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グッチ、エルメスを日本に紹介した男は、生粋の江戸っ子商人。戦後の闇商売時代から一貫して「文化を売る。美しいものを売る」舶来屋一筋。日本のファッションブランドビジネスの立役者として内外に知られた存在であり、その半生はひとつの痛快な戦後史?でもある。本書はその江戸っ子が語り下ろした商人の道。「商い」は「飽きない」、商売に必要なのは「感情」と「勘定」―。生きたビジネス指南は巨大資本ビジネスの行き着く先の、そのまた先を読む知恵袋。