美容院へ行こう!


美容院へ行こう!

ねるこみスレには「ねるこみに向けて身だしなみを整えたいけど、具体的にどうしたらいいのかイマイチわからない」という人も多いようです。
このページでは、今まで美容院に行った事のない人が初めて美容院に行くときのために、美容院の予約の仕方から当日の流れまでを説明します。

理容室(床屋)と美容院(美容室)の違い

理容室(床屋)では髪を「切る、揃える、整える」ことに重点が置かれますが、美容院ではヘアスタイルのデザインや美しさに重点が置かれます。免許も別々で、顔をカミソリで剃ることは理容室でしか出来ません。 (ただし、最近では両方の免許を持っているユニセックスサロンと呼ばれるお店や、若者向けのオシャレな床屋さんなどもあります)

美容院に行く前に

1前準備編

1.1どんな髪型にしたいのか?

まったく決まっていなくても大丈夫です。
美容院には必ずカタログがあるので、そこで担当の美容師さんと相談&質問すればOKです。

雑誌の切り抜きや、ネットの画像をプリントアウトしたものを当日持参するのもいい方法です。
美容師さんとしても、言葉で説明されるだけだと「これでいいのかな?」と思いながらカットするわけですから、写真があったほうが断然わかりやすく助かります。


1.2美容院の選び方

美容院はその人の好みや相性がありますので、一概にこういうところが良いという言い方はできませんが、ある程度の目安としてよく挙げられる条件を並べてみます。

  • よい美容院の目安
    ・きれいな店構えで、掃除が行き届いている
    ・価格表が美容院の店内に入らなくても見えるところにおいてある
    ・スタッフの表情が明るく、接客が丁寧(予約の電話の対応もチェック)
    ・親身になって丁寧にカウンセリングを行う
    ・美容師のコンクールでの入賞歴があるスタッフがいる
  • よくない美容院の目安
    ・若いスタッフやお客さんが少ない
    ・スタッフが不機嫌そうだったり、接客がよくない
    ・カウンセリングを丁寧に行わない
    (髪型も決まっていないのにいきなり髪の毛を濡らしたり、シャンプーしたりする。
    カタログを見て「この髪型にしたい」といったときに、カウンセリングを省いてお客さんの言いなりにカットしようとする、など)
    ・頻繁にホットペッパーなどの低料金広告を出している
    ・他の美容院の悪口を言う
    
    もっとも簡単で確実な方法は、 友人にセンスのいい髪形をしている人がいたら「どこの美容院に行ってるの?」と聞いて紹介してもらう事です。
    常連さんの知り合いという事で待遇がぐっと良くなりますし、紹介の特典で割引サービスが付く場合もあります。飛び込みで来店した場合によくある、そこの美容院で一番顧客の少ない(つまりは腕が未熟な)美容師さんが担当につくという事態も避けられます。

1.3予約をする

大抵の美容院では、電話予約を優先しています。また、予約なしでは入れない美容院もあります。
もちろん予約しなくても入れる美容院もたくさんありますが、当日混み合っていた場合、かなり待たされる可能性があります。下手をすると予約でいっぱいでその日は断られてしまう場合もありますので、なるべく予約をしていった方が安心です。予約をしたら、予約した時間の5分前には美容院に着いているようにしましょう。

  • 予約の電話では次の三点を訊かれます。
    ・何をするか(カットだけか、カラーやパーマもするのか) 
    ・希望する来店日時(念のため、第二希望ぐらいまで考えておきましょう) 
    ・担当の美容師を指名をするか 

美容師さんの指名ですが、最初で、どんな人がいるかよくわからない場合は、特に指名しなくてかまいません。
もし担当してもらう美容師さんについて何か希望があるなら(男性・女性どちらの美容師さんがいいとか、同年代の人がいいとか、美容院は初めてなのでよく相談できる人がいいとか)、予約の電話を入れる際に伝えるといいと思います。
基本的に(お店に何も言わない限り)初回に担当した美容師さんが、その後もずっと担当してくれることが多いようです。

いざ美容院へ

2当日編

2.1お店への入り方

お店に入り、カウンターにいる人に「初めてなんですけど、今日大丈夫ですか?」と訊きます(予約をしていた場合は「○時に予約していた□□です」と言います)。
バッグや上着があるならここで預かってもらうことになります。雑誌の切抜きなどを持ってきている場合は、預けるときに取り出しておくか、別の場所に入れておくようにしましょう。

「おかけになっておまちください」と待合い席に案内されるので、座って適当に雑誌を見たり、携帯をいじったりしてしばらく時間をつぶしていてください。
そのうち担当の美容師さんがやってきます。美容師さんが「今日はどうしますか?」と聞いてくるので、自分の希望を伝えます。

  • 「カットをお願いします」
    「カットとカラーリングをお願いします」

(待合い席に案内する前に、受付で希望を聞かれる場合もあります)


2.2カウンセリング

きちんとした美容院なら必ずカウンセリングを行います。
案内された席に座り、担当の美容師さんが髪をさわりながら、髪質や毛量などをチェックしていきます。
このときに「どんな感じでカットしますか?」など先ほどよりも詳しいオーダーを訊かれますので、ここでより具体的に自分の希望を伝えます。

