.punto / 2007-02-01


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14年ぶりに1倍

昨年、つまりH18年の1年を通しての有効求人倍率が1.06倍となって14年ぶりに回復したそうです。

14年ぶりですよ、14年ぶり!

とはいえ、12月の失業率も前月比で0.1ポイント上昇している。コレは何?

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昨年の今頃といえば、丁度LDショックで株式市場は混乱しマスコミは大騒ぎでという感じだった。その後4月の高値を付けた後急落して年末になってようやく回復してきた。個人投資家はこの急落で大きな痛手を被ったと言われている。

好調な欧州・インド市場、利上げ停止で懐疑的ながらもダウが市場最高値を更新した米国市場や何10%も上昇した中国市場に比べ、昨年の日本市場は世界からひとり蚊帳の外って感じであったが、もしかしたらこの有効求人倍率の回復は先の日本を表しているのかも知れない。

んじゃ、失業率は何を意味しているのか?

グローバル化が叫ばれている昨今であるが、企業が欲しがっているのは以前に増しても優秀な人材である。頭に国際的にもという形容詞が付くことも明らかである。2000年問題をきっかけにIT業界ではインド人技術者の優秀な点とコストの安さに注目があつまったが、インターネットが普及し安くて優秀な人材は場所を選ばなくなった。

人件費が高いと言われる日本人にとって、普通に優秀なだけでは国際的には立ち向かえない。優秀でないのは死んだも同然となるかもしれない。