現在のカード所持者 †
| No | カード名 | スタイル | 所持者 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 開始時点 | 第１話終了時 | 第６話終了時 | 番外編終了時 | |||
| 00 | 愚者 | カブキ（歌舞伎） | 支ノ上博史 | 支ノ上博史 | 支ノ上博史 | 支ノ上博史 |
| 01 | 魔術師 | バサラ（婆沙羅） | ？ | ？ | （クーゲル） | クーゲル |
| 02 | 女司祭 | タタラ（踏鞴） | ？ | ？ | ？ | （音羽南海子） |
| 03 | 女帝 | ミストレス（舞貴人） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 04 | 皇帝 | カブト（兜） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 05 | 法王 | カリスマ（狩魔） | ？ | ？ | （刈谷ミロク） | ？（行方不明） |
| 06 | 恋人 | マネキン（真似衿） | （千早貴之） | （千早貴之） | Ｔ・Ｆ／前波継美 | Ｔ・Ｆ／前波継美 |
| 07 | 戦車 | カゼ（風） | 兎絹豆腐 | 兎絹豆腐 | スワロウテイルＪｒ | スワロウテイルＪｒ |
| 08 | 正義 | フェイト（平威徒） | キャプテンＮ◎ＶＡ | キャプテンＮ◎ＶＡ | 江住里美 | 江住里美 |
| 09 | 隠者 | クロマク（黒幕） | （アルファ=オメガ） | 千早雅之 | 千早雅之 | 千早雅之 |
| 10 | 運命の輪 | エグゼク（益世狗） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 11 | 力 | カタナ（刀） | 江住里美 | 江住里美 | 江住里美 | 江住里美 |
| 12 | 吊られた男 | クグツ（傀儡） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 13 | 死神 | カゲ（影） | （音羽南海子） | 刈谷ミロク | ヒットマン | ヒットマン |
| 14 | 節制 | チャクラ（車鞍） | ？ | ？ | ？ | （稲垣光平） |
| 15 | 悪魔 | レッガー（裂牙） | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
| 16 | 塔 | カブトワリ（兜割） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 17 | 星 | ハイランダー（排乱駄） | 千早雅之 | 千早雅之 | 千早雅之 | 千早雅之 |
| 18 | 月 | マヤカシ（摩耶蠍） | Ｔ・Ｆ／前波継美 | Ｔ・Ｆ／前波継美 | Ｔ・Ｆ／前波継美 | Ｔ・Ｆ／前波継美 |
| 19 | 太陽 | トーキー（投喜居） | ？ | ？ | （名も無きNPC） | 刈谷ミロク |
| 20 | 審判 | イヌ（犬） | ？ | ？ | ？ | ？ |
| 21 | 世界 | ニューロ（新生路） | （アルファ=オメガ） | （アルファ=オメガ） | 兎絹豆腐 | 兎絹豆腐 |
※ 括弧内は後の話にて判明した所持者を記入
※ 第１話の段階で、この他にマーダーインク、音羽南海子、稲垣光平、陳原義もカードを持っているという情報が出ている
※ 「？（行方不明）」は対象話終了時に所持者の情報をPC達が入手しないままだったカードを指す
セッションログ †
第１話《魔術師》 †
オープニング「★★★」 †
★★★は美術館からカードを盗み出す。
「あの燕尾服の言ったとおりだったな・・・」
警備網をくぐりぬけ首尾よくカードを手にしたところで千早雅之と遭遇。
「ヘタな真似はできそうにないなあ★」
少々の問答の後に星のカードは雅之の手に渡った。
★★★は悪魔のカードを手元に残し、残りのカードを
リ ス ナ ー プ レ ゼ ン ト
として無作為にばら撒いた。
オープニング「兎絹豆腐」 †
兎絹豆腐は刈谷ミロクを倒し、戦車のカードを手に入れる。
オープニング「Ｔ・Ｆ／前波継美」 †
前波継美はレイに月のカードを押し付けられる。
オープニング「支ノ上博史」 †
支ノ上博史は愚者のカードを手に入れ怪人サメボンベの起動に成功する。
イベント「拐われるセンセイ」 †
センセイは豆腐への復讐を誓った刈谷ミロクによって誘拐される。
イベント「猫を探して」 †
影電波にアルファという少女から「脱走したペットロイドを探してほしい」と依頼。
猫は千早トイズの最新式の超高速ペットロイドであり、隠者のカードを口にくわえていた。
「仕方ないなあ・・・またプラチナリスナー様にお願いすっか・・・★」
イベント「センセイの居場所」 †
兎絹豆腐とＴ・Ｆはカードの情報とセンセイの誘拐事件の情報を交換する。
豆腐もこのカードの事件に巻き込まれているのね。
博士は、町外れの港の倉庫に連れ込まれているようだけど…。
ただ、問題は博士を誘拐したミロクという男、音羽南海子から「死神」のカードをもらっているということね。
裏で大きな組織が動くほどのものってことね、このカードの価値は。
