コメントは全てキャラ主観で書いています。
※ 場所は、ソレントに向かう馬車の中。
仲間達が談笑している脇で、ふと窓から見える夕日を眺めながら。
ソレント、辺境の貧しい小さな村。
テラノに一人で行くか迷ったが、連中が行きたいって言うから暫く付き合う事にした。
基本覚えるには何処でも一緒だろうからな。
だが、いつまでも辺境の村で燻るつもりはない。
俺には「王になる」という目標があるからな。
三年くらい冒険者としての基礎と剣術の腕を磨いて、別の街に行ってみるのもありだろ。
見聞を広げたいっていうのもあるし、始まりの剣の情報もほしい。
それに俺の名を上げるための生贄(蛮族)も必要だしな。
みんながどう言うかにもよるがな…。
しかし、卒業試験では、大人の泥臭い世界を垣間見ちまったな。
仇を討とうとは思わない、あいつらは弱いから死んだ、そして強かったからクロウは生きて帰ってきた。
たったそれだけだ。そう、そうそれだけ…。
違うな、弱かったのは俺も同じ。
もっと強ければ何かを変える事が出来たのではないか?
それが頭から離れない。
強くなるしかない、それがこの世の全てであり、悪しき理に打ち勝つ唯一の手段だ。
雲の上で見ていろ、俺が王座に就く姿をな。
あと気になるのは、ヒルズブルグ家のお嬢様だな。
フィーラとかいったな、見た目からして年は俺とそう変わらないだろう。
俺がこの呪われし異形に生まれなければ、今頃は許婚のた同じ年頃の娘と晩餐で席を共にしてたんだろうな。
まさか、あの娘がその許婚だったなんて事はないだろうな?
姉妹もいるかもしれないし、同じ家名の親類だっているだろうから、たまたま同じ家柄の娘ってだけだろ。
きっとそうだ、偶然の一致に決まっている。
だが何故、冒険者訓練所に月一回程度とはいえ足を運んでアルに会いにきていたんだろうな?
ヒルズブルグ家といえば爵位までは分からんがかなりの名家のはず。
そのお嬢様が、あそこに出入りするなんて普通じゃ考えられないはずだし、そう許されるものでもないはずだ。
アルに助けられてだけで毎月会いに来るなんて、冒険者への興味だけとは思えないし、そこまでする理由が全く不可解だ。
その理由を知る術は、今の俺にはないがな。
…「いいナイトメアさん」か。
あ、そういえば、あの親父(神父)を振り切って出て来てから、手紙一枚送ってないな。
しょうがない、村に着いたら書いてやるか。
※ 場所は、宿屋の一室。
一人で窓際の椅子に腰掛けて、空に輝く満月を眺めながら。
手紙を書くまでのなかった事に出くわしちまったな。
あの親父(神父)、相変わらず虫も殺さぬ顔して締め付けてきやがる。
少しは手加減しろっつうの。
まぁ、何事もないようだし、暫くは放置でもよさそうだな。
階段を駆け上がるのに、後ろを振り向く余裕なんてないしな。
だが、俺が元は侯爵の息子とはな。
どうせ家柄気にして何食わぬ顔して捨てたんだろうな。
いいさ、お陰で貴族のお屋敷では学べないものを教えてもらったさ。
貧しき民の苦しみ、蛮族の脅威、人間同士の争い、そして己の無力さを。
まだまだ周りには敵わない敵、そして人がたくさんいる。
だから、世界を統べる力を手に入れてみせると、冒険者に身を投じて改めて誓った。
まだ始まったばかりだ。
つまずいている暇は俺にはないと思え。
空を見上げる余裕はないと思え。
この剣に蛮族どもの血が染み渡りきるまで振るい続けろ。
奴らの血肉が、俺の覇王への階段を彩る糧と思え。
今はただ、駆け抜けるだけだ。
※ 場所は、宿屋の一室。
酒場での一悶着の後、一人部屋に戻ってでベッドに横たわり、天井を見上げながら、月明かりに「スカディの首飾り」を照らして。
別に貶すつもりはなかったのだがな…。
ニコライは、その事実を知らないとはいえ、俺の弟だ。
冒険者の世界は貴族の世界とは違う。
見たところひたむきなところは認めるし、この先絶対に伸びる素質はある。
そう思って、ちょっと気合を入れてやろうと思っただけだったんだがな。
って、何で俺を捨てた家族の事を案じているのだ、俺は?
