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「あたしも一座に」―歌吉、こと中橋広小路の駕篭屋赤松の娘・お吉は、踊りの師匠・水木歌仙率いるお狂言師?一座に加えてもらうことになった。お狂言師は、大名家の奥向きにあがって狂言や踊りをご覧に入れる。胸の高鳴るような話の直後、事件は起きた。これからは、歌吉の名を立てて、生きていかなければならない。そんな折、歌吉は、何者かに連れ去られる…。直木賞?作家が放つ長編時代小説。