文章作法


文章作法

■書き始め  

 

 本文は一字下げて書き出します。改行して新しい段落に入る場合にも、やはり一字下げます。 段落は意味のまとまりとして意識すること。ただし、かぎ「」からはじめるときは、一 字下げなくて良いです。

 

例 

 

いま老人は舷から突き出ている三本の若枝の揺れ具合を見守り、釣綱が上から下まで垂直に垂れ下がって  【誤】       

 

 いま老人は舷から突き出ている三本の若枝の揺れ具合を見守り、釣綱が上から下まで垂直に垂れ下がって  【正】

 

■会話にはかぎ「」をつけます。

 

例 

 

運が向くように、おじいさんおまえもな  【誤】  

 

「運が向くように、おじいさん」 「おまえもな」  【正】

 

■疑問符や感嘆符の後には一字分空けます。

 

例 

 

 海はどんな具合に見えるだろう?あんまり高くなければ  【誤】   

 

 海はどんな具合に見えるだろう? あんまり高くなければ 【正】

 

■…… ―― 三点リーダーやダッシュは二字分使います。

 

例 

 

 薄紫色のその翼―というのはつまり胸鰭だが―これを大きくひろげ   【誤】    #br   薄紫色のその翼――というのはつまり胸鰭だが――これを大きくひろげ【正】

 

■まとめ  

 

 以上最低限の原稿作法です。これを守ることは親切で読みやすい文章を書く、 基本なのでしっかりと覚えてください。 

 

 例文引用 「老人と海」アーネスト ヘミングウェイ

 

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