Mask


マスク

 「マスクを選ぶときはストラップをつけずに顔にあててフィットするかどうか確認しましょう」と、何を読んでも書いてあります。そんなことで合うマスクが見つかるほど簡単な話ではありません。水中ではレギュレーターをくわえているので口の形状、正しくは鼻の下の形状がかわります。陸上で合わせたところで、たいして意味はないです。
 マスクのカタログを読むと効用がいろいろ書かれてあります。高いマスクならば合うかというとそうでもないです。筆者は3,000円程度のマスクを今でも愛用しています。3万円のマスクを買ったときは水中で何度試しても顔に合わず誰かにあげようかと考えたくらいです。結局、顔に合うポジションとストラップの強さを見つけるまで1年以上かかりました。
 経験上、ひとつ言えることは日本人にはTUSAやGULLが日本市場向けに出しているマスクが比較的日本人の顔には合いやすいです。何を買うかはデザインとお財布で決めればよいと思います。
 近視の方はマスクに度を入れることをおすすめします。コンタクトで潜るとマスクの中に水が入ったときやマスクが外れたときに目が痛くなります。コンタクトが流されてしまうこともあります。裸眼で潜れるよう自分にあった度入りのマスクを購入し、持参するのが良いです。
 マスクを購入するときはマスクストラップも一緒に買っておきましょう。ストラップがあると、髪の毛に引っかかる不快感がなく、スムーズにマスクの脱着ができます。陸上はともかく、水中での脱着を考えると少しでもストレスが減る方法で器材を揃えるので鉄則です。
 マスクを買ったら、まずやるべきは油落としです。レンズの表面にスカートのシリコンから出た油が付着しています。ホテルにおいてある安物の歯ブラシと歯磨き粉を使いレンズ面だけではなく、スカート部分も丁寧に磨きます。水洗いをし、これを2-3度繰り返します。その後、BCDにぶら下げるなどの方法で実際に水中にもっていき、2-3本潜ります。こうすることでシリコンの油が完全に落ちます。あとは毎回のダイビングで曇り止めをおこなうだけです。曇り止めに関してはスキルのページをお読みください。
 使用後のマスクは真水でよく洗います。その後、風通しのよい日陰で乾かします。すぐに片付けるとカビがはえます。直射日光に当てて乾かすのは止めましょう。マスクに限らずダイビング器材に紫外線は大敵です。シリコンやゴム類が急激に傷みます。どうしても急いで乾かさなければならない場合は水気が飛ぶまでとし、できるだけ早く日陰にもっていくようにします。保管や移動にはマスク専用のボックスを使います。裸のまま器材バッグに入れるのは、取り出すときにストラップをひっかけてしまい予期せぬ事故や破損につながります。

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