「このカードの力を使えば、私の足は治るのかしら？」
そういえば、子猫探しについて闇電波から流れていたわね。
とりあえずそのカードを狙ってみましょうか？:_-)
イベント「行方不明のサメボンベ」 †
愚者のカードを内包するサメボンベはスワロウテイルに誘拐される。
イベント「ラジオとマフィアと正義のみかた」 †
影電波に出演したキャプテンＮ◎ＶＡは正義のカードを所持している事を公表する。
「実弾でヒーローショーをやる予定は無かったんだがなあ・・・移動式にでも変えるか・・・」
「江住さん、あいつ等に請求書出しといて★」
イベント「わるもの同盟」 †
支ノ上博史はサメボンベを救い出し、同時にスワロウテイルとの同盟に成功する。
イベント「誰よりもはやい猫」 †
ＰＣ達は各々の目的で猫を追いかける。
猫は最新ヴィークルクラスの機動力で逃げ回るが、観念してＴ・Ｆに投降した瞬間に★★★に捕まる。
「チーターの中の人？・・・おつかれさん★」
一方同じくしてこの光景をモニタ越しに見ていたＴ・Ｆの中の人(継美)は、激昂してキーボードをスクラップに変えていたであった。
「この恨み、絶対忘れないわよ…:_+)」
イベント「カードの行方」 †
猫と隠者のカードを手にした★★★。
しかし、隠者のカードは千早グループに《買収》される。
「Ｓ美さんと権力には勝てませんってね★」
イベント「救出作戦」 †
ＰＣ達は様々な目的で豆腐の恩師である博士を救出すべく町外れの港に向かう。
倉庫には博士が捕らわれていたが、見張りの手下共は途中で駆けつけた豆腐の妹「神鳴おこし」が蹴散らしたのであった。
「まさかお姉様(神鳴おこし)が豆腐の妹だったなんて…。どうしてあいつ私に隠していたのよ？:_+)」
クライマックス「ハイウェイの狂王」 †
目的を達したＰＣ達は、博士を連れて倉庫から脱出した、しかし…。
刈谷ミロク率いる驚愕連合が入り口を完全に包囲していたのだ。
どうやら、ミロクは豆腐に決闘を申し込んでおり、その人質として博士が誘拐されていたようである。
その申し込みを反故にされた事を知った彼らは、急ぎここに駆けつけてきた、というわけである。
お姉様(神鳴おこし)は、背後に回った敵の迎撃に回り、正面を突破すべくミロクに立ち向かっていったのでした。
「お姉様の勇姿を生で見れるなんて…、これは録画しておかないとｗ あ、パンツは白♪:_+)」
エンディング「最悪の介入者」 †
刈谷ミロク率いる驚愕連合との戦いは重武装の警官隊により中断される。
ＰＣ達は★★★の悪魔のカードによりミロクに全ての罪状を押し付けて、難を逃れた。
『 ア イ ツ ら が 全 て や り ま し た 』★★★
第２話〜第５話 幕間 †
２〜５話は幕間とします。
今書いてあるのは「エンディング補強＋ボツネタ供養」ですので違和感があったら各自ＰＣに合うように改変して下さい。
女司祭 †
事件以降、悪の研究所に豆腐の弟妹達が遊びに来るようになった。
この交流が食品業界を驚嘆させた「フカヒレラーメン事件」へと発展するのだが、このキャンペーンでは描写しない。
女帝 †
センセイは助けてくれた子供達に感謝し、一時的に超能力に関する約束事を緩和した。
この判断がアストラルを揺るがす「小さな汎元殿事件」へ発展するのだが、このキャンペーンでは描写しない。
皇帝 †
音羽南海子は失った【死神】のカードの行方をＴ・Ｆに調査させた。
Ｔ・Ｆは、【死神】のカードを持っていた「刈谷ミロク」が、数日前にの事件で警官隊に逮捕・拘束されている事実を知っていた。
その事件の裏に音羽南海子がいた事も。
証拠品としてカードは警察の手にあると踏み、警察のデータベースに潜入、予想通り東京郊外にある稲垣光平の息がかかる警備会社が管理する拘留所に保管されている事を突き止める。
カード絡み、そして警察組織が関係している事から、Ｔ・Ｆの本体である前波継美は、レイと相談して拘留所への潜入捜査を行う。
精密な行動が不可能なレイは、堂々とブラックハウンドの権限にて拘留所に潜入？した。
継美はこめかみを押さえつつも、事前に渡しておいたの機動型ねんどろいど「ロード&ロール」に＜ヴィジョナリー＞で憑依して捜査を開始する。
「意外とレイって胸あるわね:_-)」
と余計な事を言ってねんどろいどを破壊されそうになるも、証拠品保管室にてカードが保管されている引き出しを発見する。
しかし、その時に証拠品保管室の壁が爆音と煙と共に吹き飛び、レイと継美なねんどろいどは衝撃で反対側の壁に叩き付けられる。
開いた穴から重武装の工作員らしき人間が十数名現れ、手際よくカードを回収されてしまう。
どうやら拘留所はカードを狙う別な輩に襲撃されたようである。
動きの良さ、そして装備からその相手は、カーライル・シンジケードの精鋭部隊「マーダー・インク」だと、継美は瞬時に自分のデータベースの情報から判断した。
継美の解説に耳を傾ける事なく激昂するレイは工作員らに刀を抜いて工作員らを薙ぎ払っていた。
こうなったレイを止める術はない事を知っている継美は、即座に十数名の工作員を発狂させて敵の殲滅作業に取り掛かる。
証拠隠滅のために小娘一人を葬る程度の感覚でいた工作員らは、瞬きする間に次々と発狂、もしくは鮮血と肉片が飛び散る光景に恐怖を覚えた。
