以下の文面は2001年秋に書いたのですが、今見ると勘違いやら誤字やら馬鹿丸出しで恥ずかしい限りです。でもそれもまた面白いかなっと思ってそのままにしてあります。 いや、一部修正していますがなるべく当時の文面を残しております。
このサイトは私がオールドMac(m68k)にNetBSDを入れてUNIXマシンにする過程をつづったモノです。
実は私はMac OS8&PowerPCG3以降の新参者Macユーザーなのですが、ある日突然オールドMacに目覚めオールドPowerBookを集め始めたのですが、実際のところメールやサイトのブラウジングはかったるいし、他に何に使ったらいいモノか自分でも判らなかったところへ68kMacでもUNIXが走ると言うことを知ったので、それならいっちょ勉強のためにUNIXやってみようか!ってこともきっかけの一つです。
オールド68kMacで最新のMacと同等の性能を手に入れる!
んなことないのですが、当時はそんなこと考えていました
NetBSDを始めてよく分からなかったのは、マルチユーザーと言うシステムとhostnameでした。
なぜなら、Macは私のモノだし、たとえ誰かに一時的に使わせたとしてもそれはオイラのMacで誰かのMacではないから、
Mac=一人のユーザーのモノ
というのが私にとってはあったり前田のクラッカーでした。
なんたってMacの生い立ちが「世界初のパーソナルコンピュータ」ですから...。でもUNIXは複数の人が一台のマシンを使うことを前提に設計されているのです。
UNIX=複数のユーザーのモノ
なのです。まぁ、これはいい。みんなで使うモノなのネ、と何も考えずに信じ込めば済みます。OS9からはマルチユーザーという言葉も耳にしていたし...。
but、hostnameというモノには理解するのに苦しみました。hosutname=使用するMacの名前。いちいち、このマシン(Mac)はコレコレと呼び名を付けるのです。
確かにMacユーザーも(Windowsユーザーも)自分のパソコンに勝手に名前を付けている人もいるでしょう。「私のかわいいボンダイちゃん」とか「マーキュリー様」とか単に「まっくくん」とか...。でもそんなこと各自が勝手にそう呼んでいればいいだけのことで、いちいち「これからこのMacは何々と呼びます」なんて設定しませんよね。Macを買ってきて最初に電源入れてもwelcomeの後にそんな設定画面は出てこないでしょ。
でもNetBSD=UNIXは「これからこのMacは何々と呼ぶ」と言う設定、hostnameの設定をするんですよ。
全く持ってなんだってそんなこといちいち設定しなけりゃなんないの、って感じなんですよ。最初は私も何も考えずに「そうなのね。んじゃ、自分と同じ名前でイイや...」とhostname=yasuなんてしたんですけど。(コレが後々混乱を招く結果となりました
でもその後NetBSDを続けていくうちに判ってきました。なぜいちいちhostnameなぞ決めなくてはいけないのかを。それはUNIXがネットワークを前提に設計されてきたという生い立ちがあったのですね。つまりNetBSD=UNIXはたくさんのコンピュータとネットワークを組むため自ずと各自のマシンの名前を決めておかないとそのマシンがなんなのか判らなくなってしまうからなんですネ。考えてみたら当たり前のことなんですけれど...。
でもMacでインターネットしていて「確かに世界中のコンピュータと今繋がっていて、オイラのMacはネットーワークの一部になっている」という事が判っていても、その時、インターネットに繋がっている時に自分のMacがそのインターネットの世界でなんて呼ばれるんだろうか? と言うことは考えたこともなかったし、意識したこともなかったんですから。確かにインターネット=TCP/IPですから、ネットに繋がっているときオイラのMacには何らかのIP(192.168.01.1とか)がプロバイダから割り振られているというのは理解していました。けど「名前」なんてモノは意識していませんでしたよ。
NetBSDをインストールしたマシンに名前=hostnameを最初に決めるのです。 このhostnameは後々NetBSDを続けていくうちに色々な設定で再び出てきます. hostnameがキモになります。