Index
三宅周太郎(1892~1967)は演劇評論家?.時事新報?、毎日新聞?などで終生劇評?を書き続けた.『文楽の研究』は文楽と歌舞伎の関係を初めて明らかにした名著.著者の文章は具体的かつ親しみやすく、有益で面白い.正編では大正から昭和初期にかけての文楽の沿革、名人の芸談、文楽人形?のこと、人形浄瑠璃?と歌舞伎との比較研究などが簡潔な文体で記される.(解説=今尾哲也)