だが、カードを手にした工作員の隊長が逃走を図り、逃がすまいと継美は発狂させようと試みるも敵の支援部隊による電脳戦に遮られてしまい取り逃がしてしまう。
当然妨害した工作員らは償いとして狂気の世界に誘われたが、北米マフィアの精鋭部隊となれば、その強さは折り紙付き、その事を思い知らされる事になった。
警察のサイレンが鳴り響き出したため、面倒を避けるためレイと共に拘留所を脱出、≪電脳神≫にて自分らがこの襲撃に関わった証拠の隠滅を図る。
「稲垣光平に音羽南海子、それにクーゲルですか。大層な役者がこのカードを巡って揃っているわね。」
と呟くと、悔しさと怒りの矛先をレイは継美に向け、愚痴と八つ当たりを夜明けまで相手をさせられる事になった。
今回の調査はあくまで「カードの行方を探る」ことだったので、音羽南海子への報告は「カーライル・シンジケードが拘留所を襲撃して持ち去った」事実のみとした。
その後のカードの行方は調査は依頼外、そのときの音羽南海子の笑みに不気味さを覚えるも、彼女は報酬を送金してこの調査は終了となった。
この調査が政界を震撼させた「傷だらけのレンズ事件」へと発展するのだが、このキャンペーンでは描写しない。
法王 †
影電波にメールが届く。
「保護者から許可が出たので来月から一人暮しするんですけど、猫ＯＫで家賃の安い部屋を教えて下さい---ラジオネーム〈猫チーター〉」
『ルームシェアを希望してるラジオパーソナリティがいるので、容姿・年齢をこちらに送信してくだ・・・』
グ シ ャ ッ ・ ・ ・！ ！
この後、”影電波”は謎の休業期間に突入。
その間に〈江住〉と〈猫チーター〉は部屋探しを始める。
ふたりの部屋探しは住宅業界を激変させる「美しき獣事件」へと発展するのだが、このキャンペーンでは描写しない。
『ええ・・・気がついたときには全て終わった後だったんで』
第６話《恋人》 †
オープニング「★★★」 †
★★★は、新星祭の責任者である千早貴之に「ミス新星」の司会を依頼される。
★「あらら〜、千早ってもピンキリなのな・・・ おまけに予算もピンキリときてる・・・」
オープニング「Ｔ・Ｆ／前波継美」 †
治安のいい区域に引っ越した継美に、レイが単位を目的に新星祭に誘うも断られる。
前のマンションは警備が薄くって闖入者を多々許した事を両親に話したら、治安の良いグリーンエリアのマンションに引っ越す事になったのよね。
両親も通勤の関係もあって都合がよかったみたいだし、やっぱり頼んでみるものね:_-)
でも、レイがダンボールから突然出てきて
「ミス新星に出場すると単位が貰える」
と新星祭に行こうだなんて、三次元という名の人混みが嫌なのよ、全く。
とは言ったものの、あんなにふて腐れるなんて珍しいわね。
「単位に釣られすぎとはいえ、ちょっと無碍に扱いすぎたかしら…（’’；」
オープニング「兎絹豆腐」 †
センセイにガムやばなな達を新星祭で遊ばせて欲しいと頼まれる。
また、おこしも新星祭で何かやりそうな素振りを見せている。
オープニング「支ノ上博史」 †
千早雅之とクーゲルと音羽南海子からメール。
内容は全員一致で「新星祭でニューロデッキが動く、奪取したらカードと引き換えに報酬（プラチナム）を支払う」
イベント「新星祭前夜」 †
PC達は、各自の思惑を胸に行動を起こす。
新星祭リア充計画 †
豆腐は継美を新星祭に誘う事に成功する。
その時に継美は、豆腐との連絡手段として自分が憑依するための依り代として機動型ねんどろいど「ローラ」(外見は鏡音リン)を手渡す。
そういえば、新星祭って「”小鬼キティ”ストラップ」がイベント参加賞で手に入るのよね。
流石に欲しいし、今更レイに連絡するのもあれだし、豆腐に付き合ってもらおうっと。
連絡手段も渡したし、前みたいにその場にいないがために目当てのものが取られる事もないでしょう。
「でも、やけに喜んでいたわねあいつ、どうしてかしら？（’’」
司会サメボンベ †
★★★はサメボンベを支ノ上から借りて司会に抜擢する。
★「この審査員でステージに立たなくて済むなら安いもんだ。 持つべきものはトモダチだね」
しのかみのうでわ を てにいれた！ †
豆腐は継美へのプレゼントを探すが身近な人間に聞いても良案が出ない為に影電波で依頼する。
紆余曲折の後、支ノ上の店でブレスレットを購入する。
イベント「新星祭」 †
豆腐は、継美を迎えに引っ越し先であるグリーンエリアの一角にあるマンションに向かう。
その立派な建物で門前に警備員がいるなど生活Lvの違いを痛感するも、丁度出てきた継美と合流し、タクシーで新星祭の会場へ向かう。
豆腐ったら門前の警備員と押し問答してたわね。
前みたいに簡単には入れないから、彼には今度マンションのID教えておこうかしら？
でも、このカード、何の目的で何のために★★★は千早から盗んでばらまかれたのかしら？
何か企んでいそうだから、匿名希望で「カードばらまいたひとののうをやいてあげたいの♪」って宣戦布告してあげたけどｗ
ただ、真意を分からないでレイのお願いを安請け合いしちゃったけど、何か怖いわね…。
豆腐は難しく考えすぎだって言うけど、あんたは考えなさすぎなのよｗ
「そこがあいつのいいところなんだけど、って何言わせるのよ！」
イベント「キャプテンＮ◎ＶＡに挑戦！」 †
キャプテンＮ◎ＶＡは空手のみならず超能力まで使用した神鳴おこしを一蹴する。
