Macchina / 1995-1-3


ホントはバイク派

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 昭和40年前後生まれの方なら分かってもらえるでしょう、ご多分に漏れずオイラも小・中学生時代にあのスーパーカーブームによって洗礼を受けました。値段など考えずに、やれBBがいいだの、カウンタックが欲しいだの言えた自分が羨ましいです。その後オイルショックでスーパーカーブームも去り、まさに夢のようなクルマが消えつつあり、オイラもギターに興味が移っていました。

 しかしながら普通免許取得に至る20歳の頃、レーサーレプリカブームで遅ればせながら2輪にハマッてしまい、北海道ツーリングを体験した頃にはすっかりツーリングにハマりバイクライフを楽しんでいました。

こうしてみるとその時のブームに乗っている自分の人生がよく分かります。
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 思った時に、気軽に行きたい所に行くことができ、渋滞にも影響されずに気持ちよく走れ、維持費も安い2輪に対し、”クルマなんてただ動けばいいや”位にしか思っていませんでした。家にクルマがあったし、必要なときはいつでも乗れましたから。ただ、ユーノスロードスターが登場したときはさすがに違いましたね。やはりバイク乗りのためでしょうか、オープンに心惹かれました。

 その後、ツーリングライダーだったオイラもナンダカンダあって30近くになって初めてクルマを購入することになりました。中古ですけど。”ただ動けばいいや”と思っていても、いざ買うとなると面白いもので”こーじゃなきゃイヤだ”、”あーじゃなきゃダメ”と拘りみたいなものが出てしまいますね。基本的に2・4輪とも好きなんでしょうね。  この世で一番楽しい悩み、それはマイカーを選択している時。予算は100万。やっぱりここはロードスターしかない、と思っていても実用性がないと嫁さん*1から言われ、なぜかMTはイヤということでATになり、残された砦はFRのみ。(駆動方式の違いは嫁さんには分かりませんから)

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結局、消去法で決めたのは、『H2年式 日産シルビアQ'S 4AT』オプションのLSDが付いていた。(彼女は2ドアであることがちょっと不満そうであった)  こうして”6輪生活”を楽しんでいましたが、仲間が限定解除→大型車購入しはじめ、それに付き合うわけではないけれど、自分もオフロードバイクから大型車に乗り換えたりと、あくまでも中心はバイクでした。三十路だというのに。だけど、ツーリングの開放感・気軽さに比べたらその点ドライブはどうしても劣ってしまいますからねぇ。

 てな感じでシルビアに乗っていたオイラは、次期候補車レガシィの特集を読みながら95年の正月を過ごしていましたが、その時運命の雑誌”AUTO EXPRESS”で出会ってしまったのです。

アルファロメオ155に!


*1 当時は彼女