“戦争と政治の神”、即ち「まつりごと」の裁定者。
巨大な体躯の野性的な美女として描かれる。背に大地を表す岩塊を担っており、その上には植物が繁茂しているのが見て取れる。板金の胸甲を着けており、腰には二本の
元々は自らの部族を守るために神々の戦に身を投じた巨人族の女王。
永き戦の最中、体躯はさらに巨大化し、ついには大地に身をおけぬ状態にまで至り、神々に誓願して大地を支える者となり、常世の果てより世界を見守るようになった。
アトラは「まつりごと」――即ち政治、祭事、そして戦争を見守る者であり、それらが公正に行われるよう計らう。不正を嫌い、悪を為して利権を得ようとするものには鉄槌を下すという。
アトラのクレリックは司法関係で働いていることが多い。また従軍司祭の多くもアトラの司祭である。
アトラの信者は貴族、軍人から傭兵、商人まで多岐に渡る。