豆腐はキャプテンＮ◎ＶＡとの試合に勝利し、ゲーム大会への助っ人を約束させた。
イベント「大人の女性は怖い生き物」 †
《力》のカードを容赦なく使用したＳ美さんがキャプテンＮ◎ＶＡを倒してしまう。
当然、《正義》のカードはＳ美さんの手に…
イベント「衣装合わせ」 †
★★★は待機中の原田珠代に接触する。
会話の中で彼女が何らかの秘密を持っている事を察するが、それを暴くまでには至らなかった。
★「おいおい・・・むしろこっちが千早の風格じゃねえの・・・！ ツグミたんピンチかもねー w 」
ちなみに各人の衣装は以下の通り。
兎絹豆腐：うさぎパーカー ver.NewStar?（兎自作）
前波継美：パティシエ風メイド服 （ヤオロズ社）
レイ：“クエンティン”ナース服（和光技研社）
神鳴おこし：“Ｊｕｄｏチョップ”道着（マンク社）
アルファ：“ニコラス”サンタ服（サキ=ニチヤ社）
原田珠代：“胡蝶”和装（ＣＨＩＨＡＹＡ社）
イベント「脱獄」 脱獄囚とヒーローと時々ナース †
豆腐と継美、レイが控え室で駄弁っていると、刈谷ミロク脱獄の報とレイへの応援要請が入る。
転移した豆腐とナース衣装のままでバイクを飛ばしたレイが現場に到着すると…
そこには、刈谷ミロクを含む脱獄犯すべてを一人で倒したキャプテンＮ◎ＶＡの姿があった。
戻ってこないけど大丈夫かな、レイ。
豆腐なんて着替えた私を:_-)ｼﾞｰｰｰって凝視してたと思ったら、レイの後を追っちゃうんだもの。
幸い脱獄した奴らはボコボコにされるでしょうけど、イベントの開始に間に合うのかしら？
「あいつ、私一人放置は許さないわよ。べ、別にあいつの事を心配してるわけじゃないだからね！」
イベント「ミス新星：前哨戦」 †
影電波で継美祭りを仕掛ける★★★。
蜂蜜や山芋による特訓やビラ配りで神鳴おこしを応援する支ノ上。
原田珠代が演奏する琴を《電脳神》で破壊する継美だったが、珠代は即座に予備の事を《Ｍ＆Ａ》で用立てその場を乗り切る。
あの原田珠代、やるじゃない:_-)
折角恥をかかせてあげようと思ったのに、随分準備がいいじゃない。
思ったより出来るってことね、流石この学園のエリート様ってところかしら？
そういえば、あの怪しい博士がお姉様を応援してビラをばらまいていたわね。
何か企んでいそうね、近いうちにお姉様を助け出さないと…。
「ところでお姉様のグラビアなビラの種類は本当に四種類？ まだないの？:_+)」
イベント「ミス新星：決戦」 †
兄妹対決 兎絹豆腐ｖｓ神鳴おこし †
おこしはキャプテンＮ◎ＶＡとの戦いでボコボコの顔で出場し、瓦割りを披露するなどの勇気ある振舞いに及ぶが、支ノ上のビラ配りが功を奏し、そこそこの点数を獲得する。
豆腐は〈変身〉で女装しダンスを披露して得点を稼ぐ。
さらには〈変身〉で（強制的に）おこしを可愛らしい容姿に変える。
ＰＣの支援を受けておこしも点数を伸ばしたが、この兄妹対決は豆腐に軍配が上がった。
優勝争い †
アルファ=オメガは電脳救世主の能力を発揮し会場の全ＡＩを味方に付ける。
原田珠代は「継美による琴の破損」というトラブルを大会そのものを買収して代りの楽器を用意させる事で無効化する。
アルファ=オメガも下位を大きく引き離す高得点を得るものの、原田珠代はそれを上回る点数を叩きだした。
そして前波継美は兎絹豆腐や影電波リスナーの支援を受けて電子の装飾で彩るサンタを演出し、圧倒的な点数を獲得、ミス新星となる。
ちょっと豆腐、お姫様だっこでバイクに乗せるって何考えているのよ、恥ずかしいじゃない！
ま、まぁ演出も綺麗だし、電子のサンタにその付き人っていう絵は私に合っていると思うけど…。
あ、それとこの謎の怪しい声援は★★★の仕業よね、ラジオで私が晒されていたようですし。
HNの正体がばれていないからまだよかったけど、これは私に対する挑戦状よね？
あの「闇電波」、覚えてなさい…:_+)
「サンタ風のメイド服で雪が舞う空を舞う…。ここは素直に豆腐に感謝しようかしら？って何を(ry」
★★★ 今週のキーワード 『 お 姫 様 だ っ こ 笑 』 ★★★
イベント「表彰式と仮面の魔術師」 †
スワロウテイルは、ミス新星となった継美を拘束し、同時に継美に変装して表彰式に現れることで《恋人》のカードの横取りに成功する。
しかし、拘束された継美は豆腐が渡した支ノ上のブレスレットにより助け出され、変装は★★★に見破られる。
追い詰められたスワロウテイルは《恋人》のカードを持って逃亡する。
《戦車》のカードを使ってスワロウテイルに追いついた豆腐と継美(機動型ねんどろいどに憑依)は、カードを奪還すべく継美が先制攻撃をかけようとする。
しかし豆腐は、「好きな娘に人殺しをさせたくない」と告白し、自分の持つ《戦車》とスワロウテイルの持つ《恋人》のカードを交換で見逃す条件を提示。
スワロウテイルはその条件を受諾し、その場を去る。
豆腐は、手に入れた《恋人》のカードを継美に渡した。
え、ちょっと、「好きな人」って何？
時と場所考えなさいよ、思考が止まるじゃない！
取り返してくれた事は感謝するけど、みすみす盗人を見逃しちゃうし、どこまでお人好しなのよ。
まぁ、クリスマスプレゼントとして貰ったあんたの腕輪のお陰で助かったけど。
でもこれ、あの怪しい博士の銘が入っているわよ、一歩間違ったらどうなっていたことやら…。
