Macchina/2014-09-01

AXELA(BM)のボディサイズなど †

さてさて、前回Macchina/2014-08-19の続き。

さて前回Macchina/2014-08-19最後の方にリンク先も書いたが、2001年の頃マツダはマジで死にかけていたらしい。そのあたりからマツダは変わろうとした・変わった様なのだ。で、最近はリンク先記事にあるようにディーラーの改革がぼちぼち出来上がってきたとニュースでもあったが、バブル期の多チャンネル化失敗を知っている身としては今回の改革も他人のことながら心配である。

http://blog.mazda.com/archive/20140731_01.html

すみません、中々話が進みません。と韻を踏でみたり...(^^;

コレも読んでいる人は少なからずAXELAに興味を持っている人だから、早いとこ実際AXELAってどうなのよ? ってのを知りたいよね。理論や技術がどれだけ素晴らしいものであったとしても、実際はどうなのかはまた別の話って事はよくある事実。前回・前々回と前段が長かったけれどやっと本題へ移ります。(｀・ω・´)キリッ

と、その前に。乗り換える前の車が2003年式のFIAT PUNTOなので、自ずとPUNTOがベースとなっての感想になっているであろう事を先に申し上げておきたい。今後記述する大きいだの速いだのといった表現の比較対象をハッキリさせておかないと意味不明や誤解を招かねないしね。

ボディサイズ †

では、まずはイタリアで活躍しているカーデザイナー内田盾男さんが仰ってる様にクルマの大きさ、から話をすすめましょう。

FIAT PUNTO ELX(GF-188A5)
3835×1660×1480　WB:2460　weight:1060

MAZDA AXELA 15c(DBA-BM5FP)
4580×1795×1455　WB:2700　weight:1240

PUNTOと比べ、全長が745mm、全幅は135mmもでかくなっている。PUNTOは所謂5ナンバーサイズで全長も4mを切っているが、AXELAは3ナンバーサイズでMERCEDES BENZ C180とほぼ同じ大きさだ! と言った方がイメージしやすいかも知れない。

MERCEDES BENZ C180(DBA-204049)
4595×1770×1445　WB:2760　weight:1500

Cと同じ大きさって事はファミリア(古っ!!)の気分で運転してたらアッチコッチぶつけて仕舞いかねないって事だ。実際今まで5ナンバーサイズしか所有してこなかったので本当に大きく感じてしまう。繰り返すが、元ファミリアは今では天下のベンツ様（Cクラス）と同じ車格なのだ。恐らくクラウンともたいして変わらないであろう。

因みにこのクラスのベンチマークとされているゴルフとも全長を除きほぼ同じ(車重は同一)。アッチはハッチバックな分全長が315mm短い。

VW GOLF TSI TL(DBA-ALCJZ)
4265×1800×1460　WB:2635　weight:1240

全体的な傾向だが昨今のクルマは大きくなったな~と改めて思ふ。ボディサイズの傾向が大型化でエンジンがダウンサイジング化してくると、スペックでカテゴライズするのが今後益々難しくなってきますな～。(個人的には特に全幅1700mmに収まるサイズって事だから平たく言うと5ナンバーサイズのクルマを作れば軽くて、燃費が良くなって、ドライバビリティも向上すると思うんですけどね)

関係無いけどサイドミラーも最近のはでかいなぁ~。

デザイン †

外観所謂デザインについては概ね好評のようなBMアクセラだが、デザインってのはかなりの部分で趣味趣向主観が入るから他人の意見は気にする必要無いし自分が気に入れなOKって事で、終了‼︎ (^^;

と言うのは本当の事なのだけれど、其れだと話にならないのでちょっとだけデザイン論?ブッてみたり。

先のデザイナー内田盾男さんが仰っていた事だか、欧州デザイナー(と言うかモデラー？)は塊を削って創り出すのに対し、日本のデザイナーは粘土を盛って創り出す、と。何故なら、昔から欧州人は石を削ってきから、と言う説は理解できると思う。よく言われる"彫刻的な"と言う表現は、そうした素性と共に最終的な作品つまり生産車に見て取れると思う。ベンツやBMWなどの欧州高級車のプレスラインを見ると綺麗にエッジが立っており、固まりを削ったかの様な印象を受ける。素人考えでもこれだけエッジの立ったプレスをするのは並大抵のことではないなと思う。高級ブランドだから出来るのだろう。そうゆう目で見るとAXELAのデザインはマダマダかな? まぁ彫刻的だけが良いわけでもないだろうから和のテイストのデザインがあっても良いと思うけど。

評判悪いナンバープレートの位置は個人的にはそれ程気にならない。気になる人はアフターパーツがあるようなのでつければ良いと思う。

ドアポケット †

そして運転席に座ってみると、Aピラーは年代が新しいほど肥大化しているのが分かる。つまり特に左側が見づらい。

車幅が広くなると運転席と助手席の間も広くなるのは当たり前だ。長く連れ添って冷えきってしまっている夫婦なら問題ないが、若者なら彼女(彼氏)との距離感を身近に感じる車幅の狭い車に乗るべきだ!!!ということはオジさんはココで強く言っておきたい。

そして驚愕の事実! ドアポケットというモノが無い!!

その事実に気づいたのはPUNTOにあった地図やらクルマのカタログを載せ替えようとした時だ。恐らく今はカーナビがマストアイテムなのでドアポケットは削られているのだろう。灰皿がなくなっているのと同じ理屈だ。自分のようなカーナビ否定派は何処に地図を置いておけば良いのやら...。

シート †

えー、まだ動き出しません(^^; 続いて大事な大事なシートサイズです。以下は、以前Webで見つけたPUNTOユーザーのblogのを拝借しています。GolfはⅢかⅣだったと思う。(元記事は既に消失してる) また、基本カタログ値ではなく実寸データになりますが*印だけはカタログ値です。

A) シートの背もたれの長さ

AXELA=60cm PUNTO＝63cm Golf＝63cm

PUNTOはGolfと同じ大きさで肩甲骨上部もすっぽりカバーできる。AXELAもほぼ同サイズ。

B) シート座面の腰の接触部分から座面先端までの長さ

AXELA=53cm/46cm* PUNTO＝55cm　Golf＝50cm

最初に座った時に短!って思いました。PUNTOは長いので長時間走行でも疲れにくさを実感できます。一般に欧米人と比べ日本人の骨格は、膝から上と膝下とを比較した場合膝上が長いと聞きますから、Bは長いほうがより日本人にマッチしていると思います。

C) ヘッドレストの高さ

AXELA=23cm PUNTO＝17cm Golf＝18cm

何故か縦に長いです。横長がスタンダートだと思うのですが、FIT3も縦長でした。

D) 座面の幅

AXELA=50cm/49cm* PUNTO＝53cm Golf＝53cm

室内を大きく見せる手段としてシートを小さくするのは常套手段ですが、これだけボディが大きくなったのだからそんなことしなくても良いと思うんですけどね。シートメーカーにはそうゆうシートフレームが無いのかも知れない。あっても高級車仕様になっていて大衆車にはコストの関係で載せられないのかもしれない。

Macchina / 2014-09-01

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