分かっている、その時はニコライはまだ生まれていない。
あいつに罪があるわけじゃないって事くらい。
ただ、俺のような捻くれ者にはなって欲しくないだけだ。
折角恵まれた境遇のまま、その道を歩めてきたんだ、それを自ら捨てる必要はない。
捨てたくなくても失ってしまう者だっているんだからな。
しかし、あいつ等(冒険者仲間の事)、よってたかって言いたい放題いいやがって…。
まぁ、酒を浴びせたのはやり過ぎたとは思うが、あそこまでの扱いはないだろ。
精霊神(スカディの事)の加護の象徴たるこの宝石を手に入れてから、周りの見る目が明らかに変わった気がする。
普段だったら止めがわりに殴りかかってくるはずの連中ですら、あの時は見て見ぬ振りだった。
なんでいつものように喜々として拳を上げてこないんだ。
俺は異形だ、望む光輝く英雄でもないし、世界を救う救世主でもない。
オプトラでは、カルディアの親父が庇ってくれてたから、そう酷い目には合わなかった。
だが、周りの視線はやはり特別なものを見ている色をしていた。
そして家族に捨てられた事を知り、そんな自分がこのままでいるのが嫌で飛び出してきた。
冒険者となり、死線を潜ってきた仲間、そして同じ道を歩む冒険者達、いつの日かそんな特別に扱われない日々が楽しかった。
それが例え、死と隣り合わせな毎日であっても。
その三年間、身の程も嫌というくらいに味わってきた。
そして気づいた。
例え始まりの剣を手に入れたとしても、その器に収まるだけの腕と実績がなければ、王など遠き夢だという事に。
だから、この今までただひたすら剣を振るってきたし、柄でもない書物の山に埋もれながら、魔法の勉強もしてきた。
周りに褒めてほしいわけじゃない、ただ自分で納得のいくだけの力が欲しかっただけだ。
まだ足りないのは分かっている、この首飾りが始まりの剣に繋がる道しるべであったとしても、まだ相応とは自分は思えない…。
なのに、周りはそうも変わってしまうものなのか?
あいつ等(PC達)だけは、そうあって欲しくないな。
…。
まてよ?
これは試練なのか?
過去の鎖から逃れるため、現状に満足しかかっていた、己の野望から遠のいている事への警告なのか?
そうか、運命の神様とやらは余程お暇らしいな。
いいだろう、貴様(運命の神)が望むは、覇王か?英雄か?救世主か?それとも世界を破滅へ導く魔王か?