「あ、まだあいつにお礼言ってない…。」
イベント「KYな狙撃手」 †
ＰＣが表彰式のステージに戻ったその時、会場に鋭い殺気が走る。
ＰＣ達は要人のフォローや襲撃者の発見を試みるが空振りに終わり、音羽南海子が狙撃され、即死する。
しかし、音羽南海子は★★★の手当てにより一命を取りとめる。
イベント「ラビリンス&エンジェルス2.0大会」 †
継美の見事なフラグブレイクによりＰＣチームが消滅し不参加に終わる。
※ フラグブレイク：継美がおこしが豆腐の敵として参戦すると宣言したため、手のひらを返して豆腐を追い払っておこし側に寝返った。
何か凄い勝負の末、「アルファ=オメガ、猫チーター、サメボンベ、九条ねぎ、働車ロール」の超ＡＩチームが優勝したらしい。
あぁ、お姉様が豆腐の敵として戦いたいなら、喜んでお供致しますぅ♪(+_+)
豆腐はそこでお姉様のお相手をしなさい、ボコボコにされて地を這っているのがお似合いよ。
お姉様の傍らにいれるだけで幸せなの。
「あの控えめながら形のよい胸、鍛え抜かれながら鮮やかなラインを保つ足、その凛々しくかｇ（語り出したので省略）
《世界》のカード †
豆腐は、先の猫探しの件の礼としてアルファ=オメガから《世界》のカードを受け取る。
エンディング「影に潜む真実」 †
★★★はＳ美さんからクリスマスプレゼントとして驚くべき情報を告げられた。
エンディング「渦巻く策謀」 †
豆腐の家の鍋パーティに現れた支ノ上はセンセイに少なくない額のキャッシュを渡す。それも、こんかいだけでなく定期的に渡しているらしい。
また、支ノ上は撃たれた音羽南海子を見舞いに訪れてもいる。
エンディング「夜空に舞う雪に想いを込めて」 †
鍋パーティの最中に買い物に行かされた豆腐と継美。
継美は、新星祭で追い払ったお詫びとして豆腐だけのために一級品のケーキをプレゼントする。
そのときに、「私の誕生日昨日だったの:_-) 腕輪は、聖夜ではなく誕生日としてプレゼントしてほしかったなぁ♪」と毒舌される。
豆腐は継美のために赤道直下のトーキョーＮ◎ＶＡを雪とオーロラで飾り付けた。
そういえば、「好きな人」ってどういう意味よ。聞き返してもなんて言ったか答えないし。
タイミング完全に逸しちゃったなぁ、でも私の誕生日を忘れてたくせにかっこつけるんじゃないわよ、馬鹿:_-)
まぁ、このオーロラで勘弁してあげよっか。
「豆腐、今日は色々ありがとね。」
第７話〜第１０話 幕間 †
７〜１０話は幕間とします。
今回はエンディングが奇麗に収まったので後日譚のネタがいまいち出てこないッス；；
例によって各自で改変願います。
戦車 †
皮肉にもウェットのバサラが手にした《世界》のカードは奇妙な冒険の幕開けだった。
ねぎ「無駄無駄無駄ァ！私は《世界》のカードでエキストラを止めるぞぉ！豆腐ゥゥ！！」
ミロク「我が流法(ｽﾀｲﾙ)は《カゼ》ッ！俺の〈旋風撃〉は貴様のバルーンなどまとめて消し去るぞ！！」
これは、数十年後に発表される「tofuの奇妙な冒険」という長編コミックの抜粋である。
正義 †
ひきこもりの娘を持つ父親は新たな問題を抱えていた。
スポーツのスター選手に傾倒したり、性的なフィクションに没頭したり、自分の殻に閉じこもるのも、思春期ならばある程度は仕方ない。
しかし、【娘に彼氏が出来た】となれば話は別である。
思えば、娘が8年前に交通事故に遭い自分で歩けなくなってから、娘の人生は狂いだした。
当時はまだ私は事業を立ち上げたばかりで借金の返済もままならない状況、とても完治に必要な高額な治療費を出せなかったのだ。
そのため車椅子での生活を強いる事になり、学校でも時折事故の事がフラッシュバックして悲鳴を上げたりと不安が絶えない日々が続いた。
それが原因でいじめが始まり、中学校に進学した辺りで現状に耐えかねて家に引き篭もるようになってしまった。
あの時の輝きを失った虚ろな娘の目を見るに堪えなかった私は、少しでも外の世界に触れて欲しいと思ってPCを買い与えた。
それからからか、娘は電脳世界にのめりこんでいったのは。
自分で行動するようになったのは嬉しかったのだが、電脳世界にログインしている時の娘は話しかけても男の言葉遣いだったりとまるで別人のようだった。
一昨年頃にはある日を境に目の輝きが戻って今のような性格になった。
そういえば、その時PCが当時の最新のに変わっていたな、確か現実と電脳世界を同時に認識出来る機能≪フリップ・フロップ≫がある機種だったような…。
娘が自分で電脳世界でお金を稼いだらしいのだが、聞いても教えてくれなかった。
その事も気になるところではあるのだが、それ以上に問題なのはPCを買い与えてから暫くして行った定期検診の時の問診で「事故当時の事を覚えていなかった」ことだ。
急に記憶が消えたりする事があるのだろうか？
他にも思春期な年頃のせいなのか、色々趣向に不安を覚える事がある。
だが、今では足のリハビリも自分でするようになり、娘はまだ殻にに閉じこもりがちではあるが学校も通信制なら通うと承諾してくれた。
娘の問題はまだ山積みだが、ようやく娘が元気になる兆しが見え始めたのだ。
そして、仕事も軌道に乗り始めた矢先、今度はその大事な娘が同じ年頃の男の子と一緒に行動している事が判明したのだ。
前まで住んでいた旧居で不審者の侵入事件があり、私は娘の身の安全を守るためセキュリティが堅い新居に移り住む事にした。
