そよ風が額にかかった茶色の髪をなびかせ、Vネックのニットシャツの胸元からのぞいたこげ茶色の胸毛を揺らせた。
バークは手首をかえし、茶色のうぶ毛に包まれた金色の時計をみた。。胸にびっしりと生えた毛を指ですく。
汗の下で肌がブロンズ色に輝いている。濡れた胸毛がもつれ、触ってほしいとせがんでいるようだ。
ズボンの下からは毛におおわれたたくましい脚が現れた。
「バーク?」「え?」「胸に毛が生えてる・・・」 「なんてことだ。いったいいつ?」 「これを正しく表現する言葉はひとつしか思いつかないわ」 「なんだい?」 「おいしそう、よ」
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