否、俺はそのどれにも当てはまらず、貴様が置くどの駒にもあらず。
俺は神になる。
貴様が示す道を俺が歩むのではない、俺が敷いた道を貴様が歩むのだ。
俺にこの道しるべを渡した事を後悔させてやる。
さて、まずやる事は・・・。
あ、明日は新製品のクレープの発売だ。
まずそれ食ってから考えるか:_-)
[追記及び解説]
彼は、フィーラに気があります。
過去の柵ではなく、純粋に人間として見てです。
(湖で彼女を置いていこうとなったときにかなり拒んだのはそのため)
だから、巷にいる腐敗した貴族のようにはなってほしくないのです。
まだ異形の劣等感は抜けてはいないので、そのあたりも含んでいますが。
評価では否定的に書いていますが、ツンデレなので素直には語りませんw
でなければ、黙ってソレントから去っていたでしょう。
ニコライの件は、普通に「やってしまった」事ですが、あれは逆によかったと中の人は思ってます。
立場、周りの変化は、王になるには避けて通れないものと気づけたのです。
あと重要だったのは、アルの最後の幕での一言「甘えるな」と。
(バベルが宝珠を持つに相応しい力はない、とこぼした時)
まだ宝珠の所持者としての自信がないのは変わらずですが、この一言のお陰で相応しい所持者になる決意を固めれました。
※ 場所は、またもや宿屋の一室。
自室の窓際の柱に寄りかかって座っている。
何かあんまり出番なかったな。
今回はベンジーが主役な話だったから、しょうがないか:_-)
…まぁ、それは置いておいてっと。
このソレントが今や策謀蠢く貴族どもの最前線か。
蛮族の侵攻から守るための最前線のはずが、後ろの連中の争いの最前線にもなろうとは、皮肉なものだな。
ギャランだっけ
あいつの言う通り、蛮族の侵攻が組織化して大規模になりつつあるこの状況で、内輪揉めしている場合ではないのにな。
ソレント放棄,城砦建設,蛮族による侵攻の活発化,要人暗殺…。
その内輪揉めの噂にはビュコック家の名をよく聞く。
ビークトル・ビュコック。
ビュコック家の跡継ぎとであり、王位に最も近い者と言われている貴様の噂を近頃聞いていると、何か企んでいると勘ぐりたくなる。
避けつつもりは最初からないが、もはやビュコック家との決着は避けては通れないだろう。
殺す殺さないという意味ではない。
俺は冒険者となり、先代と同等の神の御加護を受け、今回の仕事でそれなりの蛮族の首を取ってきた。
グランさんやカルマンギアの精鋭と比べれば、まだまだなのは分かっている。
だが、かつて家名を汚さんとその存在を無かったものにしたはずが、自分達の庭で名を上げ始めたとなれば、それは耳に入るだろう。
このまま黙っているとは思えんのだが、何も自分の身の周りに異変がないのが逆に不気味だな。
まだ取るに足らない、と思われているのか?
じゃぁ、こちらから出向いてやるか。
近々建設中の城砦を視察に来るとの事だし、挨拶代わりに面を見て確かめたくなってきたぜ。
どんな面しているかで今後の俺の身の振りが変わる、精々顔洗って待っているがいい。
ところで、これからどの王道を進めばいいんだろうな。
王にはなる、世界の全てを統べるだけのな。
ただ、問題はその手段だ。
過去の事を忘れ、このまま冒険者としてビュコック家には関わらず、遠い何処かの地で旗を掲げるか?
何かそれは逃げてるみたいで俺の性には合わないな。
じゃぁ、ビュコック家を倒してこの地で王の座に就くか?
って、あの家潰しても王位は手に入らないよな?
その場合、家を乗っ取って地位を手にいれて、この国の皇女を寝取って王座って階段か。
…何故だろう、この抵抗感は。
そういえば、ここ最近何やら胸騒ぎがする。
俺の見えないところで、何が起こっているのだろう?
最近の人間,蛮族問わず情勢を見ていると、そう感じるときがある。
気が付いたときには、何もかもが手遅れになっているような事がないといいのだが…。
ん? なんだ、俺は別にあのお転婆姫が心配だ、なんて思っていないからな!