しかし、不審者が侵入するような事はなくなったが、娘が急に出かける事が多くなったのだ。
部屋に引き篭もってばかりだった娘が外出するようになったのは、とても嬉しい事だ。
だがしかし、娘の鞄には性的なフィクションのゲームをぎっしり詰めこまれ、普段娘が着るはずのない偏った趣向の衣装を毎回違うものを持っていたのが気になった。
探偵に調べさせたら、その行き先がその男の子のところだということが分かり、しかも娘が傾倒しているスター選手の女の子もいるではないか。
そしてその男の子にその偏った趣向の衣装を着せて娘は悦に浸って写真を撮ったり、スター選手に異常な程密着していたり、弟妹達であろう幼い子供達と鞄にあるゲームをやっていたりと…。
父親として放置するわけにはとてもいかない内容が分かったのだ。
妻に娘を躾けるようお願いしたが、「年頃の娘のプライベートに過度に干渉するのは父親としてどうなの？」と取り合ってくれない。
同じ年頃の娘を持つ部下にも相談したが、「もう精神的には立ち直って高校生活を楽しんでいるのだから暖かく見守るべき」と一蹴された。
やむを得ず実家の両親に電話もしてみたのだが、「親馬鹿なのはわかるけど、いい加減子離れしないといけないでしょ？ あんたは子供の頃から…」と小一時間説教された。
周りは頼れないので私が娘に直接問いただそうとしたのだが、そういう時に限って仕事の連絡が入って娘に会う事すらかなわず、家に中々帰れない状態である。
時折メールの誤送信などによる連絡ミスが私にやけに来る時もあるのだが、気のせいだろうか？
どうしてこの世の中はこうも不都合な世界なのだろう、と何度ため息をついたことか。
ただ娘の事が心配なだけなのに…。
そんなある日、私はやけ酒の後に同僚と賭麻雀をしてから深夜に帰宅した。
娘の部屋の電気はまだついていたので、恐らく起きているのだろう。
ノックしても娘が勝手につけた防音壁によって返事があるはずもないのだが。
酔いもいい感じに回っていたので、飼い猫に愚痴をこぼしてみたが、半分を話さないうちにその場で寝てしまった。
何故だろう、今夜は月が綺麗に見える。
…そういえば、麻雀で巻き上げた部下の持ち合わせがなかったから、高価そうなオカルトな模様のカードを預かったのだっけ。
あいつも変な趣味持っているなぁ、とからかい半分で取り上げたに近いのだが…。
はて、なんだろう、これ？
まぁ、明日は取引先の千早重工の重役との会議があるから、閑話休題のネタとして聞いてみるか。
この「お父さんの本気事件」はＮ◎ＶＡの全ての父親の共感を呼ぶ事になる。
隠者 †
音羽組の構成員がマーダーインクの襲撃で殺害された…現在のＮ◎ＶＡでは日常である。
しかし、殺された構成員が大量の“白い粉”を悪名高い発明家の元に運ぶ最中だったとなると話は別である。
特務警察は捜査に乗り出し、ウェブには流言飛語が飛び交い、ドラッグの末端価格は激しく変動した。
そして、小麦粉の使用方法を覆す「粉塵爆発革命」へと発展するのである。
運命の輪 †
新星祭にて継美ブレイクを果した影電波では、もう一つの潮流が生まれ始めていた。
「イースターうさぎ女性説」である。
問い合わせのメールや捏造画像が多数出回る中、一通のメールが届く。
「娘に彼氏が出来たらしいのですが、その彼氏の性別が良くわからないのです。娘は男性向けフィクションを好んだり、女性のスポーツ選手に異常に執着するのでとても心配です。どうしたら良いでしょうか？」
世に言う「二兎を追うもの事件」の幕開けである。
★「男だろうが女だろうがバイだろうがレズだろうが白だろうが黒だろうが現代の技術なら問題なくね？
大切なのは、そいつが娘さんと幸せになりたいかどうかじゃねーの、お父ちゃん？
・・・とキャプテンNOVAが言ってたとか言わないとか」
・・・今日の企画は ★ウサギの下着狩り★ に変更になりました〜〜www
次は、AC2010年の曲、シェリル・ノームで 『 ユニバーサル・バニー 』
・・・で番外編突入~
↓ ↓
番外編《葱》の逆位置(前編) †
オープニング「黒兎」「Ｔ・Ｆ」 †
社長である千早雅之に、黒兎とＴ・Ｆは千早重工社長室に呼び出される。
Ｔ・Ｆは液晶モニタ越しのアイコンが表示されている。
そこで二人は、メディアの映像を乗っ取る犯人の討伐もしくは問題の解決を依頼される。
黒兎の能力に疑問を持つＴ・Ｆだったが、情報収集に一役買った事により彼を相方として認め、二人は事件解決のために行動を開始した。
オープニング「刈谷ミロク」 †
目の前の相手を斬殺し、《法王》のカードを手に入れた直後、その力が突如消えた。
自分に挑戦する者は全て葬る事を信条する彼にとって屈辱的な出来事だった。
事態を把握するために部下に情報を探らせながら、事件を起こす相手を誘き出す餌(カード)を手に入れるため、《月》と《恋人》のカードを持つ前波継美に狙いを定める。
ミロクは、この事件と前波継美の情報を手に入れるため、自分が知る情報屋に連絡をつけた。
イベント「共闘態勢構築」 †
カードに忍び寄る魔の手 †
情報を探るため電脳世界を疾風のごとく駆け抜けるＴ・Ｆに何者かのハッキングが行われた。
電脳世界から魔術世界のカードに対してである。
戸惑いこそあったものの、何とかカードの防衛にＴ・Ｆは成功する。
