神性変異


 「イモータリティ(Immortality)」と読む。

 定命の者(モータル)がその生を捨て、アンデッドではない真の不死者――神成者(イモータル)へと至る過程を指す。
 多くの場合、それは数多の試練という形を取り、その過程でモータルは神となるに足る多くの力を得ていく。

 神性変異を成し遂げた直後の存在は亜神(デミゴッド)である。この時点ではモータルを遙かに超えた力は持つものの、真の不死性は得られず、また特定の権能も持たない。
 しばらく後に成し遂げた功績により特定の権能を得るか、もしくは既に権能を持つものから譲り受ける/簒奪することで、本当の神成者へと変わることになる。

 しかし神性変異は、神成者となった後も続く。
 権能を得た神成者は、徐々にその権能だけが肥大化し、個を失っていく。
 最終的に神成者は消滅し、世界法則にその権能だけが残ることになる。
 世界法則に残された権能は、後に新たな亜神が獲得するまで個を為さぬ漠然とした何かとして残ることになる。

 最終的に神成者は消滅し、世界法則にその権能だけが残る。
 世界法則に残された権能は、後に新たな亜神が獲得するまで、個を為さぬ漠然とした何かとして、世界に影響し続けることになる。