ウルトラセブン＃１３「Ｖ３から来た男」

『ウルトラセブン』#13「Ｖ３から来た男」

アイロス星人かわゆかったです。
クラタさん超格好良かったです。まる。

という感じの話でしたよ、なんかどこまでもとことん。アンヌ隊員が前話に引き続き出てないんですが（監督さんに干されてたっぽいですよ、ばかー）、今回は多分出てても出てなくてもあんまり変わらなかったであろうことは想像に難くありません。
前回に引き続き男の世界とはいえ。
年季が違うんだよ、年季が。

つーか、この回のアイロス星人って、あのキュートなのがあんなごちゃごちゃと人質取ったり要求したりＶ３をぶっ壊したり、そこから逃げたクラタ機まで追撃して最後に残った部下まで失わせたんでしょうかー。
えー、あの顔見てるとそんな気がしなーい。
（いつものことながら贔屓が露骨です。）
つーか、もっと直球で正面から考えなしにぶつかってくるのが似合うよ！（褒めてない褒めてはいない）


なんか強かったらしいんですが、アイロス星人。
なにぶんにも「いやーん、かわいー、あ、こっちから見てもかわいー♥」という感じにしか見てなかったものでさっぱりそんな気がしてません。きっと監督がすぐに倒されちゃったらもったいないからと時間を引き延ばしただけですよ。
まさに可愛さが武器！

てか大概、いつものことですが阿呆なことしか語ってませんけど。
他になんかあったかというとさっぱり思い出せないんですよ、可愛い以外に（あと強い、つーか戦闘シーンが長い）取り得があったわけではないしなー、てかなんか敵としてはいまいちですよ。策略らしい策略もないし、のくせあんまり堂々としてないし。
なんでＶ３の残機を追うのかわかんないしー。
（それはやっぱりクラタさんの腕を見せ付けるためかと。）
ちょうどそこに居合わせた警備隊のアマギさんたちを人質取ってなにするのかといったら燃料を要求ってなんかしょぼいしなー。

だいたい、なんで偽者を送り込んで来たのかもわかんないよ。
（多分ダンさんに正体を見破らせるためかと。）
さっくりバレて殺されちゃってたわけですしな、いきなり撃つのはビビりました、憑依して操るタイプだったらどうすんだー！

という按配で、まあ要するに見せ場を作るのは正しいっちゃあ正しいんだけどね。もうちょっと丁寧にやってくれたほーが良かったかなぁ、という気もしますし。
クラタさんにひたすら配分したいというのはそれはそれで正しいという気も。
いっそさっくりダンさんの見せ場を削ってしまえばいいかと（間違ってます）。


今までも本篇で何度か言及されている宇宙ステーションＶ３が攻撃されてほぼ全滅。
クラタさんがなんとか生き残るものの、変わりに防衛隊員が人質として捕まってしまうわでまあ大変。

なんだか今までも時々あれです、一人だけ生き残るってことがあったようで。

ちょっと拗ねたみたいなことを上官さんらしき人に言ってましたよ、おーいクラタさーん、別になんも言ってないですよー、その方ー。もしか前線から遠ざけられたりしちゃったとかの前歴があるのなら心配しての配慮だと思うんですが。
構わんと出て行っちゃう辺りやんちゃなお人ですな。
（てかなにを思い切り結託して協力して送り出しているんだウルトラ防衛隊？！　気持ちはわからんでもないぞ防衛隊員！）（どっちだ貴様）


しかしまあ、よく考えてみたらウルトラセブンすら見せ場を掻っ攫われたというべきで。
対アイロス星人戦のあとなんだもんなー、クラタ＆キリヤマの宇宙船の撃墜って、いくら長くてもそれは前哨戦というのではないでしょうか。
うんまあ、そっちは気持ちわかるけどな。

なんか贅沢なような話としては物足りないような複雑な気持ちですよ。ｗ
もっと面白くなったよーな気もしないでもないけど、それでクラタさんの味が消えてももったいないような気もするし、いや、アイロス星人にはもっと頑張って欲しかったけど不満が残るってほどでもないしなぁ。
とりあえず別個体希望。
あんなセコいのに付き合ってられるか！　と飛び出した若手なら許しマス。

しかしまあ、成田了氏のデザイン怪獣の中でも際立った美しさを誇るアイロス星人には、もうちょっと悲しい背景とか背負って出てきて欲しかったという気もしないでもなかったですね。まああんな可愛いのが可哀想というのもそれはそれで複雑ですが（贔屓）。
いっそ倒したら大ブーイングが起こりそうな設定とかどうですか。

（なんでしわ寄せをダンさんとかセブンさんとかに廻そうとする。）
（彼らがヒーローだからさー。）