そして、この事件の犯人は《太陽》のカードにて自我を手に入れた「万能ねぎ」というAIである事を突き止め、その製品の開発経緯までを知る事となる。
また、先ほどのカードへのハッキング行為も、同一人物である事もハッキング経路の解析によって割り出した。
居場所も突き止めていたのだが、相手も電脳世界の住人であるため、居場所を気づかれた事を察し、姿を眩ます。
しかし、Ｔ・Ｆは逃げた先も突き止め、逃走ルートを封鎖、犯人を追い詰める事に成功した。
[製品「九条ねぎ」の開発経緯]
・支ノ上博史と七草はこべが「九条ねぎ」という超能力者を作成
・超能力者「九条ねぎ」は実験中の事故で幼くして死亡
・作成者の失踪後にＡＩ化した人格が発見され、製品の元となる
情報交換 †
ミロクが連絡した相手は「Ｔ・Ｆ」。
彼にカードの力が喪失した事実を情報として売り、その取引の支払いとして彼の情報(カードへのハッキング行為と犯人について)を得る。
前波継美の情報については、彼は開示を拒否してきたが、犯人の居場所まで知っているとの事なので、誘き出す作戦を放棄した。
犯人とお互いの持つ事件の解決に対する行動がＴ・Ｆと一致していたため、Ｔ・Ｆと手を組む事となる。
ただ、Ｔ・Ｆには相方として豆腐と顔がそっくりな千早重工のエージェントがいた。
Ｔ・Ｆにのみ協力する事を条件に三人は、犯人が潜む場所で合流する事になった。
突入準備 †
犯人が潜む場所は、千早重工施設内の特別区画だった。
社長に事件の中間報告を行い、特別区画での戦闘を許可してもらう。
ミロクの武装についてもバイクのみ許可を貰い、彼を合流地点まで誘導する。
入り口前にて合流した三人だったが、ミロクと黒兎の対立は酷く、普段はお気楽に生きているＴ・Ｆであるが仕事の成功のために仲を取り持つ。
この一件だけの共闘態勢と割り切って、三人は特別区画へと入っていった。
クライマックス「電脳世界の魔術師」 †
特別区画には、「万能ねぎ」が待ち構えていた。
侵入を察知したのか、自分の分身を増殖させ魔術，支援，精神や物理攻撃を担当するAIを従えていた。
チームワークなぞ皆無な彼らの規律性のない攻撃に対し、戸惑う万能ねぎは劣勢に立たされる。
（多脚戦車をジャックした“ロボねぎ”は旧式のバイクを駆るミロクに駆動系を破壊されて瞬殺。霊能力でリアルに直接干渉する“アストラルねぎ”は黒兎に完封。）
そんな中、万能ねぎの強力な一撃がＴ・Ｆに向けて放たれた。
既にこの時点で《電脳神》の力を使い切っていたＴ・Ｆは、やむを得ず《月》のカードの力を使用、攻撃を退ける。
発動した《守護神》の力を目にしたミロクの黒兎は、Ｔ・Ｆの正体が「前波継美」である事を知る。
戦闘は万能ねぎに圧倒的不利な状況になり、自暴自棄を起こしたのか、万能ねぎは電脳世界での姿を捨て、緑色のツインテールをした物理的に存在する少女に転生する。
そのとき、彼女を見て気に入ったミロクは突如彼女に寝返る。
ウェットである彼女に事件を起こす能力はなく、事件事態は解決しているとはいえ、犯人を捨て置くわけにはいかないＴ・Ｆはミロクと少女に襲いかかる。
しかし、ミロクは巧みなバイク操作でＴ・Ｆの追撃を振り切り、特別区画を脱出した。
エンディング「真相は闇の中へ」 †
事件を報告するため千早重工の社長室にて、千早雅之の前には黒兎と液晶モニタからＴ・Ｆのアイコンが表示されていた。
今回の事件の犯人を討伐、事件が起こらない事を報告し、事後処理(特別区画での戦闘後)について一任してこの依頼は終わった。
Ｔ・Ｆは、万能ねぎの転生については一切触れず、黒兎もまた目で同意した。
依頼解決には彼の協力なしでは為し得なかったため、寝返った事と少女を連れ去った事をは不問として筋を通したのだ。
Ｔ・Ｆは事後処理の後に千早雅之とカードの情報を交換し、《魔術師》のカードの所持者がクーゲルであることを聞き出す。
そして千早雅之は言った。
「で、《法王》のカードの力は一体何処へ行ったのでしょうか？」
エンディング「ならず者の生き方」 †
トーキョーの郊外のバイパスを駆け抜ける二人乗りのバイクがあった。
少女は、人気のない場所でバイクを止めてもらいバイクを降りた。
その少女は転生時は裸だったため、彼の特攻服のジャンバーを羽織っていた。
ミロクは、自分と一緒に来るよう言うが、少女はそれを断り、少女は彼に助けてくれたお礼として《太陽》のカードをミロクに渡した。
少女は自分の人生を歩むとして、彼の元を去った。
のちに彼女は「刈谷ねぎ」と名乗り、ストリートミュージシャンとして噂となる。
エンディング「夢から覚めるとき」 †
グリーンエリアの一角に住む前波継美は、モニタを前にして一息ついて依頼達成に満足していた。
《法王》や《太陽》のカードの行方や犯人のAIがどうなったのか、は気になっていたが、それは追々調べるつもりでいたのだ。
しかし、自分の相方が誰だったのか、の記憶がぼんやりしていた。''
新星祭の前までは電脳世界での出来事を殆ど覚えていなかったが、豆腐に告白されてから徐々にではあるが電脳世界の記憶を取り戻しつつあった。
だが、まだ欠落箇所があり、かつ新星祭前の記憶は殆ど取り戻しておらず、電脳世界での暗殺(脳焼き)については思い出していなかった。
今の継美にとって、自分が電脳世界で何をしていたかを思い出せない事が怖かったが、それについても後で調べようと思ったいたのだ。
