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一ノ谷の戦いに敗れ、捕えられた平重衡に頼朝は千手前を遣わせ、慰める。 千手前の朗詠や舞に捕囚の身を置く重衡も心を開き、二人は琵琶や琴を奏で、束の間、心を通わせる。やがて夜が白々と明け、都に上れとの勅命が下ると重衡は別れを惜しみ出立する。 死を目前にした重衡と千手前との惜別の情を艶やかな一夜のうちに描いた能。
一ノ谷の戦いに敗れ、捕えられた平重衡に頼朝は千手前を遣わせ、慰める。
千手前の朗詠や舞に捕囚の身を置く重衡も心を開き、二人は琵琶や琴を奏で、束の間、心を通わせる。やがて夜が白々と明け、都に上れとの勅命が下ると重衡は別れを惜しみ出立する。
死を目前にした重衡と千手前との惜別の情を艶やかな一夜のうちに描いた能。