Macchina / 1995-3-3


Macchina

第1種接近遭遇 『輸入車ショー』

 考えてみたら晴海に来るのはスーパーカーブームのころのモーターショー以来だなぁ。あのときイオタを初めて見て感激したっけなぁ。あとで偽物と分かってがっかりしたけれど....。
 会場は幕張で2年に1回行われる東京モーターショーほどの華やかさはないが、その分空いているのでゆっくり見れそうだ。考えてみたら外車をじっくり見るのも初めてなので”せっかくだから全部見てやろう!”という意気込みでオイラは会場に乗り込んだ。

ある、ある。イタ車に独車、仏車等々。
ここは高まる気持ちをグッとおさえてイタ車は最期に見て回ることにしよう。

 アメ車はバカでかく、独車はガッチリしたつくり*1 、対して仏車はふんわりしたタッチだ。頭ではイイと分かっていても独車は好きになれないが、仏車はシトロエンがヘンテコリンでス・テ・キ。う〜ん、トゥインゴもいいなぁ。

いよいよイタ車だ。

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 まずは距離を置いてじっくり見て回る。う〜ん、どのイタ車もデザインがすばらしい! ブラ〜ボ! アルファもイイが、フィアットもイイ!  バルケッタに腰掛けて振り向くと、後輪上の膨らみ越しに後方が見える。う〜ん、なんてセクシーなの? ロードしターよりイイんじゃないの、コレって?! *2 なんてステキなプロポーションをしているのだろう。

 しかしその中にあって155はやっぱりカタチがヘンテコリンだ。 ヘンテコリン過ぎてカッコイイ! 真っ赤なボディに真っ黒のホイール。メッキグリルになった盾が全体を引き締めている。ああ、既に『あばたもエクボ』状態じゃ。*3 

よし、次は内装だ

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 ゴテゴテした国産車と比べるとずいぶんスッキリした印象だ。(国産車ってどうしてあんな趣味の悪いシート地になるんですかねぇ?)ノルマーレはウッドステアリングで、それはそれでいいのだけれど、155の雰囲気には合わないような気がする。対してスポルティーバの内装はぐっとシャープでスポーティな印象を与える。よけいなモノがないって感じがイイ! オイラ好みだ。カーボンチックな生地のシートは引き締まった印象を与えるが、 腰掛けると室内には甘い雰囲気が漂ってくる。この辺は独車とはエライ違いだ。あぁ、だめだ。酔っている、155に酔っている。

うおおおおおおおおおっ!

 アルファのエンブレムがエンボス加工してあるステアリングを握り、思わずオイラは叫びそうになってしまいました。

 やっぱりV6だ。V6しかない。TSはノルマーレだけどV6はスポルティーバ。どうせ買うならスポルティーバのV6しかないっ! って買う気?


*1 確かに独車はイタ車のようにボディのチリ合わせが...ってことはないけど。
*2 対してパンダはチャチって印象でした。
*3 見なれてくるとホントカッコ良く写るんです、よっ。う〜、自分がコワイ。