オープンウォーター講習、アドバンスドオープンウォーター講習で習ったコンパスのもっとも有効な使い方がサーチです。
サーチにはスパイラルサーチ、ユーサーチなど各種方法があります。大事なことは真っすぐ(正しい方角に)、正確な距離を進むことです。これはまさに講習で習うコンパスの使い方です。ナビゲーションとサーチでは必要となるスキルが違います。にもかかわらず、コンパスをナビゲーションの中心スキルように教えてしまうところで講習生が混乱してしまいます。
水中で真っすぐ、正確な距離を進むことはかなり難しいです。特に流れがある場合は流れの強度を考えて補正しながら泳ぎます。これにはかなりの集中力が要求されます。サーチ作業がコンパス担当と目標物をさがす担当のふたり一組でおこなうのはこのためです。
それでも実際にはひとりでさがさなければならないこともあります。水中でいなくなったゲストや落とし物をさがすときです。流れているときはリールをはって指標として使います。筆者が使っているリールは5mおきに印がつけてあり、距離をはかることができるようにしてあります。
サーチはゲーム感覚で楽しめるダイビングのスキル講習あるいは遊びでもあります。