽど面白くないと詰まんないよ。

むしろさぁ、君になーんの責任があるかーっ!
とか、ぶん殴ってあげたほうがいいんでないですか。

姫矢さん姫矢さん、闇に呑まれちゃいけない、とかじゃなく、もうちょっと建設的に、っつーか具体的に。
頭の後ろにがつーん、と蹴り飛ばす勢いでっ。
凪さんのほーが向いてますかそうですか。
いや、今回の凪さんは良かったですよ。初めて可愛いなー、と思ったし。


なんつーか、納得がいかない回というわけでもないんですよ。
溝呂木の目的が精神的な苦痛ってんなら、確かにあそこで畳み掛けるみたいに追い詰めるのはありなんだと思うんですが。それで追い詰められてても白ける。だって本当に最初から最後まで作り物なんだもの。

それでいて、理不尽な運命、と思うには溝呂木が今度は煩すぎる。
彼の意思が反映されているのならば、ただの「弱いものいじめ」にしか見えないんですよ。手段がどうあっても、多少超常自然であろーがなんだろうが。
「いじめ」が理不尽だからなにを感じろと?

私ゃ小学生じゃありませんぜ。
そーして、なら、当の小学生なら見てて辛いかっつーと、なにがどうなってるかよくわかんないんじゃないですか。いや、能力の有無じゃなくて、そう捉えなおすとなんの嘆きだかよくわからない。
「辛さ」のレベルが低く、状況がややこしい。


つぅか、有り体に見てて楽しくないから引っ張るな!
人間の苦悩自体が描いて悪いっつーもんじゃないけどさ、この展開でそんなことを延々とやられても、釈然としないだけだっちゅーの。必要なのはわからんでもないけど、見せ場として展開されてもなぁ。

一度触れてますけど、凪さんや。
(姫矢さんは別に好きでも嫌いでもないな。今回は。)
(抽象的なことに向き合ってるとなんか違和感あるんだこの人は。;)

それと「りこ」という名前の女の子を含めた家族連れなんていう演出は、わざとらしいけど別に、そーいうものだという気がするんですよね。
いっそ、孤門くんを完全な道化として見られるのなら。
今までそーやって進行していたのならば、まあこの回と意識の摺り合わせも可能だったんかもしれませんが。
そこまで酷いことはないよな、孤門くんも。。。


でもって、サブタイトルの“イラストレーター”ですが。
これはまあ別にいいか。

「管理官は知りたいの?」とか、なーんか口調が幼くて違和感あってよかったです、溝呂木といっちょ立場を交換しないかい?!
いやまあ、彼はとても敵に廻したくないけど。
(でも溝呂木氏なイラストレーターもなんか嫌。)

まあ一番の違和感ポイントは「みんなの町を守るんだ」とか言ってた前巻巻末おまけですがー、「みんな」って!
そんな、小学生に見せていいんですか(言いすぎです)。

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