  • 「今より少し短めで、明るい感じにしたい」
    「髪の量が少ないので、ボリュームを出したい」
    「夏らしい感じで、朝に自分でセットしなくていい髪型にしたい」
    「特に決めていないんですが、今までと雰囲気を変えたくて…。今の時期おすすめの髪型ってありますか?」
    「最近の髪型とかよくわからないので、カタログがあったら見せてもらえますか?」
    
    雑誌の切り抜きなどを持っている場合は「こういう感じにしたいんですけど」と言って美容師さんに渡します。

美容師さんは「こうしてください」というお客さんの要求には、似合ってなくてもそのとおりにしなければいけないので、基本的に「こうしたいんだけど似合うと思いますか?」と質問しながら相談するようにしてください。 それから、美容院が初めてという人は「美容院は初めてなんです」と言っておくといいでしょう。より親身になって相談に乗ってもらえます。

どうしてもどうやって決めたらいいのかわからない人は「襟足が長いのは嫌だ」「あまり派手にはしたくない」など、「こういうのだけはやめてほしい」という希望だけ伝えて「あとはおまかせします」と美容師さんにおまかせするのもアリです。「これは絶対にNG」というのがわかっているだけでも、美容師さんにとってはかなり違います。

それから、切り抜きなどを持っていったり、カタログの中から好きな髪型を選んだときに「お客様の髪質だと、写真のようにはならずに○○な感じになりますが、よろしいですか?」と確認される事があります。 髪質や毛量、顔の形などは個人によって違うので、当然写真の雰囲気通りにはならない事もありますから、美容師さんから見て明らかに違う感じになるとわかっている場合、事前に確認されるのです。

その場合は、「このままやったら自分には似合わないですか?」「美容師さんから見て、これよりも他にこうした方がいいって思う髪型ありますか?」などと訊いてみて、美容師さんと一緒に自分に合いそうな髪型を模索してみるといいでしょう。 カウンセリング料は基本料金に含まれているのでどんどん相談してください。

また、ほとんどの美容院では、別料金(500〜1500円程度)で眉カットを頼めますので、眉の形を整えてほしい人はこのときに頼んでみてください。 ちなみに床屋では髭剃りをしてくれると思いますが、美容院ではそのサービスはありません(最近は別料金でやっているお店もあります)。

2.3シャンプー

大抵は最初にシャンプーをします。
イスに座るとソデ付きの前掛け(ケープ)を掛けられますので、ソデに手をとおします。それから仰向けにたおされて、顔の上にタオルをかけられます(目と目があって気まずい雰囲気にならないための配慮です)。シャンプーしてもらうときには軽く目を閉じていてください。

ここで「1000円で髪にツヤを与えるトリートメントができますけど、どうしますか?」などと別料金のオプションを聞かれることもあります。せっかくだからやってみよう、と思う人は「お願いします」と言ってやってもらってください。別にいいや、と思う人は断ってください。どちらでも構いません。

2.4カット

カウンセリングをしっかりしたなら、意見を求められるとき以外、基本的に美容師さんにおまかせしておけばOKです。

カットをしている最中は、美容師さんと話をしたり、用意された雑誌を読んだりして過ごします。担当の美容師さんが話しやすそうな人だったら色々と世間話をしてみるのもいいかもしれません。

もし話すのが苦手だったり、話がはずまない場合は、雑誌を読んでいれば大丈夫です。雑誌を読むときは首を下げすぎず、少し目線を下げて読むようにすると美容師さんもカットしやすいようです。

ちなみに、雑誌を読んでいてもいなくても、美容師さんは時々お客さんの頭の位置や角度を修正しますが、これは別にお客さんの姿勢がどうこうというわけではなく、途中経過を確認しながらカットしているだけですので心配いりません。

2.5スタイリング

カットが終了すると、もう一回シャンプー台で軽く流し(カットの方法によってはしない場合もあります)、ドライヤーで髪を乾かした後、スタイリングをしてもらいます。

このとき「家ではどんな感じでセットすればいいんですか?」と訊いておきます。せっかく美容院で格好良くしてもらっても、普段自分でセットできないとどうしようもないからです。
「どんなスタイリング剤を、どのくらいの量つかって、どんな風にセットするのか」忘れずに訊いておきましょう。実際にスタイリングしている最中の美容師さんの手先もよく観察しておきます。

ここで、「これすごくいいワックスなんですよ。この店で売っていますのでよかったらどうですか」などと商品をおすすめされることもあります。
美容院で売っている商品はよい品質のものも多いのですが、少々高めですので、そこまでお金をかけたくない人は「ちょっと高いですね〜。また今度にします」とか「今つかってるのがまだ残ってるんで」とか適当に断ってください。
気に入ったから買ってみようかな、という人は、帰りに買って帰るといいでしょう。お会計の時にカウンターで申し出れば買えます。

2.6お会計

カウンターで荷物を受け取って、会計を済ませます。
受付で美容師さんと受付の人に「お世話になりました」と挨拶。
お店を出て終了です。おつかれさまでした!


参考リンク