ウルトラセブン＃０８「狙われた街」

『ウルトラセブン』#8「狙われた街」

ところでメトロンくんはなんでアンヌ隊員のこと知ってたんですか、ついうっかりペガッサ市民のことを思い出してしまったじゃないか（なんでそんなにペガッサ市民気に入ってるのさ）（三頭身フィギュア出たら絶対出るまで買い続けるよ！）。
まあ、ぺらぺらっとした胸というか飾りが可愛くないでもなかったです。
なんかツタンカーメンみたいだったけど（あれは古代のエジプト王族の飾り）。

てゆかなにをいきなり宇宙人で語り倒してるのかよくわかりませんが。

しかしセブン見てて初の頭脳派宇宙人だったと思いますよ！
スケール小さいけどっ！！（いや計画そのもののじゃなくて、主に四畳半）

そして『ウルトラセブン』で初めての実相寺監督登板。
うっわー、なんでこんなにばりばりにわかるんですか...orz
私が主に監督でなくて脚本さんに拘ってるのはもともと単に脚本のほーを勉強してるからなんですが、習慣というか映像に関する素養がないってのもあります。
しかしそんなレベルじゃねぇっすね、この人。ｗ
（映画とか見てても「あれ？」と思って確認したらってことあったしなー。）


アンヌ隊員のおじさんが列車事故を起こすという報せのシーンから始まります。
彼女がポインター（ウルトラ警備隊の車、たまにちょっと大事な私用に使われてたりするよね、さすがに普段遣いはしてないよーだが）で、子どもたちの遊ぶ広場に自分の甥？　あり、従兄弟になるのかな、まあいいや、小さな男の子を迎えに来るんですよ。

ポインターに乗る少年に対する子どもたちの羨望の眼差しは面白かった。ｗ
話に多少関係なくてもこういうシーンは結構嬉しいですね。
警備隊やウルトラマンに対しての子どもの視点ってのは、なんつーのかなぁ、「ウルトラマンのでっかさ」を表すのにちゃんと役に立つと思うの。

んで、葬式に参加したダンさんが「なんか起こるとこの町の人だなぁ」という参列者の噂話を聞きつけます。なんか感じるところがあったのかもしれませんね。
普段の彼の「勘」は釈然としないけど、この回のは良かったっすよ。
（無駄なまでに鋭いんだけど微妙に役立たず；）

そして、今度は街中で銃を振り回して暴れる事件が起こります。
どっちゃかというと、犯人が生き残って捕縛されたのが初めてになるのかな（ところで人間の犯罪まで警備隊が取り締まるの？？）。しかし彼には記憶がない。
（とはいえ、銃はもともと持ってたわけか。）
（ライフルだったらまあ民間人でも許可制で持ってるわけだけど。）


その上、そのあとで隊員まで立て続けにおかしくなってしまいます（そんな状況下で人の煙草吸ってたらあかんのと違うか）。

しかしそのおかげで煙草が原因ではないのか、と当たりを付けることが出来ました。
まあ目の前で煙草吸いだして突然暴れだしてたんだもんな。

あとはまあ通常の捜査で煙草の販売元を突き止め。
そこをアンヌ隊員と二人して見張っていたら（何故そんな少ない人数で？　交代制だったということなのかな）、販売員が来て、んでもって尾行してみたらなんか安アパート。つーかなんか尾行バレてるし。

それ以前にも「君は手を引きたまえ」とかゆってんですけどメトロン星人。
なんで直接狙ってくるとかじゃなくて忠告なんスかね、しかし別段利害関係ない上に、あとの通常戦力みたらいつもの通りに瞬殺されてるしで脅しになんないよーな気がしないでもないです、頭脳派なのにそんなこともわかんないんですか。
初代の時（は別のしがらみがあったよ！）はともかくとして、もうすでに長期滞在してたのがいるんだから（シリーズ間でつながりないんだってー、そんなこと言われてもー）、説得しても無駄とか思わなかったんでしょうか。

いやだって、すごく強くて倒すの手間とかならともかく（拘る）。
あんな作戦だけの戦闘能力ない宇宙人を倒すか倒さないかなんて別にそんな迷うことがあるとは思えないわー。おまけにこの話、地球人になんの落ち度もないし。


というわけで、夕日の中の四畳半、宇宙人対談回でした。

そしてラストに。

――ご心配なくこの話はずっと未来の話です、え、なんでかって？
　だって地球は今、宇宙人に狙われるほどに信頼しあっていないからです。

というよーなナレーションが入るわけですよ。実相寺テイスト全開。ｗｗ
このたび２００６年の『メビウス』で放送年固定されちまったぞ、ざまーみろ。ｗ
（別に実相寺さんが嫌いなわけではないっす、むしろ逆ｗ。）