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中性浮力

 中性浮力をもっとうまくなりたいという方もいることでしょう。中性浮力がとれているダイバーは身動きすることなく、まるでピアノ線で吊られているかのごとく一定位置を保ちます。
 上級者向けの練習方法です。中性浮力のスペシャリティ講習では水中であぐらを組んで練習しますが非現実的です。やはり実際のダイビングに即した練習をするべきです。上手にみえるダイバーであっても無意識のうちにフィンで深度調整をしています。中性浮力の上級者講習はフィンを脱いで中性浮力をとる練習をします。フィンを脱いで水平状態になりホバリングする練習です。やってみるとわかりますが、自分は中性浮力が上手だと思っていても、実際にフィンなしでホバリングするのは難しいものです。肺の中のエアーや呼吸のタイミングが乱れるとすぐに水深が変化してしまいます。フィンなしでホバリングできるまで練習します。これで完了かというとそうではありません。テクニカルダイビングの講習ではフィンを脱いだ状態でホバリングしながら、さらに別の操作やトラブル対応のスキル練習をします。マスク脱着のように呼吸が乱れる動きをしても中性浮力を維持できるように訓練します。通常のダイビングではフィンなしでホバリングしながら写真撮影をしたり、フロートを打ち上げたり、スレートに文字を書いたりすることができるようになれば上級者の仲間入りができます。さらには背面状態(仰向き)でも同じことができるようになれば自信をもって良いでしょう。人間の脳は同時に複数のことを処理するのに難があります。他の動きをしながらでも、無意識に中性浮力が保てるようになるのがゴールです。

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