システムマンの心得 †
- 社会人として常識を持つことは当然であるが、会社(企業)人としての自覚を持つこと。
- 会社(企業)人の自覚とは
- 日常の作業は、個人としてではなく企業の一員としての組織活動であることを念頭に置く。
- 企業の目的は、利益の追求であることを常に念頭に置き仕事を通して社会への貢献を果たしている意識を持つ。
- 顧客あっての企業であり、個人の活動により企業が成り立っているという意識を持つ。
- 顧客との応対時、自分は会社の代表であることを常に意識する。
- 知識だけでなく、日頃より知性と判断力を磨くこと。
- ルールと自分の責任範囲をわきまえて約束を守る(人間の常識)。
- 常に新しい事へのチャレンジ精神を持ち続けること。
- システムマンの状況に応じた行動、考え方。
- 上司、営業、顧客担当に報告・連絡・相談をすること。
- 報告とは・・顧客での打ち合わせや作業を行った後、内容(特に問題点)を議事録や報告書にて報告する。
- トラブル発生の場合、とりあえず原因・被害状況を口頭でもよいから報告する。
- 連絡とは・・伝達事項はメモを取り、確実に伝達相手に伝える。
- 社外で1日活動を行った場合、会社へ必ず連絡をする。(出張時、顧客での打ち合わせ・作業などが終了した段階)
- 相談とは…業務上,自分で判断が難しい時、自分は「こうしたい」の考えをもとに相談する。(報告。連絡。相談を良く使ってうまく上司を利用すべし)
- 顧客から要望があった場合、営業担当者に相談する。
- 顧客へ適切なシステム提案ができること。
- 日頃から顧客が何をしたいのか、どうしたいのか。ニーズを把握すること。
- 業務知識を深耕すること(顧客よりも、業務に精通するよう、
習得を図ること)。
- ITを常に意識し、新しい情報・技術・知識の習得に努める。→ 日頃から関連誌に目を通すこと。
- マナーの向上と対人折衝技術を磨くこと。
- 電話の応対で相手を待たせない(たらい回しや担当者を探して相手を待たせない)。→用件を聞くか連絡させることを告げ、自分の名前を告げて一度電話を切る。
- 部内部での業務のセクショナリズムを排除する。(私は○○業務 担当だから、知らない。他の会社が作成したプログラムだから、××に聞いてください、等は駄目。)→ 顧客から連絡を受けたら、会社として対応する意識を持つ。
- 言葉使いは丁寧に。(おあしすを基本とする。)
お : 恐れいります。
あ : 有り難うございます。
し : 失礼します。
す : 済みません。
- 特に顧客との話のなかで、他の顧客、社内他部門及び同業他社の悪口を言わない。
- 仕事はNOから入らない。とりあえず分析や、検討を行いそれから結論を出しても遅くない。
- 顧客からの問い合わせについて、早期に回答すること。
- 無理な作業でNOであっても、「検討してみます」と答え、代替手段を検討する。但し明らかに無理と判断されるものははっきり無理という。(要は自分の判断を超えた場合は、営業、上司と相談し、営業から回答させる。「検討」のままで案件放置にならないこと。)
- YESマンでも駄目。(自分の考えを述べる。)
- 無理なスケジュールについては、事前に顧客、営業と調整をする こと。(受注前は、必ず内部調整を行うこと。)
- ユーザの立場に立って物事を考えることも必要。
- 顧客には、「貸し」を作っても「借り」は作らない。(「貸し」とは、時にはサービスも必要。但し「貸し」である事を顧客に認識してもらう事が大切)
- 聞き上手になること。(相づちと提案を織り交ぜる。)
- 知らず知らずのうちに気がつかない貴方の一言が、顧客に嫌悪感、JIPへの失望感、不信感を抱かせている場合がよくある事を認識しておく感性を持つこと。いかなる場合もトラブル又は喧嘩をすれば、必ず請負者側が損をする。
- 打ち合わせ時、必ずメモをとる。打ち合わせ終了後、顧客に内容を復唱するとともに再確認しその議事録を送付する。
- トラブル時の対応は早く行う。
- トラブル発生時、素早く、上司・営業担当者へ被害状況、顧客の状況を報告し、対応策を相談する。
- いち早く、顧客へ出かけ対応策を検討・提案する。(顧客が怒っているときはひたすらお詫びする。お詫びとお願いは同時には行わない。)
- 対応策を早く検討し、顧客と相談し決定する。
- 対応の進捗状況を、顧客へ刻々と連絡する。
- 対応終了時、改めて顧客へ出向き、原因と今後の再発防止策の報告とお詫びをする。
- たとえ顧客に原因があったとしても、丁重に対応策を提案する。
- 状況により、当社での作業も必要になるため、上司・営業担当者には必ず連絡をする。
- システムマンの日常活動での留意点
- 生産性向上を図ること
- 組織的に生産性指標を持ち、それを目標とするように働きかけること。
仕事の基本は、目標をたて、目標に向かって、予定(作業項目とスケジュール)を作成し、それを実施(進捗チェック)し、評価・見直す事である。
- 自部署、自社、他社の状況の把握に努めること。
- ソフトウェア・エンジニアリングの成果を取り込むこと。
社外研修、書籍、技術者等情報のアンテナを張っておくこと。
- 生産性向上成果を発表し、その内容で他人を説得できること。
- コスト感覚を養うこと
- 見積もり技術を向上させること。
多くの見積もり経験を持つこと。作業の前には、見積もり有り。
- 開発・保守のためのリソースに要しているコストを意識すること。
- 外注要員は、適切に指導すること。
- 全部を外注要員任せにしないこと。
- 品質向上に努めること
- 品質指標を意識すること。
品質とは網羅性の確保である。(仕様の網羅性、テストの網羅性)
- 納入ソフトウェアの品質と受託情報処理によるプロダクトの品質と管理過程が異なることを明確に意識すること。納入ソフトウェア⇒⇒⇒⇒⇒⇒納入後の後戻りが効かない。要は納入ソフトウェアは納期迄に全ての機能の網羅性確保が必要。受託情報処理プロダクト⇒⇒⇒製品検査で後戻りが社内で効く。
- 品質は、作業工程毎に、作業工程内で作り込まなければならない。
- 作業工程毎の点検が重要。
- 属人的な作業を極力なくすこと。(標準化に則ること。)
- トラブル時は、類似トラブルを想定し、当面の対処と予防処置と同時に対策を立てる必要がある。対処とは一時的処置をいい対策とは恒久的(予防処置含む)処置を指す。
- 顧客先で作業をする時の留意点
- 客先で作業を実施する場合、必ず事前に予定を提出し、当日は、顧客の上司と担当者両方へ開始時に挨拶と作業目的を告げ、終了時に両方へ挨拶と作業報告を行い作業報告書を置いてくる。(顧客の場所と設備を使わせて頂いている、という謙虚な気持ちを持つ。)
「顧客の所に置いてある機器類は顧客のマシンであってJIPのものでは無い、 使わせて頂いているのだ!!!」
以上
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