日録 / 2007-03-10


3月最初のお囃子のお稽古日。
供奴」ばかりを気にしていたので、お調べが終わったところで、先生から「あれ、細撥?は持って来た?」と聞かれて、ギクっと(笑)。今「細撥」と言われたら「越後獅子」しかあり得ないですから・・・(汗)。 一応、2月に最後まで一通りお三味線と合わせてさらっていただいたので、しばらく「越後獅子」はいいのかな?と思っていたため、あまり家ではさらっていなかったのでした・・・。 撥自体は持っていたので「あ、持ってきました」とお答えすると、じゃあ「越後獅子」からねと。なんだか、抜き打ちテストに遭った小学生みたいな気分でした。

越後獅子

越後獅子」も細撥の「ヲロシ?」で始まる曲なので、しんどいのですが、最近「供奴」の太撥?のヲロシで鍛えたせいか?、案外、細撥の「ヲロシ?」がスムーズに打てたので、びっくり(あくまでも、当社比ですよ 爆)。「芝居正天?」の「を打ってみて」と。“テンツクツッテン スケテンテン”の“スケテンテン”が転んでいるので、それだとだらしなく聞こえるから、そこはきちんと間にはまるように打つようにと、注意をいただきました。だんだん「手を覚えたっていうだけじゃダメなんだよ〜」と先生の注意が少し先の領域に及ぶようになってきました。

太撥に持ち替えてからは、段切?前の“天”の当たるところが間違ってしまいました。段切れ近くは、曲ごとに微妙にはまり方が違うので、きちんと整理して覚えないと・・・。

「とにかく、馴れることですね。この曲は全体に軽やかな楽しい感じですから、そういう風に打てるように、馴れましょう」と、全体を通しての注意をいただきました。

供奴

休憩を挟んで、「供奴」の復習。「〜駆けつける」までを、先生の口三味線と張扇・唱歌に合わせて。「大丈夫そうじゃない」ということで、三味線の弾き歌いに合わせて。「おらが旦那はな〜」もそのまま三味線と合わせて、前回お稽古していただいたところまで。クドキの前まで、張扇と唱歌で進みました。聞き覚えのある手ばかりなので、はまりさえ間違えなければ、なのですが、このはまりが難物。これは、何度も録音を聞いて、覚えるしかないですね・・・。 「ここまでくれば、あとは、一調?の前の狂言鞨鼓と、段切れ?の前の早渡り?だから、もう、手付けは終わったも同然ですよ」と先生がおっしゃってました。たしかに、大小とやり取りするところは、ここまでのようです。あとは、手組みを覚えて、馴れることですね・・・。

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