最新ffmpeg / ビデオオプション


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最新ffmpegのビデオオプション

新しめのビルドの ffmpeg に関するビデオオプションの抜粋です。

Video Options

-b <bitrate>
ビデオのビットレート (bits/s 単位)。500k, 1M といった指定も可能。
デフォルト= 200kbit/s。
  • -qscale や -cqp (x264) を指定したときは無視される
-vframes <number>
"number" で指定したフレーム数だけ変換。
-r <rate>
フレームレートを指定値に変換する。指定しない場合は入力ファイルの値を継承。小数での指定は非推奨。 コンテナとコーデックでfpsが違い、かつ再変換 (-vcodec に copy 以外を指定) する場合はコーデック側のfpsを継承する模様。
  • 分数指定  : 60000/1001, 30000/1001, 24000/1001 等
  • 簡略名指定 : NTSC素材用=ntsc, ntsc-film, PAL素材用=pal, film
    ※NTSC と PAL を間違えて mp4 や 3gp にすると表示タイミングがおかしなファイルになります。
-s <size>
指定した "size" にリサイズする。
  • 数字指定  : 640x480, 320x240 等
  • 簡略名指定 : qvga, vga, sqcif, qcif 等
-aspect <aspect>
出力ファイルの画面アスペクト比を指定。
  • オプション未指定の場合の挙動
    • 入力ファイル情報で [PAR 32:27 DAR 16:9] 等と表示される場合 (avi や mpeg1/2 等画面アスペクト比が読めるコンテナの場合)
      → DAR を維持するように出力解像度から PAR を自動計算
    • 入力ファイル情報で [PAR 0:1 DAR 0:1] 等と表示される場合 (mkv, mp4, avisynth 経由の場合等)
      → 正方ピクセルを仮定
  • オプション指定方法
    • 比で指定  : 4:3, 16:9
    • 小数で指定 : 1.3333 (=4:3), 1.7777 (=16:9)
-croptop (-cropbottom, -cropleft, -cropright) <size>
上下左右を "size" 分クロップ
  • -s の前  : クロップしてからリサイズ
  • -s の後  : リサイズ後にクロップ
-padtop (-padbottom, -padleft, -padright) <size>
上下左右に "size" 分のベタ塗りを追加する。
使い方は -crop と同じ。
-padcolor <color>
-pad オプションで使う色を指定。
000000 (=黒) 〜 FFFFFF (=白) で指定する。
-vn
映像無しで出力する。
-vcodec <codec>
映像コーデックを指定 ("copy" でストリームの直接コピー)
-sameq
ソースと同じクオリティで変換する。
  • -b, -bt, -qmax, -qmin, -qcomp, -qdiff, -maxrate, -bufsize 等のビットレート指定/品質コントロール系オプションは無視される
-pass <n>
パスを指定 (1 または 2)。3-pass 以上はできない。
-passlogfile <file>
エンコード統計ファイルのファイルパスを指定 (-pass 1: 新規にログ作成、-pass 2: 指定ファイルを元にエンコード)
-newvideo
出力ファイルに新しく映像ストリームを追加する

Advanced Video options

-pix_fmt <format>
エンコーダに渡すピクセルフォーマットを指定。-pix_fmt list で一覧出力。
  • xvid, libx264 は yuv420p 入力が基本なので、入力が yuv422p 等でエラーが出る場合は -pix_fmt yuv420p を追加する。
-intra
Iフレームのみでエンコード (フレーム間予測を行わない)。
  • 指定すると同じ品質ならビットレートが増える。同じビットレートなら画質が悪くなる。
-qscale <q>
固定量子化係数 (Constant Quantizer) でエンコード。
libx264 の場合は -cqp の方を使う。
  • -b, -bt, -qmax, -qmin, -qcomp, -qdiff, -maxrate, -bufsize 等のビットレート指定/品質コントロール系オプションは無視される
-qdiff <q>
隣接するフレーム間でのq値の最大変化幅。
-rc_override <override>
動画の特定区間だけビットレートを変えたい場合に指定する。
-deinterlace
インターレース解除をする。 簡易的なものなので出力に納得がいかない場合は AviSynth や AviUtl 等で 事前にインターレース解除したものを食わせてください。
-psnr
PSNR を計算する。
-vstats
vstats_<日付時刻>.log ファイルへ映像エンコード時の統計情報を出力する。
-vstats_file <file>
"file" で指定したファイルへ 映像エンコード時の統計情報を出力する。
-top
インターレース素材のフィールドオーダーを指定。
1, 0, -1 のいずれかで指定。
  •  1 : トップファースト
  •  0 : ボトムファースト
  •  -1 : 自動
-vtag <fourcc/tag>
映像ストリームの FourCC に指定した値を強制的にセットする。
16進数 or アルファベットで指定。
-qphist
エンコード中、適用q値のヒストグラムを表示