MewはEmacsをベースとしたメールクライアントです。 CUI,GUIのどちらでも使えることから、遠隔地からログインして、CUIしか使えないときにもメールを送受信することができます。またキーボード操作が前提となるため、マウスを扱わなくてもすべての操作を行うことができます。
Mewの設定はこちら?
表記 | 意味 |
---|---|
[C]-[x] | Ctrlキーを押しながらxキーを押す. |
[M]-[x] | Metaキーを押しながらxキーを押す.Metaキーは普通のキーボードには付いていないが,Altキーで代用できる(つまりAltキーを押しながらxキーを押しても良い).もしくは,Escキーを押していったん話してからxキーを押すことでも代用できる |
[M]-[C]-[x] | CtrlキーとMetaキーの両方を押しながら,xキーを押す.C-M-xも同じ |
[S]-[mouse-1] | Shiftキーを押しながらマウスの左ボタンを押す. |
[RET] | EnterキーまたはReturnキー.C-mも同じ |
[DEL] | MeadowではBackspaceキー |
[ESC] | Escapeキー.C-[も同じ |
[TAB] | Tabキー.C-iも同じ |
[SPC] | Spaceキー |
操作 | 内容 |
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[Meta]-[x] mew | Mewの起動 |
[i] | メールを取得する. |
[.](ピリオド) | 添付ファイル付きメールを正しく表示 |
[C]-[c] [C]-[l] | 文字化けしたメールを正しく表示 |
[I] | メッセージの全体を取得. [I]を押すと`T' マークの付いている一部だけが取得されたメッセージの全体を取得する。 ローカル・フォルダで実行した場合、入力ケースと `mew-mailbox-type' により取得方法が決まる。`mew-pop-delete' または `mew-imap-delete' の値が `t' なら、メールボックスのメッセージを削除する。 リモート・フォルダで実行した場合、ケースと取得方法はそのフォルダから決まる。サーバ側のメッセージは常に保存される。 |
[p]または[↑] | 上のメッセージへ移動 |
[n]または[↓] | 下のメッセージへ移動 |
[v] | メールの中身を見る・見ない |
SPC | メールの中身を見る |
zv | 省略された受信メールのTo:を表示.受信メールの To: に多くのアドレスが記載されているとき、後ろの方は".." で省略されます。 |
[d] | 削除マークを付加 |
[u] | 解除 |
[d]をつけた後、[x] | 振り分け(trash)に移動 |
[D] | trashディレクトリの中身を完全に削除する。 |
自動では削除されませんので、定期的に削除するようにしてください。 | |
[w] | メールを新規作成 |
[C]-[c][q] | メール作成中止。確認があるので[y]を押す。 |
[C]-[c][c] | メールの送信。確認があるので[y]を押す。 |
[q] | Mewを一時的に見えなくする。戻すには[C]-[x][b]で*+inbox*と入力する。 |
[Q] | Mewが使ったすべてのバッファを消して終了する。 |
[C]-[x][c] | Emacsが終了する。 |
Emacsが終了すればMewも終了する。 | |
[C]-[c][i]または[C]-[c][TAB] | 挿入したい場所にカーソルを持って行き実行すると,署名を挿入.˜/.signature に自分の署名を書いておく必要がある. |
[o] | 振り分けを行う。振り分け先をhogeディレクトリにしようとすると、+hogeと入力する。 |
[x]を押すとフォルダ振り分けを実行する。 | |
[g] | [g]を入力したあとに,ディレクトリ名を入力することにより,そのディレクトリに移動する。名前を忘れたときは[Tab]を押すと、自動的に補完してくれる。 |
[s] | 一覧の更新.updateを選択することで、現在の一覧を更新させます。 procmailなどでMewの管理ディレクトリに直接メールを配送しているような場合、これをしなければ一覧に現れません。 |
[?] | メールの検索 |
「Pick pattern:」と出るので、Fromにhugaが含まれている場合を選択したい場合は、「Pick pattern: from=huga」のように指定する。この方法ではメールに*のマークが付く。 | |
[P],[N]を使用して*がついたメールに移動することができる。 | |
マークを全消去したいときは[U]を押して「Input mark: *」とする。 | |
検索条件は併用させることができる。例えば、「Pick pattern: (to=hoge|cc=huga) & !from=test」とすれば、ToがhogeまたはCCがhugaであり、かつFromにtestが含まれない、という意味である。 | |
[']を使用すると、ヘッダに限らずメールの本文からも一致するものにマークを付ける。例えば、「Grep pattern: test」とすると、メール全文からtestに一致するものに*がつく。この方法は[?]に比べてやや低速になる。 | |
*をつけずに該当するメールだけ抜き出す方法もある。この場合、複数のディレクトリを対象とすることができる。やり方は[?]は[/]、[']は[Ctrl]+[u], [/]に置き換える。inboxとtrashを該当に入れる場合は、「Folder name: +inbox,+trash」のように指定する。 | |
[S] | メールのソート。デフォルトは'Date'となっているので、日付順にソートする。 |
[Ctrl]-[c][a] | 添付ファイルを貼り付ける準備をする。その後[l]または[c]を押して場所を指定する。TAB補完が使用できる。 |
[Ctrl]-[x]-[s] | 書いているメールを下書きとして保存.emacs での保存と同じように[Ctrl]-[x]-[s] とする. 大抵は ~Mail/draft にメールが保存される. 後からメール書きを再開したい時には, Summary モードで[g] として [+draft] に移動し, そこでメールを選択して[E] とすればよい. |
以下に `U' マークに関するコマンドをまとめます。 `zSPC' `SPC'、`n'、および `p' が読み進める対象とするメッセージを反転させる。 反転とは、「`U' マーク、`*' マーク、およびマークなし」と「`U' マーク および `*' マーク」に対し、一方を他方へ変えること。 `M-u' `U' マークを付ける。
http://linuxmaster.web.fc2.com/mew.html http://www.math.kyoto-u.ac.jp/kusmhelp/MH_on_Emacs.html
Information-students:; という宛先には意味があるとの説明がありました。 この「:;」の間に入る宛先が伏せられるとの話でした。
.emacsファイルに以下のように記述します。
; From, Toによる振り分け (setq mew-refile-guess-alist '(("From:" ("hoge@example.jp" . "+from/hoge") ("huga@example.com" . "+from/huga")) ("To:" ("ml@example.jp" . "+ml"))))
これで送信者がhoge@example.jpは+from/hogeに、huga@example.comは+from/hugaのディレクトリに振り分けられます。また、宛先がml@example.jpの場合、+mlに振り分けます。
Mewを起動して[Meta]-[o](Metaキーがない場合は[Esc]を押して[o]を押す)をすると、自動的に振り分けマークを付けます。[x]を押すと実際にディレクトリに振り分けます。
(1)フォルダの削除
いらなくなったフォルダを削除するには,まず,~Mail/以下にある不要フォルダ名のディレクトリを削除します.そして同じく ~Maill/以下にある .foldersというフォルダ名を記述したした設定ファイルがありますの,そこから不要フォルダ名の記述を削除します.(とりあえず削除できたので,載せました.)