ハーフリング


 機知に富む個人の種族。
 呼び名の通り人の半分程度の背丈のこの種族は平均150年程度生きるが、人間よりも刹那的な場合が多く、歴史や記録はほとんど残していない。

 ハーフリングは「氏族」と呼ばれる小集団で暮らす。氏族は同じ名字を持つ血統の近い者だけで構成され、定住はせず常に放浪を続ける。
 氏族から離れたハーフリングは人間やドワーフ、エルフ、その他の種族の共同体に入り込む。その社会に望まれるものが何であれ、彼らはどのようにも生きていくことが出来る。一発狙いの大泥棒にも、勤勉な労働者にもなりうるのだ。

 ハーフリングは誰とでも上手くやっていこうとし、大体においてそれは受け入れられる。
 ハーフリングは中立に偏る傾向がある。変化を快く受け入れるが、氏族の絆や個人の信義といった無形の概念に信を置く傾向も持ち合わせているのだ。

  • ハーフリングの国家:
     存在しない。