おい、その疑惑の目はなんだ?:_-)
※ その次の日にビークトル・ビュコックが襲撃にあった報を聞くことになる。
※ 場所は、コンソルテの宿舎。
宿舎のベランダで、月に照らされる大海原を眺めながら。
綺麗な景色だな。
この潮の香り、ユノス湖とは比較にならないほどの大きさの水の景色、無限に広がっているかと思えてしまうな。
あいつ等にも見せてやりたかったな…。
しかし、盛大に姫君に振られたな。
でも、何故振られたかは、わかっているんだよな。
柄じゃない表現だが、俺の姫君への想いは、憧れだったんだと思う。
今まで運命になんて負けない、生まれながらにして付いていた鎖を断ち切るんだ、って思って剣を振るってきた。
だけど、最初から運命の鎖なんて付いてなんてなくて、過去という鎖で自分を自分で縛っていただけだった。
誰かに認めて欲しい、俺はここにいるんだって誰かに伝えたかった。
そんな自分を認めたくなくて、王になるっていう目標を掲げる事で自分を誤魔化していた。
姫君への想いは、そういう過去の鎖という自ら作った柵の具現化したものだったんだろうな。
ある意味その程度だったって事だ。
本当に想っているのであれば、王だ誇りだ意地なんて捨ててでも、ニコライのように一途に想いを伝える努力をしていたはずだ。
俺はそれをせず、かっこ悪い意地を張って自分の本音、いや弱さを認めなかった。
この結果は、そういう今までの積み重ねと想いの強さを彼女に伝えていたかの差が形になっただけ。
だが、歩んできた道自体は間違ってはいなかったとは思う。
動機がどうであれ、そのお陰であいつ等(PC)を巡りあい、色んな物を知り、手に入れる事ができた。
目指して足掻いて失敗を恐れず向かっていかなきゃ、何もわからないしな。
俺らしくもねぇ、当たってぶつかってみりゃ分かるなんて自分で言っておきながら、自分でその足を縛っていたとはな。
何か今までの自分を振り返ると、笑ってしまう。
あいつ等の言うとおり、何でもっと早く素直に言えなかったんだろうな、とね。
つまらない意地ばっかり張ってさ。
ビュコック家との決着については、もうついたと考えている。
父上(アナトーリィ)の謝罪の言葉を聞いて、今まで引きずっていたものが、剥がれ落ちるようになくなった。
老いた故かもしれない、だが嬉しかった。
そう思った時に気づいた。
結局、今まで俺は図体だけでかくなってガキのままだったんだな、って。
でも、おかしいな、俺って。
女に振られて、兄弟には疎まれて、踏んだり蹴ったりなはずなのに、何でこんなに気持ちはすっきりしているんだろうな?
何か、今はっきり見えている覇道を歩むためのスタート地点に立っている気分だ。
改めてあえて言おう。
(スカディの首飾りを取り出し、ぐっと握り締めて)
「俺は王になる。」
自分を捨てた家を見返したいとか、結ばれたはずの想い人に自分の存在を伝えたいとか、そんなんじゃない。
「何も言わなければ伝わらない、動かなければ何も始まらない。」
そう教えてくれば仲間達のために、俺を認めれくれた今まで世話になった人々のために。
俺は公言した、「誰もが笑顔で未来を目指せる世界を作る」と。
それを形にして、この借りを返したいと思う。
自分で選んだやり方で、自分が造りたい国を、自分で切り開いて、自分の意思で造る。
さて、まずやる事はテラノから蛮族どもを一掃しようか。
「覇王バベル」の築きし城の土台を蛮族の屍で築き、その名を轟かせてやる。
[後日談]
※ 場所は、テラノ東部の魔導機文明時代の遺跡。
バベル :け、こいつら数束ねてきやがって…w
(ダークトロールの首を刎ねてちょっと後ずさる)
????:これで八個目。あなた一人倒すのにこれだけの戦力投入してくるとはね…。ソレントで相当彼らの恨みを買うだけ暴れていたのね?
(バベルに背中を合わせて剣を構えて、周囲はダークトロール数体に包囲されている)
バベル :俺が駆け上がる覇道の階段の踏み台になってくれるって言うんだ。それ相応の礼をしているだけだぜ?
(余裕な笑みを浮かべて横目で後ろの相方を見る)
????:この状況でそんな余裕が出来るだけ大したものだけど…。下がった仲間が気になるし、そろそろ本当にまずいわよ、これ?
バベル :心配すんな、こんなところで俺はくたばるつもりはねぇ。次で一気に大将を片付けるぞ。
????:あなたには退くっていう選択はないの?w
バベル :俺は後ろに下がるのは性分じゃねぇし、大将の首を取れば終わりよ。それにお前がいるから背中は安心だしな、フレッカ。
フレッカ:…口説くならもうちょっと雰囲気のある場所がよかったわね^^;
バベル :言えるときに言え、って教えられたんでな、帰ったらじゃ遅すぎるw
フレッカ:続きは「帰ったら」にして頂戴♪
バベル :了解。じゃ、とっとと片付けるぜ!
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