満足感の余韻に浸っていた時、隣で引越をしているかのような大きな物音が耳ざわりに聞こえた。
その音が静まって少ししてから、玄関のチャイムがが鳴る。
玄関のカメラには豆腐が身なりのいい服を着て立っており、継美は何も警戒する事なくドアを開けて彼を出迎えた。
彼は継美の事を「Ｔ・Ｆ」と呼び、彼女の手を強引に掴んで自分の部屋に連れていこうとする。
隣の引越しの音は、黒兎が継美の部屋の隣に引っ越してきたものだった。
彼は、千早雅之に依頼の報酬として、継美の住むマンションを希望したのだ。
理由は、今回の一件で電脳世界で高い能力を持つ「Ｔ・Ｆ」を自分の仲間に引き入れるため。
何故Ｔ・ＦというHNの本人なのかを知っているのか？
豆腐がこんな行動を取るとはとても思えない、一体どうしたのか？
色々な疑問に継美は戸惑うが、そこで彼が電脳世界での依頼での相方だった黒兎だと言うことを思い出す。
掴んでいた手を振り払われた黒兎は、自分は豆腐より優れている事を証明すると言い、継美に豆腐と別れて自分の元に来るよう迫る。
「前波継美」としてではなく「Ｔ・Ｆ」として。
拒む継美に黒兎は、電脳世界での活躍を豆腐に密告すると脅迫するが、その事実を既に豆腐は知っている、と継美は屈さない。
そして、黒兎はこう言った。
「じゃぁ、豆腐に君が電脳世界で数え切れない程の人を発狂させて殺してきた事も言ってもいいのかい？」
番外編《葱》の逆位置(後編) †
継美のターン・�� †
身に覚えのない電脳世界における殺人の犯人と指摘された継美は、過去の自分の電脳世界での行動を調査する。
自分のPCに施された「自分が設定した覚えのない堅牢な障壁」を突破し、過去ログの参照に成功する。
ちょっと前まで障壁を突破できなかったのだが、カードの事件を通して彼女自身の能力は飛躍的に上がっていたのである。
そしてログより該当データを検索した結果、軽く三桁を超える該当データの一覧が画面に表示され始めた。
(ショックのあまりそのときは検索処理を最後まで見る事が出来ず300件程で処理を止めたが、正確な該当データ件数は1023件である)
内容には、マーダー・インクの所属員や同じ年頃の学生など老若男女，裏社会への関わりを問わず様々な人が対象となっていたのだ。
継美は、その自分の殺人履歴の前に恐怖と罪悪感で押し潰さそうになる。
レイのターン †
継美はレイに相談する。
レイは必要とあらば相手を殺して自分の正義を通す人種であり、過失や迷いで人を殺したり救えなかったりした経験のある人種である。
事情を知ると「必要な殺しは悪じゃない。希望するのなら犯罪者として逮捕してやるが、継美はどうしたいのか考えろ」
とシンプルかつ丸投げな方法を示す。
継美の悩みの中心が「豆腐に嫌われないか心配」だと知ると２秒で豆腐に電話して継美の部屋に呼び出す。
自分の殺人経歴に悩んでる振りをして豆腐の殺人に対する感情を聞き出すと退出する。
豆腐のターン †
継美に事情を打ち明けられると継美を拒絶せずに「罪を償う方法を探すべきだ」という方向性を示す。
黒兎が隣に引っ越してきたと知ると兄弟総出で押しかける。
黒兎のターン †
押しかけてきた弟妹にプレゼントを配ったり、高級食材でもてなしたりしつつ、豆腐にお金の大切さを説くがケンカ腰なせいで話が噛み合わない。
音羽南海子のターン †
音羽南海子はＴ・Ｆにいつも通りの殺しの依頼をよこすが、継美は殺しから足を洗うと宣言される。
南海子は殺しの依頼先を黒兎に変えると、使えない駒になったＴ・Ｆの情報をマーダー・インクに売った。
継美のターン・�� †
継美は自分を受け入れてくれた豆腐に感謝し、レイが所属するブラックハウンドに入隊して犯罪者から市民を守ってそれを償いとする事を約束する。
翌朝、継美は黒兎を訪ね、豆腐に自分の過去の行いを話し全てを受け入れてくれた事を告げて、黒兎の誘いを断る。
黒兎の新居を後にした豆腐達一行を送り届けるために外に出た継美は、その足で保護と就職の相談の為にレイがいるブラックハウンドを訪ねる事を豆腐に伝える。
豆腐は継美にマンションで待つよう告げ、弟妹達を家に先に送り届けるために一端と別れる。
しかし、継美は豆腐をこれ以上巻き込まないために、一人でブラックハウンドへ向かう。
ブラックハウンドへ向かう途中、カードを狙うマーダー・インクの殺し屋達の襲撃に遭う。
数は幹部と思われる二人と取り巻きが数十名程、普通の女子高生なら取り囲まれた段階で恐怖する状況である。
継美は怖じ気づく事なくＴ・Ｆの仮面を捨て自らの意思で応戦するも、数に勝る相手に劣勢となり、ついに殺し屋の斬撃に倒れる。
その時、豆腐と黒兎が駆けつけ、豆腐は継美を庇って逃走、黒兎は残った殺し屋を始末した。
逃避行の途中、継美の腕に付いていた支ノ上の腕輪が作動して継美が負った致命傷を治し、継美は一命を取り留める。
豆腐に連れられてブラックハウンドに着いた継美は、「リア充爆発しろ！」と経緯が不明な台詞を連呼するレイに自分の償いについて意志を伝えた。
レイはその意志を受け止め、軽口を言いながらも継美が立ち直った事を喜んだ。
継美は帰り道で豆腐に今回の件について素直に感謝を意を伝え、自分の殻に閉じこもる今の生活を止める事を誓った。
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