Macchina / 2012-10-06


Macchina

VW UP!

話題のVWの新型車UP!(Move Up 4ドア)に試乗してきた。その感想。

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UP!の風船はPIXARの映画UP!を思い出させるねぇ。

さて、話題のUP!に試乗してきたけれど、良いですねぇ。5ドアのmove UP!が一番の売れ線だと思うけれどその価格が160万円台。安全装備を考慮すれば安いのだろうけれど、個人的にはそれはオプション扱いにしてもっと安く提供して欲しかったな。

試乗した印象は、ボディがガッチリとしている感が強い。ロボタイズドAT=要はMTのクラッチペダル無しなんだが、フィアットの同様のと比べて節度がしっかりしている感じ。ただシフトアップ時の頭がガックンくる様子は何方も同じだ。やはりMTだということを理解してMTモードで運転するのがこの手のミッションには合っている。ただし、それは一部のマニアには好まれるかもしれないが一般的なトルコンのATに慣れ親しんでいる人にとっては出来の悪い"AT"として映るだろう。

シートが良いとよく言われるがプントELXに比べると小さく、どうなんでしょう?
ラゲッジスペースもプント(297L)より小さい251L。まぁ、ボディが300mm短い事を考えれば上等でしょう。その分車重は100kg軽くなって929kgだからヨシ!

戦略的な価格は装備を削っているから実現している。サイドミラーのリモコン式格納とか、後部座席のウインドウの昇降機能は省かれているので、そうゆうのに慣れてしまっている人にとってはなんじゃこりゃ?となるんでしょうね。個人的には全く問題なし。

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試乗車は白だったけれど買うならこのシルバーかな?

とは言え...

もう少しで日本にも入ってくるとNew パンダ(3代目)がホシイナーと思っているが、実車を見てみて乗ってみて???だったらUP!も良いなーと、そう思いましたね。インポーターがこのUP!の戦略的な価格に対してどのような値段でパンダを出してくるか? 期待したいと思っています。

それにしても小型車は楽しい。

大型車、つまり高級車になるけれどあれはプラスの発想になるけれど小型車はレスの発想になるので、メーカー(設計者)の思想が大きく反映されるて他車との違いとなる。どの部分にプライオリティを置いてどの部分を潔く削除するか? UP!の様な欧州車と国産車ではその思想は明確に異なるのが分かる。ユーザーもその違いを感じ取り自分の思考とあった車種を選ぶ必要がある。非常にインテリジェンスが感じられる。だから面白い。